Users Guide

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Storage Management Service の使用
Dell™OpenManage™ServerAdministratorバージョン 5.3
コマンドラインインタフェースユーザーズガイド
Storage Management の CLI を使用すると、オペレーティングシステムのコマンドシェルから Storage Management のレポート、設定、管理機能のすべてを実行できます。また、Storage
Management CLI を使用すると、コマンドシーケンスのスクリプトを作成することもできます。
Storage Management CLI は、Dell OpenManage Server Administrator の omreport コマンドと omconfig コマンドのオプションを拡張するものです。 本章では Storage Management に適用す
る omreport と omconfig コマンドについてのみ述べられています。 詳細については、『Dell OpenManage インストールとセキュリティユーザーズガイド』を参照してください。 Storage
Management の詳細については、Storage Management オンラインヘルプおよび『Dell OpenManage Server Administrator Storage Management ユーザーズガイド』を参照してください。
CLI のコマンド構文
Server Administrator の全コマンドと同様に、omreport と omconfig のコマンド構文はコマンドの「レベル」の指定から成ります。 最初のコマンドレベルは、omreport または omconfig です。
次のコマンドレベルでは、コマンドの対象となるオブジェクトの種類や、コマンドで表示される情報をより細かく特定します。
たとえば、次の omconfig コマンド構文には 3 つのレベルがあります。
omconfig storage pdisk
表6-1 は、これらのコマンドレベルについて説明したものです。
表 6-1.コマンドレベルの例
omreport と omconfig のコマンド構文では、コマンドレベルに続いて、「名前=値」のペアが 1 つまたは複数必要になることがあります。 「名前=値」のペアは、オブジェクト自体(特定の物理デ
ィスクなど)またはコマンドが実装するオプション(「blink」または「unblink」)を指定します。
たとえば、物理ディスクを点滅させる次の omconfig コマンド構文には、3 つのレベルと 3 つの「名前=値」のペアがあります。
omconfig storage pdisk action=blink controller=id pdisk=<物理ディスク ID>
ここで、物理ディスク ID=<コネクタ:エンクロージャ ID:ポート ID | コネクタ:ターゲット ID>です。
この例では、controller=id の id はコントローラ番号のことで、たとえばコントローラ 1 は controller=1 と指定されます。
必須、オプション、変数のコマンド要素の構文
omreport および omconfig コマンドには、複数の「名前=値」のペアがあります。 これらの「名前=値」ペアには、必須、オプション、および変数のパラメータが含まれる場合があります。 表6-
2 は、これらのパラメータを示すのに使用される構文について説明したものです。
表 6-2.パラメータの「名前=値」ペアの構文
CLI のコマンド構文
omconfig コントローラのコマンド
必須、オプション、変数のコマンド要素の構文
omconfig 仮想ディスクのコマンド
omreport storage と omconfig storage のユーザー特権
omconfig 物理ディスクのコマンド
omreport コマンド
omconfig バッテリのコマンド
omreport ストレージヘルプ
omconfig コネクタコマンド
omconfig グローバルのコマンド
omconfig エンクロージャのコマンド
コマンドレベル 1
コマンドレベル 2
コマンドレベル 3
用途
omconfig
コマンドを指定します。
storage
コマンドを実装する Server Administrator のサービス(この場合は Storage Management)を示します。
pdisk
コマンドの対象となるオブジェクトの種類を指定します。
構文
説明
controller=id
omreport storage controller コマンドによって報告されるコントローラ IDを示します。 これらの値を得るには、omreport storage controller と入力してコントロー
ラ ID を表示してから、omreport storage pdisk controller=id と入力し、コントローラに接続している物理ディスクの ID を表示します。
たとえば、controller=id パラメータは controller=1 と指定します。
connector=id
omreport コマンドによって報告されるコネクタ ID を示します。 これらの値を得るには、omreport storage controller と入力してコントローラ ID を表示してから、
omreport storage connector controller=id と入力し、コントローラに接続されているコネクタの ID を表示します。