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omreport chassis processors/omreport mainsystem processors
omreport chassis processors または omreport mainsystem processors コマンドを使用して、お使いのシステムのプロセッサのプロパティを表示します。
次のフィールドに対して値が表示されます。 コネクタ名、メーカー、プロセッサファミリ、プロセッサバージョン、現在の速度、外部クロック速度、状況。
コネクタ名 はシステムのプロセッサ スロットを占有するデバイス名またはデバイス番号を指します。
メーカー はプロセッサを販売する企業団体を指します。
プロセッサ シリーズ は、メーカーが製造した IntelItaniumまたは Pentium III または AMD™Opteron™などのプロセッサのタイプを指します。
プロセッサバージョン はプロセッサのモデルとステッピング番号を指します。
現在の速度 はシステム起動時の実際のプロセッサの速度を MHz で表したものです。
外部クロック速度 はプロセッサの外部クロック速度を MHz で表したものです。
状況 はプロセッサスロットが有効か無効かを示します。
コア数 は 1 つのチップに内蔵されたプロセッサ数を表したものです。
特定のプロセッサの機能とキャッシュプロパティ
特定のコネクタ上のプロセッサのキャッシュプロパティを表示するには、次のように入力します。
omreport chassis processors index=n
または
omreport mainsystem processors index=n
index パラメータはオプションです。 インデックスを指定しない場合は、すべてのプロセッサのプロパティが表示されます。 インデックスを指定する場合は、特定のプロセッサのプロパティが表示されま
す。
特定のマイクロプロセッサ上の機能には、以下のフィールドが定義されます。
Intel プロセッサ
l 64 ビットサポート
l Hyperthreading(HT)
l Virtualization Technology(VT)
l Demand-Based Switching(DBS)
l Execute Disable(XD)
AMD プロセッサ用
l 64 ビットサポート
l AMD-V™
l AMDPowerNow!™
l No Execute(NX)
特定のマイクロプロセッサ上のキャッシュには、以下のフィールドが定義されます。 そのキャッシュがプロセッサの内部にある場合、キャッシュレポートにフィールドは表示されません。
l 速度
l キャッシュデバイスがサポートしている種類
l キャッシュデバイス現在の種類
l 外部ソケット名
特定プロセッサ上のキャッシュごとに報告されるフィールド
特定のプロセッサ上のキャッシュごとに次のフィールドが表示されます。
状態 は、そのプロセッサ上のキャッシュの状態が有効か無効かを報告します。
レべル は、それが 1 次キャッシュか 2 次キャッシュかを示します。 1 次キャッシュは、プロセッサに内蔵されたメモリバンクです。 2 次キャッシュは、1 次キャッシュに転送されるデータのステージ領域
です。 2 次キャッシュは、プロセッサ内に内蔵される場合とプロセッサ外部のメモリチップに搭載される場合があります。 内部プロセッサキャッシュはレベル 1(または L1)と呼びます。 L2 キャッシュは
Intel Pentium プロセッサ システムの外部キャッシュで、2 次的にアクセスされるキャッシュです。 L1 または L2 という呼び名は、そのキャッシュの物理的な場所(内部または外部)を示すものではなく、
どちらのキャッシュが最初にアクセスされるかを示しています(L1、つまり内部)。
速度 はキャッシュがメインメモリからプロセッサへデータを転送するときの速度レートを示します。
最大サイズ はそのキャッシュの最大メモリ容量をキロバイト(KB)で表します。
インストールサイズ はそのキャッシュの実サイズです。