Users Guide

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omreport:Instrumentation Service(計装サービス)を使用したシステム状態の表示
Dell™OpenManage™ServerAdministratorバージョン 5.3
コマンドラインインタフェースユーザーズガイド
omreport コマンドのコマンド概要
omreport コマンドのヘルプ
omreport modularenclosure
omreport about
omreport chassis/omreport mainsystem コマンド
omreport system Commands/omreport servermodule Commands
omreport コマンドを使用すると、システムコンポーネントの詳細が表示されます。 一度に多数のシステムコンポーネントの概要を取得したり、特定のコンポーネントの詳細を取得することができます。
本章では必要な詳細レベルを備えたレポートの取得方法について説明します。
本章に記述したコマンドは、特定 omreport コマンドの結果に表示されるフィールドを定義するかどうかで異なります。 フィールドは特別な用法や、あまり知られていない用法がある場合にのみ定義され
ています。
他のすべてのコンポーネントについては、omreport を使ってコンポーネントの状態を表示し、omconfig を使ってコンポーネントを管理できます。 管理するコンポーネントの設定詳細ついては、
「omconfig Instrumentation Service(計装サービス)を使ったコンポーネントの管理」を参照してください。
omreport コマンドは、omconfig コマンドの実行に必要な情報を得るために使用できます。 たとえば、温度プローブの警告イベントの最低温度を編集する場合は、設定するプローブのインデックスを知
っておく必要があります。 そのような場合は、omreport chassis temps を使って、プローブの一覧とそのインデックスを表示することができます。
表 3-1.omreport コマンドに対するシステムの可用性
パラメータ表の規則
コマンドに使えるパラメータをリストにする場合、パラメータはコマンドラインインタフェースに表示される順ではなくアルファベット順に並んでいます。
記号「 | 」は、パイプと呼ばれることがあり、排他的論理和または演算子を表します。 たとえば、「有効 | 無効」はコンポーネントや機能を有効または無効にできますが、同時に有効と無効にすることはで
きません。
omreport コマンドのコマンド概要
表3-2 は omreport コマンドの高レベルの概要です。 「コマンドレベル 1」列には、一般的な omreport コマンドを示します。 「コマンド レベル 2」には、omreport を使って表示できる主要オブジェクト
やコンポーネント(バージョン情報、シャーシ、ストレージ、およびシステム)を示します。 「コマンド レベル 3」には、レポートを表示できる特定のオブジェクトとコンポーネントを一覧にします。 「必要なユー
ザー特権」とはコマンドの実行に必要な特権の種類を表します(U=ユーザー、P=パワーユーザー、A=システム管理者)。 「用途」は omreport を使って実行される操作に関する一般的な説明です。 コ
マンドの構文と使い方の詳細については、本項で後述します。
表3-2 は、「バージョン情報」、「システム」、および「メインシステムシャーシ」に使用可能な omreport コマンドを示しています。 ストレージ コンポーネントの表示については、「omreport:
Instrumentation Service(計装サービス)を使用したシステム状態の表示」を参照してください。
表 3-2.omreportのコマンドレベル 1、2、 3
コマンドレベル 1
コマンドレベル 2
適用対象
omreport
modularenclosure
モジュラシステム
servermodule
モジュラシステム
mainsystem
モジュラシステム
system
非モジュラシステム
chassis
非モジュラシステム
メモ:本章では、可能なすべての omreport コマンドを一覧にしますが、お使いのシステムで使用できるコマンドはシステム構成によって異なります。 omreport コマンドの結果の表示は、シス
テムによって異なります。 インストールされているコンポーネントのみのデータが表示されます。
メモ:システムに外部シャーシがある場合、表示される結果はオペレーティングシステムによって異なります。 SUSE LINUX Enterprise Server および Red Hat Enterprise Linux のシステムで
は、omreport コマンドは、メインシャーシ情報の後の別の項に外部シャーシ情報を表示します。 Microsoft Windows システムの場合は、外部シャーシのデータは omreport 出力には表示さ
れません。
コマンドレベ
ル 1
コマンドレベル 2
コマンド
レベル 3
必要なユーザ
ー 特 権
用途
omreport
modularenclosure
U、P、A
すべてのモジュラシャーシの情報を表示します。
about
U、P、A
Server Administrator のバージョン番号とプロパティを表示します。
details=true
U、P、A
インストールされているすべての Server Administrator プログラムの情報を表示します。
chassis/ mainsystem
U、P、A
すべてのメインコンポーネントの一般状態を表示します。