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omconfig system platformevents/omconfig servermodule platformevents
omconfig system platformevents または omconfig servermodule platformevents コマンドを使用して、特定のプラットフォームイベントに対して取るシャットダウン処置(ある場合)を設定します。
また、プラットフォームのイベントフィルタ警告生成を有効または無効にすることもできます。
表4-23 は、コマンドの有効なパラメータを表示しています。
表4-24 は、プラットフォームイベントを設定できるコンポーネントとイベントの一覧を表示します。 コンポーネントはアルファベット順に表示しますが、警告イベントは常にコンポーネントのエラーイベントよ
り先に表示します。
表 4-24.omconfigsystemplatformevents
「名前=値」のペア
説明
destenable=true | false
true:有効な IP アドレスが設定された後で、個別のプラットフォームのイベントフィルタ宛先を有効にします。
false:個別のプラットフォームのイベントフィルタを無効にしますÅB
index=number
宛先のインデックスを設定します。
ipaddress=ip address
宛先の IP アドレスを設定します。
communitystr=text
パスワードとして機能し、BMC と送信先管理ステーションの間で送信される SNMP メッセージを認証するのに使用されるテキストを設定します。
注意:プラットフォームイベントシャットダウン処置を「none」または「power reduction」以外に設定していた場合、指定のイベントが発生するとシステムは強制終了されます。 このシャットダウン
はファームウェアによって開始され、最初にオペレーティングシステムや実行中のアプリケーションをシャットダウンせずに実行されます。
メモ:警告設定は相互に排他的で、1 度に 1 つしか設定できません。 処置設定も相互に排他的で、1 度に 1 つしか設定できません。 ただし、警告設定と処置設定は互いに排他的ではありませ
ん。
表 4-23.警告処置コマンドのパラメータ
処置
説明
alert=disable
SNMP 警告を無効にします。
alert=enable
SNMP 警告の送信を有効にします。
action=none
システムがハング、またはクラッシュしたときに処置を行いません。
action=powercycle
システムの電源をオフにしてから、一時停止し、再度電源をオンにして、システムを再起動します。
action=poweroff
システムの電源をオフにします。
action=powerreduction
電力消費量が低下し、警告しきい値に達するまでプロセッサ速度を減少します。システムの電力消費量が警告しきい値以下に留まれば、プロセッサ速度を増大しま
す。
メモ:この処置は、非モジュラシステムにのみ適用されます。
action=reboot
オペレーティングシステムのシャットダウンを強制し、システム起動を開始して、BIOS チェックを実行してからオペレーティングシステムを再度読み込みします。
イベント名
説明
alertsenable=true | false
true:プラットフォームのイベントフィルタ警告の生成を有効にします。
false:プラットフォームのイベントフィルタ警告の生成を無効にします。
メモ:この設定は個別のプラットフォームのイベントフィルタ警告設定とは無関係です。 プラットフォームのイベントフィルタで警告を生成するには、個別の警告とグローバ
ルイベント警告の両方を有効にする必要があります。
event=batterywarn
バッテリがエラーの状態を保留していることをバッテリデバイスが検知した場合の処置を設定するか警告生成を有効または無効にします。
event=batteryfail
バッテリがエラーを発生したことをバッテリデバイスが検知した場合に処置を設定するか警告生成を有効または無効にします。
event=discretevolt
分離型電圧プローブで電圧が低すぎて適切な操作が行えないことが検知された場合、処置を設定するか警告生成を有効または無効にします。
event=fanfail
ファンプローブでファンの稼動が遅すぎる、または動いていないことが検知された場合、処置を設定したり警告生成を有効または無効にします。
event=hardwarelogfail
ハードウェアログでエラー値が検知された場合、警告生成を有効または無効にします。
event=intrusion
シャーシが開かれた場合に処置を設定したり、警告生成を有効または無効にします。
event=powerwarn
電力デバイスプローブで電源装置、VRM、DC/DC コンバータがエラー条件を保留にしている場合に処置を設定したり警告生成を有効または無効にします。
event=powerabsent
プロセッサプローブで電源装置が不在であることが検知された場合に処置を設定するか警告生成を有効または無効にします。
event=powerfail
電力デバイスプローブで電源装置、VRM、DC/DC コンバータがエラーを発生した場合に処置を設定したり警告生成を有効または無効にします。
event=processorwarn
プロセッサプローブによってプロセッサがピークパフォーマンスまたは速度を下回っていることが検知された場合に処置を設定するか警告生成を有効または無効にしま
す。
event=processorfail
プロセッサプローブでプロセッサがエラーを発生したことが検知された場合に処置を設定するか警告生成を有効または無効にします。
event=processorabsent
プロセッサプローブでプロセッサが不在であることが検知された場合に処置を設定するか警告生成を有効または無効にします。