Users Guide
回復コマンド例
オペレーティングシステムのハング状態を検出してからパワーサイクルに移行させるには、次のように入力します。
omconfig system recovery action=powercycle
ハング状態が 120 秒継続してから回復操作を開始するよう設定するには、次のように入力します。
omconfig system recovery timer=120
omconfig system shutdown
omconfig system shutdown コマンドを使って、システムのシャットダウン方法を決定します。デフォルト設定では、システムのシャットダウン時、電源をオフにする前にオペレーティングシステムを
シャットダウンします。オペレーティングシステムをシャットダウンするとまず、システムの電源をオフにする前にファイルシステムを終了します。オペレーティングシステムを最初にシャットダウンしたくな
い場合は、パラメータ osfirst=false を使うことができます。表4-29 は、コマンドの有効なパラメータを表示しています。
表 4-29.シャットダウンパラメータ
シャットダウンコマンド例
シャットダウン後再起動するように設定するには、次のように入力します。
omconfig system shutdown action=reboot
システムの電源をオフにする前に、オペレーティングシステムのシャットダウンを省略するには、次のように入力します。
omconfig system shutdown action=reboot osfirst=false
omconfig system thrmshutdown
omconfig system thrmshutdown コマンドを使って、サーマルシャットダウン操作を設定します。温度プローブが温度プローブ警告またはエラーイベントを検出する場合に、温度シャットダウンが発
生するように設定することができます。
表4-30 は、コマンドの有効なパラメータを表示しています。
表 4-30.サーマルシャットダウンパラメーター
サーマルシャットダウンコマンドの例
action=powercycle
システムの電源をオフにしてから、一時停止し、再度電源をオンにして、システムを再起動します。パワーサイクルはハードドライブのようなシステム部品を再初期化する場
合に役立ちます。
timer=<n>
システムでオペレーティングシステムがハングの状態にあると判断される前に経過する必要がある秒数(20 秒から 480 秒)
「名前=値」のペ
ア
説明
action=reboot
オペレーティングシステムをシャットダウン後、システムを起動し、BIOS チェックを実行してオペレーティングシステムを再ロードします。
action=poweroff
システムの電源をオフにします。
action=powercycle
システムの電源をオフにしてから、一時停止し、再度電源をオンにして、システムを再起動します。パワーサイクルはハードドライブのようなシステム部品を再初期化する場
合に役立ちます。
osfirst=true | false
true:システムをシャットダウンする前にファイルシステムを終了して、オペレーティングシステムを終了します。
false:システムをシャットダウンする前に、オペレーティングシステムをシャットダウンしたりファイルシステムを閉じません。
「名前=値」のペア
説明
severity=disabled | warning |
failure
disabled:サーマル シャットダウンを無効にする。システム管理者による操作が必要です。
warning:温度警告イベントが検出されると、シャットダウンを実行します。警告イベントは、シャーシ内の温度(摂氏)が最大温度警告しきい値を越した場
合に発生します。
failure:温度エラーイベントが検出されると、シャットダウンを実行します。
エラーイベントは、シャーシ内の温度(摂氏)が最大温度エラーしきい値を越した場合に発生します。