Users Guide
デフォルトの最小および最大警告しきい値
上限と下限電圧警告しきい値の両方を、推奨されているデフォルト値に設定するには、次のように入力します。
omconfig chassis volts index=2 warnthresh=default
1 つの値をデフォルト状態にして別の値を設定することはできません。つまり、最小警告しきい値をデフォルト状態にすると、最大警告しきい値もデフォルト値を選択することになります。
最小および最大警告しきい値の指定
電圧プローブの警告しきい値を指定する場合、設定するプローブ番号と最小、および / あるいは最大警告しきい値を指定する必要があります。次の例では、プローブ 0 を設定します。
omconfig chassis volts index=0 minwarnthresh=1.900 maxwarnthresh=2.250
このコマンドを実行して、システムによる指定値の設定が完了すると、次のメッセージが表示されます。
Voltage probe warning threshold(s) set successfully.
(電圧プローブの警告しきい値は正常に設定されました。)
omconfig preferences
omconfig preferences コマンドを使用して、システムのユーザー設定を設定します。コマンドラインで、SNMP ルートパスワードを設定し、Server Administrator にアクセスできるユーザーレベルを
指定できます。Active Directory service と SNMP Set 操作も設定できます。
omconfig preferences cdvformat
omconfig preferences cdvformat を使用して、レポートされたデータフィールドをカスタム区切りフォーマットで分けるデリミタを指定します。デリミタの有効値は、exclamation(感嘆符)、
semicolon(セミコロン)、at(@マーク)、hash(シャープ記号)、dollar(ドル記号)、percent(パーセント記号)、caret(カレット)、asterisk(アスタリスク)、tilde(波型記号)、
question(疑問符)、colon(コロン)、comma(コンマ)、pipe(パイプ)です。
アストリスクを使ってデータフィールドを分けるデリミタの設定の例は以下のとおりです。
omconfig preferences cdvformat delimiter=asterisk
omconfig preferences dirservice
omconfig preferences dirservice コマンドを使用すると、Active Directory サービスを設定できます。<製品名>oem.ini ファイルは、これらの変更を反映して修正されます。<製品名>oem.ini ファ
イルに "adproductname" がない場合は、デフォルト値が使用されます。デフォルト値は <コンピュータ名>–<製品名> で、<コンピュータ名> は Server Administrator を実行しているコンピュータの名
前、<製品名> は omprv32.ini で定義されている製品の名前を指します。Server Administrator の場合、これは "omsa" です。
したがって、Server Administrator を実行している "myOmsa" という名前のコンピュータの場合、デフォルト名は "myOmsa–omsa" となります。これは、スナップインツールを使って Active
Directory で定義されている Server Administrator の名前です。ユーザー特権を検索するには、この名前が Active Directory のアプリケーションオブジェクトの名前と一致する必要があります。
表4-16 は、コマンドの有効なパラメータを表示しています。
表 4-16.ActiveDirectoryサービスの設定パラメータ
minwarnthresh=<n>
最小警告しきい値(小数点以下 3 桁)。
maxwarnthresh=<n>
最大警告しきい値(小数点以下 3 桁)。
メモ:ESM 3 機能を持つシステムでは警告しきい値をデフォルト値に設定することはできません。
メモ:電圧の最小および最大警告しきい値は、PowerEdge x8xx のシステムでは設定できません。
メモ:このコマンドは、Windows オペレーティングシステムを実行しているシステムのみに適用します。
「名前=値」のペア
説明
prodname=<テキスト
>
Active Directory の設定変更を適用する製品を指定します。Prodname は、omprv32.ini で定義した製品の名前を指します。Server Administrator の場合、これは
"omsa" です。
enable=<true | false>
true:Active Directory サービスの認証サポートと Active Directory ログイン オプションをログインページで有効にします。
false: Active Directory サービスの認証サポートと Active Directory ログイン オプションをログインページで無効にします。Active Directory ログイン オプションが表
示されない場合、ログインできるのはローカルマシンのアカウントのみです。