Users Guide
[name=<文字列>] パラメータ(オプション)
仮想ディスクの名前を指定するには、このパラメータを使用します。たとえば以下のようになります。
name=VirtualDisk1
[spanlength=<n>] パラメータ(RAID 50 に必須)
各ストライプに含まれる物理ディスクの数を指定するには、このパラメータを使用します。このパラメータは RAID 50 の仮想ディスクのみに適用します。RAID 50 の仮想ディスクを作成していない場合
は、このパラメータを指定しないでください。たとえば以下のようになります。
spanlength=3
構文例
たとえば、PERC 3/QC コントローラに RAID 5 仮想ディスクを作成したいとします。このコントローラがサポートしている読み取り、書き込み、およびキャッシュのポリシーを理解するには、オンライン
ヘルプが役に立ちます。この例では、以下の読み取り、書き込み、およびキャッシュのポリシーで仮想ディスクを作成します。
l 先読み
l ライトスルーキャッシュ
l キャッシュ I/O
仮想ディスクは 500MB で、ストライプサイズは 16KB になります。仮想ディスクの名前は vd1 で、コントローラ 1 のコネクタ 0 に置かれます。仮想ディスクは RAID 5 なので、少なくとも 3 個の物
理ディスクが必要です。この例では、4 個の物理ディスクを指定します。これらは物理ディスク 0 から 3 です。
この例で説明した仮想ディスクを作成するには、次のように入力します。
omconfig storage controller action=createvdisk controller=1 raid=r5 size=500m pdisk=0:0,0:1,0:2,0:3 stripesize=16kb cachepolicy=c
readpolicy=ra writepolicy=wt
指定するパラメータは、コントローラ、RAID レベル、仮想ディスクのサイズと、物理ディスクの選択だけです。その他の指定していないパラメータについては、Storage Management によってデフォ
ルト値をが設定されます。
omconfig コントローラ再構成率の設定
コントローラ再構成率を設定するには、次の omconfig コマンド構文を使用します。
完全な構文
omconfig storage controller action=setrebuildrate controller=id rate=<0 ~ 100>
id は、omreport storage controller コマンドによって報告されるコントローラ ID です。
構文例
たとえば、コントローラ 1 で再構成率を 50 に設定するには、次のように入力します。
omconfig storage controller action=setrebuildrate controller=1 rate=50
omconfig バックグラウンドの初期化率の設定
バックグラウンドの初期化率を設定するには、次の omconfig コマンド構文を使用します。
書き込みポリシー
writepolicy=wb | wt | wc | fwb | nwc パラメーター
指定
ライトバックキャッシュ
writepolicy=wb
ライトスルーキャッシュ
writepolicy=wt
書き込みキャッシュ
writepolicy=wc
ライトバックの強制
writepolicy=fwb
書き込みキャッシュなし
writepolicy=nwc
メモ:CERC SATA 1.5/2s コントローラの場合は、仮想ディスクの名前を指定できません。仮想ディスクはデフォルト名で作成されます。