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omconfig preferences dirservice
omconfig preferences dirservice コマンドを使用すると、Active Directory サービスを設定できます。 <製品名>oem.ini ファイルは、これらの変更を反映して修正されます。 <製品名>oem.ini フ
ァイルに "adproductname" がない場合は、デフォルト値が使用されます。 デフォルト値は <コンピュータ名>ミ<製品名> で、<コンピュータ名> は Server Administrator を実行しているコンピュータの
名前、<製品名> は omprv32.ini で定義されている製品の名前を指します。 Server Administrator の場合、これは "omsa" です。
したがって、Server Administrator を実行している "myOmsa" という名前のコンピュータの場合、デフォルト名は "myOmsaミomsa" となります。 これは、スナップインツールを使って Active
Directory で定義されている Server Administrator の名前です。 ユーザー特権を検索するには、この名前が Active Directory のアプリケーションオブジェクトの名前と一致する必要があります。
表4-16 は、コマンドの有効なパラメータを表示しています。
表 4-16.ActiveDirectoryサービスの設定パラメータ
omconfig preferences snmp
SNMP ルートパスワードを設定すると、システム管理者は重要なシステム管理介入を行うことができる SNMP 設定操作へのアクセスを制限することができます。 SNMP ルートパスワードは、通常ど
おり(1 つのコマンドラインにすべてのパラメータを入力)か、またはインタラクティブに設定できます。
SNMP ルートパスワードに設定するパラメータは、インタラクティブに設定しても非インタラクティブに設定しても同じです。
表4-17 は、コマンドの有効なパラメータを表示しています。
表 4-17.SNMPルートパスワードのパラメータ
omconfig preferences snmp setting=rootpwと入力すると、システムは、必須パラメータへの値の入力を求めます。
omconfig preferences snmp と入力する場合、初期コマンドラインのすべてのパラメータを提供する必要があります。 たとえば以下のようになります。
omconfig preferences snmp setting=rootpw oldpw=openmanage newpw=serveradmin confirmnewpw=serveradmin
omconfig preferences useraccess
企業の方針によっては、Server Administrator に対して一部のユーザーが持つアクセスを制限した方がいい場合があります。 omconfig preferences useraccess コマンドを使用すると、Server
Administrator にアクセスできるユーザーまたはパワーユーザーの権利を与えたり差し控えることができます。
表4-18 は、コマンドの有効なパラメータを表示しています。
表 4-18.システム管理者、パワーユーザーおよびユーザー用のユーザーアクセス有効化
メモ: このコマンドは、Windows オペレーティングシステムを実行しているシステムのみに適用します。
「名前=値 」のペア
説明
prodname=<テキスト
>
Active Directory の設定変更を適用する製品を指定します。 Prodname は、omprv32.ini で定義した製品の名前を指します。 Server Administrator の場合、これは
"omsa" です。
enable=<true | false>
true: Active Directory サービスの認証サポートと Active Directory ログイン オプションをログインページで有効にします。
false: Active Directory サービスの認証サポートと Active Directory ログイン オプションをログインページで無効にします。 Active Directory ログイン オプションが表
示されない場合、ログインできるのはローカルマシンのアカウントのみです。
adprodname=<テキ
スト>
Active Directory サービスで定義した製品の名前を指定します。 この名前は、ユーザー認証のために製品を Active Directory の権限データに関連付けます。
注意: インタラクティブモードは、SNMP ルートパスワードを設定するのに一層安全な方法です。 非インタラクティブモードでは、newpw と confirmnewpw オプションに入力する値は、
入力したときにシステムのモニタに表示されます。 インタラクティブモードでは、パスワードに入力した値はマスクされています。
メモ: setting=rootpw を指定しても、その他の「名前=値」ペアのパラメータを指定しない場合、インタラクティブモードを入力したことになり、コマンドラインは残りの値の入力を求めま
す。
「名前=値 」のペア
説明
setting=rootpw
必須。
oldpw=<古いパスワード>
古い SNMP ルートパスワードを入力します。
newpw=<新しいパスワード>
新しい SNMP ルートパスワードを設定します。
confirmnewpw=<新しいパスワード>
新しい SNMP ルートパスワードを確認します。
コマンド
結果
説明