Users Guide
速度 はキャッシュがメインメモリからプロセッサへデータを転送するときの速度レートを示します。
最大サイズ はそのキャッシュの最大メモリ容量を KB で表します。
インストールサイズ はそのキャッシュの実サイズです。
種類 はそれが 1 次キャッシュか 2 次キャッシュかを示します。
場所 はプロセッサ上、またはプロセッサ外のチップセット上のキャッシュの場所です。
書き込みポリシー はキャッシュの書き込みサイクル方法を示します。 書き戻しポリシーでは、キャッシュはバッファとして機能します。 プロセッサが書き込みサイクルを開始すると、キャッシュはデータ
を受け取ってサイクルを停止します。 その後、システムバスが利用可能になると、キャッシュはそのデータをメインメモリに書き戻します。
ライトスルーポリシーでは、プロセッサがキャッシュ経由でメインメモリに書き込みます。 データがメインメモリに格納されるまで書き込みサイクルは完了しません。
結合性 はメインメモリの内容をキャッシュに格納するときの方法を示します。
l フルアソシエーティブキャッシュ方式では、メインメモリのラインはキャッシュのどの場所にでも格納できます。
l 4 ウェイセットアソシエーティブキャッシュ方式では、メモリ内の特定の 4 ラインをキャッシュ内の同一の 4 ラインに直接マップします。
l 3 ウェイセットアソシエーティブキャッシュ方式では、メモリ内の特定の 3 ラインをキャッシュ内の同一の 3 ラインに直接マップします。
l 2 ウェイセットアソシエーティブキャッシュ方式では、メモリ内の特定の 2 ラインをキャッシュ内の同一の 2 ラインに直接マップします。
l 1 ウェイセットアソシエーティブキャッシュ方式では、メモリ内の特定ラインをキャッシュ内の同一ラインに直接マップします。
たとえば、メモリ内のページのライン 0 はキャッシュメモリ内のライン 0 に格納されます。
キャッシュデバイス対応の種類 は、そのデバイスがサポートできる SRAM(Static Random Access Memory)の種類を示します。
キャッシュデバイス現在の種類は、現在搭載済みで、そのキャッシュがサポートしている SRAM の種類を示します。
外部ソケットシルクスクリーン名は、ソケットの隣りのシステムボードに刻印される名前です。
エラー修正の種類 は、このメモリで実行される ECC(エラー検査と訂正)の種類を示します。 たとえば、訂正可能な ECC または訂正不可能な ECC が挙げられます。
この報告には、マイクロプロセッサ上に存在する各キャッシュ情報が示されます。
omreport chassis pwrsupplies
omreport chassis pwrsupplies コマンドを使用すると、システムの電源装置のプロパティが表示されます。 次のように入力します。
omreport chassis pwrsupplies index=n
index パラメータはオプションです。 インデックスを指定しない場合は、システムのすべての電源装置のプロパティが表示されます。 インデックスを指定する場合は、特定のプロセッサのプロパティが
表示されます。
システムの各電源装置については、次のフィールドの値が表示されます。 状 態、場所、種類、最大ワット数、オンライン状況。
omreport chassis remoteaccess
DRAC がインストールされている場合に omreport chassis remoteaccess コマンドを使用すると、ベースボード管理コントローラ(BMC)とリモートアクセスコントロール(RAC)の一般情報が表示
されます。
次のように入力します。
omreport chassis remoteaccess
omreport chassis remoteaccess コマンドからの出力には、有効なパラメータの一覧が表示されます。表4-5 に、使用可能な設定を示します。
表 4-5.omreportchassisremoteaccess
メモ: このコマンドは、Dell PowerEdge x8xx および x9xx のシステムにのみ適用可能です。
「名前=値」のペア
説明
config=advsol
ローカルエリアネットワーク(LAN)接続におけるシリアルの詳細 BMC まはた RAC の情報を報告します。
config=nic
LAN の BMC または RAC の情報を報告します。
config=serial
BMC または RAC のシリアルポート情報を報告します。
config=serialoverlan
シリアルオーバー LAN 接続の BMC または RAC の情報を報告します。
config=terminalmode
シリアルポートのターミナルモード設定を報告します。
config=user
BMC または RAC ユーザーの情報を報告します。