Users Guide
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はじめに
DellOpenManage™ServerAdministratorバージョン 5.0 コマンドラインインタフェースユーザーズガイド
バージョン 5.0 の新機能
Windows コマンドプロンプトからの CLI コマンドの使い方
主要な CLI コマンド
CLI エラーチェックとエラーメッセージ
CLI を使ったスクリプトと比較
コマンド構文の概要
Server Administrator では、グラフィカルユーザーインタフェース(GUI)またはコマンドラインインタフェース(GUI)を使って重要なシステム管理タスクを実行できます。
報告と表示の機能を使うと、ネットワーク上のシステムの正常性を調べることができます。 コンポーネントレベルでは、電圧、温度、電流、ファン RPM、メモリ機能、その他多くの重要コンポーネントの詳
細が表示されます。 概要表示では、システムに関連する所有コスト(COO)の詳細が報告されます。 BIOS、ファームウェア、オペレーティング システムや、インストールされているソフトウェアすべての
バージョン情報も簡単に確認できます。 また、システムコンポーネントに診断テストを実行することも可能です。
Server Administrator の設定機能を使うと、以下の項で詳しく説明する主要タスクを実行できます。
バージョン 5.0 の新機能
l
Intel
®
エクステンデッドメモリ 64 テクノロジ(Intel EM64T)対応の SUSE
®
LINUX Enterprise Server(バージョン 9)、SP3 のサポートを追加。
l 新たにサポートが追加された RAID コントローラ:PERC 5/i Adapter、PERC 5/i Integrated、および SAS 5/iR Integrated。
l 新たにサポートが追加された Dell™ PowerEdge™ システム:1900、1950、1955、2900、および 2950。
l 新たにサポートが追加された新しいコマンド:omreport chassis remoteaccess および omconfig chassis remoteaccess。
l 段階的に排除されるコマンド:omreport chassis bmc, omconfig chassis bmc、 omreport chassis rac、および omconfig chassis rac。
Windows コマンドプロンプトからの CLI コマンドの使い方
Windows®オペレーティングシステムを実行中の場合、32 ビットコマンドプロンプトを使用して Server Administrator CLI コマンドを発行します。32 ビットのコマンドプロンプトにアクセスするに
は、スタート ボタンをクリックして プログラム® アクセサリ® コマンドプロンプト のショートカットを使用するか、スタート ボタンをクリックして ファイル名を指定して実行 を選択し、ファイル名を
指定して実行 ダイアログボックスに cmd.exe と入力します。
コマンドラインウィンドウを起動する場合、ファイル名を指定して実 行 ダイアログボックスに コマンド を入力しないでください。この操作は、MS-DOS®のエミュレータ command.comをアクティブ
にするので、その環境変数の制限によって CLI に問題が発生する可能性があります。
主要な CLI コマンド
Server Administrator の機能を実行するコマンドを以下に表示します。
l omconfig
l omdiag
l omhelp
l omreport
omconfig コマンドはオブジェクトのプロパティに割り当てる値を書き込みます。 コンポーネントの警告しきい値を指定したり、警告やエラーイベントが発生した場合にシステムが実行する操作を指定で
きます。 また、omconfig コマンドを使って、システムに関する資産情報パラメータに、システムの購入価格や管理タグ、設置場所などの特定の値を割り当てることもできます。
omdiag コマンドはシステムハードウェアの問題箇所を絞り込むための診断テストを実行します。
omhelp コマンドは CLI コマンドの短いテキストヘルプを表示します。 omhelpは、ヘルプを必要とするコマンドの後に-? を入力する場合と同じです。 たとえば、omreport コマンドのヘルプを表示
する場合、次のどdちらかのコマンドを入力します。
omhelp omreport
omreport -?
omreport コマンドは、システムの管理情報のレポートを生成します。
メモ: セキュリティに関する不安がある場合は、Server Administrator のホームページの代わりに CLI を使用して、Server Administrator Web サーバーをオフにすることもできます。
CLI は Web サーバーを使用しません。 omconfig system webserver action=stop コマンドは、Web サーバーを終了する場合に使用します。 再起動後、自動的に Web サーバ
ーが起動するので、このコマンドはシステムが起動するたびに発行する必要があります。 詳細については、「omconfig system webserver」を参照してください。
メモ: CLI コマンドの概要を見るには、omhelp と入力します。