Users Guide

¡ Broadcom モデムダイヤルトーン検知テスト — Broadcom V.92 56K モデムでコーデック、DAA、制御論理の正しい動作を検証します。 この操作を行うには、電話回線でダイヤ
ルトーンを検出します。 このテストに合格するには、電話回線がモデムに接続している必要があります。 ダイヤルトーンが検出されない場合には、警告が報告されます。
¡ Broadcom モデムループバックテスト — Broadcom V.92 56K モデムに標準のローカルアナログループバックテストを実行するように指示します。 テストパターンがループバック
され、モデムによって確認されます。 テスト中にモデムがエラーを報告した場合には、テストに失敗します。
¡ Broadcom モデム AT コマンドテスト — AT コマンドマイクロプロセッサと Broadcom V.92 56K モデムで関連制御機能の動作が正しいことを確認します。 一連の AT コマンドが
発行され、応答が正しいかどうかチェックされます。 各コマンドは正しく "OK" を返す必要があります。そうでない場合は、エラーが報告されます。

omdiag chassis network
omdiag chassis network コマンドを使用すると、NIC をテストできます。 以下は使用可能な診断テストの 3 つの主要カテゴリです。
l 一般的なネットワーク診断テスト
l Broadcom NIC 診断テスト
l
Intel
®
NIC 診断 テスト

一般的なネットワーク断テスト
以下の 2 つのテストは、すべての Dell 対応の NIC で使用できます。
¡ NIC 通信テスト — テスト中の NIC が物理的にネットワークに接続（配線）しているかどうかをチェックします。 また、NIC に有効な IP アドレスがあるかどうかもチェックします。
¡ NIC チームテスト — テスト中の NIC がチームモードかどうかをチェックします。 NIC チームは、システムの高可用性とフォールトトレランスを提供する方法の 1 つです。

Broadcom NIC 診断テスト
以下のテストは Dell 対応の Broadcom NIC で使用できます。
¡ BRCMNetwork 制御レジスタテスト — チップ上のほとんどの内部レジスタをテストします。 各チップには内部レジスタが多数含まれています。 各レジスタには、読み取り専用ビットと
読み取り / 書き込み専用ビットを入れることができます。 この診断テストでは、上書きできない読み取り専用ビットをテストし、読み取り / 書き込みビットを正しく書き込めるかどうかをテス
トします。
¡ BRCMNetwork MII レジスタテスト — チップ上のほとんどの MII レジスタをテストします。 各チップには MII レジスタが多数含まれています。 MII レジスタには、読み取り専用ビッ
トと読み取り / 書き込み専用ビットが含まれている場合もあります。 この診断テストでは、上書きできない読み取り専用ビットをテストし、読み取り / 書き込みビットを正しく書き込めるか
どうかをテストします。
¡ BRCMNetwork EEPROM テスト — ブートストラップレコードの EEPROM チェックサムとチップ上の構成ブロックをテストします。
¡ BRCMNetwork 内部メモリテスト — チップの内部メモリの大半をテストします。 各チップには、オンチッププロセッサ操作をサポートするためのオンチップメモリが一定量含まれてい
ます。
¡ BRCMNetwork 割り込みテスト — NDIS ドライバが NIC から割り込みを受け取れることを確認して、チップの割り込み機能をテストします。
¡ BRCMNetwork MAC ループバックテスト — NDIS ドライバが NIC からのパケットを送受信できることを確認します。 IOCTL（入出力コントロール）を発行して、ハードウェアのドライ
バ設定（MAC レイヤループバック）を要求します。
¡ BRCMNetwork PHY ループバックテスト — NDIS ドライバが NIC からのパケットを送受信できることを確認します。 IOCTL（入出力コントロール）を発行して、ハードウェアのドライ
バ設定（PHY レイヤループバック）を要求します。
¡ BRCMNetwork オンチップ CPU テスト — チップの内部プロセッサをテストします。 このテストは すべてのオンチップ プロセッサを中止し、実行可能バイナリをプロセッサメモリにダ
ウンロードしてプログラムを実行します。
¡ BRCMNetwork LED テスト — NIC の LED を点滅させます。
¡ BRCMNetwork ASF テスト — さまざまなプロセッサのイベントレジスタと SMBus コントロールレジスタをテストします。 チップ上の ASF 関連ハードウェアを実行します。

Intel NIC 診断テスト
以下のテストは Dell 対応の Intel NIC で使用できます。
¡ Intel FIFO レジスタテスト — アダプタ上の FIFO メモリを、FIFO への、または FIFO からのパターンを書き込んだり読み込んだりしてテストします。
メモ： 以下のテストは、Red Hat Enterprise Linux オペレーティングシステム環境のシステムではサポートされていません。
メモ： ネットワークチームテストは、サポートされている Microsoft Windows オペレーティングシステム環境のシステムでのみ使用可能です。
メモ： PCI-E Intel ネットワークインタフェースコントローラ（NIC）を持つシステムでは、Microsoft Windows オペレーティングシステムを実行しているシステムでの Intel ネットワー
クアダプタ診断には、Microsoft デバイスマネージャー用の Intel PROSet ユーティリティが必要です。PCI-X Intel NIC がある場合は、Microsoft デバイスマネージャー用の
Intel PROSet または Intel PROSet 管理エージェントのどちらかをインストールして、Intel ネットワークアダプタ診断を有効にできます。その他の Dell 対応の Intel NIC がある場
合は、Intel PROSet 管理エージェントをインストールしてください。これらの要件が満たされなければ、Intel ベンダーテストは使用できません（デフォルトのネットワーク診断のみが使
用可能です）。Microsoft デバイスマネージャー用の Intel PROSet には、『Dell PowerEdge™ Service and Diagnostic Utilities CD』 またはデルのサポートウェブサイト
support.dell.com からアクセスできます。
メモ： 以下のテストは、サポートしている Microsoft Windows オペレーティングシステム環境のシステムでのみ使用可能です。