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警告処理を設定できるコンポーネントとイベント
表5-20 では警告処置を設定できるコンポーネントとイベントを一覧表示します。 コンポーネントはアルファベット順に表示しますが、警告イベントは常にコンポーネントのエラーイベントより先に表示し
ます。
表 5-20.警告処置の設定可能なイベント
警告処置コマンド例
以下に有効なコマンドの例を示します。 各コマンドが成功すると、次のメッセージが表示されます。
Alert action(s) configured successfully.
(警告処置は正常に設定されました。)
電流プローブ処置の例
電流プローブが警告イベントを検出した場合に発するシステムのコンソール警告を無効にするには、次のように入力します。
omconfig system alertaction event=currentwarn alert=false
電流プローブがエラーイベントを検出した場合にメッセージの送信を有効にするには、次のように入力します。
omconfig system alertaction event=currentfail broadcast=true
ファンプローブ処置の例
false: システムのコンソール警告を無効にします。
broadcast=true |
false
true: システム(Windows)にドライブがマップされているユーザー、またはシステム(Linux)にログインしている全ユーザーに、メッセージまたは警告がブロー
ドキャストされるようにします。
false: 警告送信を無効にします。
clearall=true
このイベントの処置をすべてクリアします。
execappath=<文字列
>
このウィンドウに説明されるコンポーネントのイベントが発生した場合に実行するアプリケーションの完全パスとファイル名を設定します。
execapp=false
実行可能なアプリケーションを無効にします。
イベント名
説明
event=batterywarn
バッテリがエラー値を検出した場合の処置を設定します。
event=batteryfail
バッテリプローブがエラー値を検出した場合の処置を設定します。
event=currentwarn
電流プローブが警告値を検出した場合の処置を設定します。
event=currentfail
電流プローブがエラー値を検出した場合の処置を設定します。
event=fanwarn
ファンプローブがエラー値を検出した場合の処置を設定します。
event=fanfail
ファンプローブがエラー値を検出した場合の処置を設定します。
event=hardwarelogwarn
ハードウェアログがエラー値を検出した場合の処置を設定します。
event=hardwarelogfull
ハードウェアログがいっぱいのときの処置を設定します。
event=intrusion
シャーシイントルージョンイベントを検出した場合の処置を設定します。
event=memprefail
メモリプローブがプリエラー値を検出した場合の処置を設定します。
event=memfail
メモリプローブがエラー値を検出した場合の処置を設定します。
event=powersupply
電源装置がエラー値を検出した場合の処置を設定します。
event=powersupplywarn
電源装置が警告値を検出した場合の処置を設定します。
event=processorwarn
プロセッサがエラー値を検出した場合の処置を設定します。
event=processorfail
プロセッサプローブがエラー値を検出した場合の処置を設定します。
event=redundegrad
冗長コンポーネントが使用できなくなり、コンポーネントの完全冗長性が失われた場合の処置を設定します。
event=redunlost
1つまたは複数の冗長コンポーネントが使用できなくなり、冗長コンポーネントの損失または冗長性不能状態になった場合の処置を設定します。
event=tempwarn
温度プローブがエラー値を検出した場合の処置を設定します。
event=tempfail
温度プローブがエラー値を検出した場合の処置を設定します。
event=voltwarn
電圧プローブが警告値を検出した場合の処置を設定します。
event=voltfail
電圧プローブがエラー値を検出した場合の処置を設定します。
event=watchdogasr
ウォッチドッグ自動システム回復(ASR)がハングしたオペレーティングシステムに対して実行された後に、次のシステムスタートアップで Server Administrator
が実行する処置を設定します。