Users Guide
Table Of Contents
- Dell EMC Server Administrator Storage Management 10.0.1
- 目次
- 概要
- はじめに
- RAID の概念について
- ストレージ状態およびタスクへのクイックアクセス
- PCI Express ソリッドステートデバイスサポート
- ストレージ情報およびグローバルタスク
- コントローラ
- コントローラ
- RAID コントローラテクノロジ - SATA および SAS
- RAID コントローラ機能
- コントローラ — 対応 RAID レベル
- コントローラ — 対応ストライプサイズ
- RAIDコントローラーの読み取り、書き込み、およびディスク キャッシュ ポリシー
- PERC コントローラにおけるバックグラウンド初期化
- 非 RAID コントローラの説明
- ファームウェアまたはドライババージョン
- コントローラの正常性
- コントローラプロパティとタスク
- コントローラタスク
- 仮想ディスクの作成
- コントローラアラームの有効化
- コントローラアラームの無効化
- コントローラアラームをオフにする
- コントローラアラームのテスト
- 再構築率の設定
- コントローラの設定のリセット
- コントローラログファイルのエクスポート
- 外部設定操作
- 外部設定のインポート
- 外部設定のインポートまたはリカバリ
- 外部設定のクリア
- 外部仮想ディスク内の物理ディスク
- バックグラウンド初期化率の設定
- 整合性チェック率の設定
- 再構成率の設定
- 冗長パス構成の設定
- 巡回読み取りモードの設定
- 巡回読み取りの開始と停止
- コントローラプロパティの変更
- 物理ディスク電源の管理
- 保存キャッシュの管理
- 暗号化キー
- 非 RAID ディスクへの変換
- RAID 対応ディスクへの変換
- コントローラモードの変更
- RAID0 の自動設定操作
- RAIDコントローラーの自動設定動作の設定
- システム設定のロックダウンモード
- 使用可能なレポートの表示
- PERC 9/PERC 10/PERC 11ハードウェア コントローラーのサポート
- BOSS RAIDコントローラーのサポート
- エンクロージャとバックプレーン
- バックプレーン
- エンクロージャ
- エンクロージャ管理
- エンクロージャの空いているコネクタの特定
- エンクロージャコンポーネント
- コネクタ
- テープドライブ
- RAID コントローラバッテリ
- 物理ディスクまたは物理デバイス
- 物理ディスクまたは物理デバイスの交換のためのガイドライン
- システムへの新しいディスクの追加
- SMART アラートを受けた物理ディスクの交換
- その他のディスク手順
- 物理ディスクまたは物理デバイスのプロパティ
- 物理ディスクまたは物理デバイスのタスク
- 物理ディスクタスク
- 仮想ディスク
- 仮想ディスクを作成する前の考慮事項
- 仮想ディスクの作成
- 仮想ディスクの再構築または移行
- 仮想ディスク再構成と容量拡張の開始とターゲット RAID レベル
- 冗長仮想ディスクの整合性の維持
- 冗長情報の再構築
- 仮想ディスクの不良ブロックの管理
- 不良ブロックのクリアに関する推奨事項
- 仮想ディスクプロパティおよびタスク
- 物理ディスク — 使用できるタスク
- 仮想ディスク作成の簡易設定ウィザード
- 仮想ディスク作成の簡易設定ウィザード(手順 2)
- 仮想ディスク作成の詳細設定ウィザード
- 仮想ディスク作成の詳細設定ウィザード(手順 2)
- 仮想ディスク作成の詳細設定ウィザード(手順 3)
- スパン編集
- 仮想ディスクタスク - 再設定(手順 1/3)
- 仮想ディスクタスク - 再設定(手順 2/3)
- 仮想ディスク容量拡張のための仮想ディスクの再設定 - 手順 2/3
- 仮想ディスクタスク - 再設定(手順 3/3)
- 低速および高速初期化
- ディスクのフォーマットまたは初期化
- 仮想ディスクの削除
- 仮想ディスクの名前変更
- 仮想ディスクのポリシーの変更
- ミラーの分割
- ミラーの解除
- 専用ホットスペアの割り当てと割り当て解除
- 仮想ディスクタスク - メンバーディスクの交換(手順 1/2)
- 仮想ディスクタスク - メンバーディスクの交換(手順 2/2)
- システム間の物理ディスクおよび仮想ディスクの移動
- ホットスペアでの仮想ディスクの保護
- トラブルシューティング
- 一般的なトラブルシューティング手順
- 仮想ディスクのトラブルシューティング
- 特定の問題の状況と解決方法
- 物理ディスクがオフラインまたはエラー状態と表示される
- [置換]、[センス]、または [メディア] エラーを伴う [不良ブロック] アラートの受信
- 再構築中または仮想ディスクが劣化中にアラート 2146~2150 を受信した場合
- 入出力、整合性チェック、フォーマットなどの操作中にアラート 2146~2150 を受信した場合
- 読み取りおよび書き込み操作で問題が発生する
- タスクメニューオプションが表示されない
- 再起動中に破損ディスクまたはドライブメッセージによって自動チェックの実行が提案される
- Windows が休止状態になった後で間違った状態とエラーメッセージが表示される
- Storage Management で温度プローブ状態のアップデート前に遅延が生じる
- Storage Management で再起動後にストレージデバイス表示の遅延が生じる
- リモートシステムにログインできない
- Microsoft Windows Server 2003 を実行するリモートシステムに接続できない
- Mozilla ブラウザでの仮想ディスク表示エラーの再設定
- 物理ディスクがエンクロージャオブジェクトではなくコネクタオブジェクト下に表示される
- PCIe SSD のトラブルシューティング
- よくあるお問い合わせ(FAQ)
- 対応機能
- ストレージコンポーネントの正常性状態の特定
- 正常性状態のロールアップ - バッテリが充電中または切れている
- 正常性状態のロールアップ - 仮想ディスク内の物理ディスクが故障または取り外し済み
- 正常性状態のロールアップ - 仮想ディスク内の物理ディスクが非対応、部分的または恒久的に劣化
- 正常性状態のロールアップ - 仮想ディスク内のすべての物理ディスクが外部状況
- 正常性状態のロールアップ - 仮想ディスク内の一部の物理ディスクが外部状況
- 正常性状態のロールアップ - 仮想ディスクが劣化、物理ディスクが故障または再構築中
- 正常性状態のロールアップ - 仮想ディスクが失敗
- 正常性状態のロールアップ - 非対応のファームウェアバージョン
- 正常性状態のロールアップ - エンクロージャ電源装置が故障または電源接続が取り外された
- 正常性状態のロールアップ - エンクロージャファンの 1 つが故障
- 正常性状態のロールアップ - エンクロージャ EMM の 1 つが故障
- 正常性状態のロールアップ - エンクロージャ温度プローブの 1 つに不具合が発生
- 正常性状態のロールアップ - エンクロージャへの両方の電源接続を喪失
- 正常性状態のロールアップ - 1 つ以上の物理ディスクが故障
- 正常性状態のロールアップ - 物理ディスクが再構築中
- Dell EMC PowerEdgeサーバーのシリーズの特定
● 仮想ディスクあたりのディスク数
● コントローラごとの仮想ディスク数
● 仮想ディスクの最大サイズの計算
次の項目も参照してください。
● RAID コントローラの読み取り、書き込み、キャッシュ、およびディスクキャッシュポリシー
● ホットスペアについて
● コントローラ - 対応ストライプサイズ
● 設定変更を表示する際の時間の遅延
メモ: 本マニュアルのほか、コントローラに付属のハードウェアのマニュアルにも目を通してください。このマニュアルとと
もにハードウェアのマニュアルを読むことで、コントローラの制限についてより深い理解を得ることができます。
コントローラの仮想ディスクに関する考慮事項
この項に記載される考慮事項に加え、次のコントローラに関する「仮想ディスクごとの物理ディスク数」に説明されているコント
ローラの制限事項にも留意してください。
● PERC H330 ミニ、PERC H730、PERC H740P、PERC H740P ミニ
● PERC H745P 前面、PERC H345 アダプター
● PERC H745、PERC H345 アダプター
● PERC H755N、PERC H755 前面およびアダプター
● PERC S130、PERC S140、PERC S150
メモ: Storage Management に表示されるコントローラの順序は、ヒューマンインタフェース(HII)および PERC オプション
ROM に表示される順序と異なる場合があります。コントローラの順序が原因で制限が生じることはありません。
仮想ディスクを作成する場合、次の事項に留意してください。
● コントローラでの仮想ディスクの作成 — 仮想ディスクを作成する際には、どの物理ディスクを仮想ディスクに含めるかを指定
します。作成した仮想ディスクは指定の物理ディスクにスパンされます。仮想ディスクのサイズによっては、仮想ディスクが
物理ディスク上のすべての容量を使用しないこともあります。物理ディスクの残りの容量は、物理ディスクが同じサイズでな
い限り 2 番目の仮想ディスクに使用することはできません。さらに各物理ディスクのサイズが同じで 2 番目の仮想ディスクに
残りの容量を使用する場合、この新しいディスクを拡張して元の仮想ディスクに含まれていない物理ディスクを含めることは
できません。
● コントローラにおける仮想ディスクの削除および作成時の容量割り当て — 仮想ディスクを削除する際は、削除する仮想ディス
クによって使用されていた物理ディスク上で容量を解放するか、空き容量を作成します。ディスクグループにいくつかの仮想
ディスクを作成した場合、仮想ディスクを削除すると、物理ディスク上のさまざまな場所に空き容量ができることになります。
新しい仮想ディスクを作成すると、コントローラでは物理ディスクの空き容量のうちどれを新しい仮想ディスクに割り当てる
か判断する必要があります。PERC コントローラは、最も大きい空き容量を見つけ、これを新しい仮想ディスクに割り当てま
す。
● 2 TB の SCSI 制限 — PERC コントローラに作成する仮想ディスクは、合計サイズ 2 TB 以上の物理ディスクからは作成できませ
ん。これはコントローラ実装に関する制限です。たとえば、最終的な仮想ディスクのサイズに関係なく、サイズが 73 GB の物
理ディスクを 30 台以上選択することはできません。このサイズのディスクを 30 台以上選択しようとすると、2 TB の制限に達
するため、選択する物理ディスクの数を減らすようにポップアップメッセージが表示されます。2 TB 制限は業界全体の SCSI 制
限です。
● 仮想ディスクの拡張 — [再設定] タスクは、メンバーの物理ディスクの全容量を使用する仮想ディスクの拡張のみに使用で
きます。
● 仮想ディスクの再設定 — 同じ物理ディスクを使用する仮想ディスクが複数ある場合は、[再設定] タスクを使用できません。
ただし、物理ディスクセットに仮想ディスクが 1 つしか存在しない場合は、その仮想ディスクを再設定できます。
● コントローラ上に保存されない仮想ディスク名 — 作成する仮想ディスクの名前は、コントローラ上に保存されません。異なる
オペレーティングシステムを使って再起動した場合、新しいオペレーティングシステムが独自の命名規則を使って仮想ディス
ク名を変更することがあります。
● クラスタが有効になっているコントローラでの仮想ディスクの作成と削除 — クラスタが有効になっているコントローラから
仮想ディスクを作成または削除する際は、特に考慮しなければならない点があります。
● [チャネルの冗長性の実装] — 1 つ、または複数のチャネルに冗長データが維持される仮想ディスクは、チャネルが冗長化され
ています。チャネルの 1 つが失敗しても、冗長データが別のチャネルに存在するためデータが失われることはありません。
● データの再構築 — 冗長と非冗長仮想ディスク両方で使用される場合、障害が発生した物理ディスクは再構築できません。この
状況で障害が発生した物理ディスクを再構築する場合は、非冗長仮想ディスクを削除する必要があります。
● S110 のディスクグループの概念に関する考慮事項 — ディスクグループとは、1 つ、または複数の仮想ディスクが作成される
RAID コントローラに接続されたディスクを論理的にグループ化したものです。その際、ディスクグループのすべての仮想ディ
スクはディスクグループのすべての物理ディスクを使用します。現在の実装では、論理デバイス作成の際に、混在したディス
クグループのブロックがサポートされています。
122 仮想ディスク