Dell OpenManage Power Center バージョン 1.
メモ、注意、および警告 メモ: メモは、コンピューターを使いやすくするための重要な情報を説明 しています。 注意: 注意は、手順に従わない場合にハードウェアの損傷やデータの損失 の可能性があることを示しています。 警告: 警告は、物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があるこ とを示しています。 ____________________ 本書の内容は、予告なく変更されることがあります。 © 2012 すべての著作権は Dell Inc. にあります。 Dell Inc. の書面による許可のない複製は、いかなる形態においても厳重に禁じられてい ます。 本書で使用されている商標: Dell™、the DELL™ ロゴ、Dell Precision™、OptiPlex™、 Latitude™、PowerEdge™、PowerVault™、PowerConnect™、OpenManage™、KACE™、 FlexAddress™、および Vostro™ は、Dell Inc.
コンテンツ 1 概要 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 機能. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . トポロジ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . システム要件 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . サーバー システムのハードウェア要件 . . サーバー システムのソフトウェア要件 . . デバイスのハードウェア要件とソフトウェ ア要件 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . サポートされているデバイス . . . . . . . . 2 概要 . . . 11 11 12 13 13 13 . 14 14 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 17 管理コンソールの紹介 ユース ケースの紹介 . . . . . . . . . .
ユース ケース 7: 電力ポリシーの作成 3 . . . . . . . 23 ユース ケース 8: 2 つ以上のデバイス/グループの 比較. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 24 インストールと起動 . . . . . . . . . . . . . . Power Center のインストール . . . . . . . . . . . . インストールされるディレクトリ . Power Center サービス. 29 . . . . . . . . . . . . . . . 29 . . . . . . . . . 30 . . . . . . . . . . . . . . . . 31 Internet Explorer 用の ESC の設定 4 . . . . . . . . . . 31 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 33 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 33 アクセス制御 .
特権の管理 . . . . . . . . . . . グローバル構成. . . . . . デバイス検出 . . . . . . . ロール/ユーザーの管理 . デバイス/グループの表示 デバイス/グループの管理 ポリシーの管理. . . . . . イベントの管理. . . . . . ライセンスの管理 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 46 50 50 51 51 51 52 52 53 現在のユーザーの情報の表示 . . . . . . . . . . . 53 ライセンス . . . . . . . . . . . ライセンスのインポート ライセンスの表示 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 53 53 54 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 55 デバイス検出 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
デバイスのフィルター処理 . . . . . . . . . . . . . 67 . . . . . . . . . . . . . . . . 68 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 69 デバイスの並び替え. 7 グループ管理 . グループ構造情報の対応付け . . . . . . . . . . . グループまたはデバイスの検索 8 物理グループ . . . . . . . . . . . 70 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 72 データ センターの物理グループ . 物理グループの作成. . . . . . . . . . 72 . . . . . . . . . . . . . . . . 72 物理グループの管理. . . . . . . . . . . . 物理グループへのデバイスの追加 . 物理グループ内のデバイスの編集 . 物理グループからのデバイスの削除 物理グループ内でのデバイスの移動 物理グループの移動 . . . . . . . . .
論理グループの編集. . . . . . . . . . . . . . . . . 82 論理グループの削除. . . . . . . . . . . . . . . . . 82 論理グループの表示. . . . . . . . . . . . . . . . . 83 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 85 10 電力監視 電力監視のレベル . 電力監視の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . 85 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 85 電力の詳細の表示 . . . . . . . . . . . . . . . . . . エネルギー消費の表示 87 . . . . . . . . . . . . . . . 89 PDU 電力の監視 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 91 UPS 電力の監視 . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
12 電源ポリシー . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 動的電源ポリシーの仕組み . 電源ポリシーの機能. . . . . . . . . . . . . 103 . . . . . . . . . . . . . . . . 104 デバイスの電源ポリシー機能のアップグ レード . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ポリシーの作成 102 . . . . . 105 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 105 ポリシーの詳細の表示 ポリシーの優先度レベル ポリシーのモード . 108 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 109 . . . . . . . . . . . . . . . . . 110 ポリシーの有効化/無効化 . 110 . . . . . . . . . . . . . 電力の詳細グラフでのポリシーの表示 . . . . . .
14 イベント管理 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 定義済みのイベント. カスタム イベント. . . . . . . . . . . . . . . . . 117 . . . . . . . . . . . . . . . . . 121 サポートされている PDU/UPS のイベント . . . . . 122 . . . . . . . . . . . . . . 123 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 123 イベントの重要度レベル イベントの表示 117 イベントの並べ替え. . . . . . . . . . . . . . . . . 124 イベントの編集 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 124 イベントの削除 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 125 イベントのフィルター処理 . . . . . . . . . . . . .
16 Power Center の構成 監視設定 . . . . . . . . . . . . . 136 136 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 既定の単位設定 137 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . プロトコル タイプ デバイスのタイムアウト 設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . エネルギー消費設定. . . . 138 . . . . . . . . . . . . . . . . 138 SNMP トラップの設定項目 . . . . . . . . . . . . . 139 データベース ポリシー設定 . . . . . . . . . . . . 140 インストール設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . データベース設定 . . . . . . . . . . . . . . . Kerberos 領域の設定項目. . . . . . . . . . . .
1 概要 Dell OpenManage Power Center は、データ センター向けの電源管理ソ リューションです。このソリューションにより、管理コンソールを介し てデータ センター内の電力消費や温度を監視および管理できます。 機能 次の表は、OpenManage Power Center で提供される機能を示しています。 表 1-1.
トポロジ 次の図は、Web ブラウザーを使用して Power Center サーバーへのアク セスとデータ センターの管理を行う方法を示しています。 概要 12
システム要件 サーバー システムのハードウェア要件 Power Center は以下の要件を満たすシステムにインストールする必要が あります。 • 2.
デバイスのハードウェア要件とソフトウェア要件 Power Center のサポート対象デバイスに関するハードウェア要件とソフ トウェア要件の定義は次のとおりです。 • サーバー デバイスは、Dell iDRAC6/iDRAC7 に準拠している必要が あります。 • 配電ユニット (PDU) または無停電電源装置 (UPS) デバイスは、その ベンダーによって SNMP インターフェイスを介して提供される管理 情報ベース (MIB) に準拠している必要があります。 • デバイスは、Power Center に排他的アクセスを提供する必要があり ます。これは、デバイスに対して他の管理ソフトウェアで設定した ポリシーが Power Center の電力制御機能に影響するためです。 • Power Center を使用してデバイスとの通信を行う Baseboard Management Controller (BMC) ユーザーは、管理者ロールを保持する ローカル ユーザーである必要があります。管理者が暗号スイート レ 「IPMI over LAN」設 ベル 0 〜 3 で 1 つ以上を使用できるように
Power Center で検証およびサポートされているデバイスは次のとおり です。 表 1-2.
表 1-2.
2 概要 この章では、Power Center 管理コンソールについて紹介し、Power Center の標準的な使用方法を説明したユース ケースをいくつか示します。 管理コンソールの紹介 Power Center 機能を使用するには、Web ブラウザーを開き、Power Center にログインする必要があります。 Power Center にログインすると、管理コンソールが開き、使用できる ページのリストが左側のナビゲーション ペインに表示され、現在開い ているページが右側のペインに表示されます。 概要 17
表 2-1.
表 2-1.
ユース ケースの紹介 このセクションでは、Power Center を初めて使用する場合や Power Center 機能について知識を新たにする場合に役立つ標準的な使用方法 のシナリオを紹介します。 Power Center を初めて使用する場合は、ユース ケース 1 〜 5 の手順を実 行することで、データ センターの Power Center 監視の対象となるグルー プ構造のインストールと設定を行うことができます。監視用にデータ センターを設定した後、ユース ケース 6、7 または 8 を参照して、 Power Center を使用し、監視、デバイスやタイム スロット間での電力 および温度データの比較、およびポリシーの作成を行うことができます。 経験豊富なユーザーであれば、タスク完了方法のクイック リファレン スとして、任意のユース ケースを参照できます。 1 Power Center のインストール 2 Power Center へのログイン 3 ネットワーク上に存在するデバイスの追加 4 デバイスの管理 5 データ センターのグループ構造の作成 6 デバイスまたはグループの電力/温度/イベントの監視
ユース ケース 2: Power Center へのログイン このユース ケースでは、Power Center を起動する方法と Power Center にログインする方法について説明します。 1 Web ブラウザーを開きます。 2 Power Center 管理コンソールを起動できるように Web ブラウザーを 設定する必要が生じることがあります。 「インストールと起動」の章の「Internet Explorer 用の ESC の設定」を 参照してください。 3 次の Power Center 管理コンソール アドレスを入力します。 https://:/powercenter/ 「インストールと起動」の章の「Power Center の起動」を参照してく ださい。 4 ユーザー アカウントを選択し、自分のユーザー名とパスワードを入 力します。 「アクセス制御」の章の「ログイン」を参照してください。 5 Power Center 管理コンソールが表示されます。Power Center の機能を 使い始めることができます。 ユース ケース 3: ネットワーク
ユース ケース 4: デバイスの管理 このユース ケースでは、デバイスが検出された後にそれらを管理する 方法について説明します。 1 [デバイス リスト] ページに移動し、管理するデバイスを選択して削 除/編集/フィルター処理を行います。 2 また、[デバイス リスト] ページの [追加] をクリックして、デバイ スを手動で追加して管理することもできます。 「デバイス検出」の章の「手動によるデバイスの追加」を参照してく ださい。 ユース ケース 5: データ センターのグループ 構造の作成 このユース ケースでは、データ センターのグループ構造を作成する方 法について説明します。 1 [グループ管理] ページに移動し、[物理グループの選択] をクリックし ます。物理グループは、この順序で作成します。データ センター → ルーム → 通路 → ラック → シャーシ。 「物理グループ」の章の「データ センターの物理グループ」を参照し てください。 2 デバイスを物理グループに追加します。 • ラック サーバーはラックにのみ追加できます。 • ブレード サーバーはシャーシ内でのみ検出できます。 • PD
ユース ケース 6: デバイスまたはグループの 電力/温度/イベントの監視 このユース ケースは、デバイスまたはグループの電力/温度の詳細とイ ベントを監視する方法について説明します。 1 [電力の概要] ページに移動し、監視するデバイスまたはグループを 選択します。 2 各種タブをチェックします。 • [電力の詳細] タブには、デバイス/グループの電力の詳細が表示 されます。 「電力監視」の章を参照してください。 • [温度の詳細] タブには、デバイス/グループの温度の詳細が表示 されます。 「温度監視」の章を参照してください。 • [イベント] タブには、デバイス/グループのイベントが表示され ます。 「イベント管理」の章を参照してください。 ユース ケース 7: 電力ポリシーの作成 このユース ケースでは、電源ポリシーを作成する方法について説明し ます。電源ポリシーでは、データ センターの電力を抑えることができ るように、電力消費の上限を定め、それらのポリシーの優先度を設定す ることができます。 1 [電力の概要] ページに移動し、デバイスまたはグループを選択し ます。 2 [ポリシー ]
ユース ケース 8: 2 つ以上のデバイス/グルー プの比較 このユース ケースでは、2 つまたは 3 つのデバイス/グループの電力/ 温度の状態とエネルギー コストを比較する方法について説明します。 1 [比較] ページに移動します。 2 比較するデバイスまたはグループを 2 つまたは 3 つ選択します。 「比較」の章の「デバイスまたはグループの追加」を参照してくだ さい。 3 比較のためのタイム フレームを設定します。この機能を使用して、 同一デバイス/グループの異なる時間範囲における電力/温度データを 比較することができます。 「比較」の章の「期間の変更」を参照してください。 4 必要に応じて、[印刷] をクリックして比較結果を印刷します。印刷前 に Web ブラウザーの設定を変更する必要が生じることがあります。 「比較」の章の「比較結果の印刷」を参照してください。 概要 24
3 インストールと起動 この章では、Power Center のインストール、アンインストール、および 起動の方法について説明します。Power Center をインストールした後、 セキュリティを向上させるために Power Center サービスのアカウントを 変更する必要が生じることがあります。また、Web ブラウザーを使用 して Power Center 管理コンソールを起動することで Power Center の使 用を開始できます。また、不要になった時点で Power Center をアンイン ストールすることも可能です。 Power Center のインストール Power Center をインストールするには、管理者特権が必要です。そうで ない場合は、インストールに失敗することがあります。 Power Center をインストールする前に、システムが最小要件を満たして いることを確認してください。「概要」の章の「システム要件」を参照 してください。 Power Center をインストールするには、次の手順を実行します。 1 OpenManagePowerCenter.
6 [OpenManage Power Center の設定] 画面で、次の HTTPS 設定を変更 します。 • [HTTPS ポート]: 既定では、Power Center は HTTPS 通信にポー ト 8643 を使用します。別のポートを選択する場合は、新しい ポート番号を入力してください。ポート番号は 2000 から 9000 の 間にする必要があります。 • [KeyStore パスワード]: KeyStore パスワードを入力します。この パスワードは KeyStore ファイルにアクセスするために使用され ます。パスワードを入力した後、確認のため [パスワードの確認] フィールドにもう一度入力します。 メモ: このパスワードは 5 文字以上にする必要があります。また、 ANSI 文字セット以外の文字や二重引用符 (") は使用できません。 • [HTTPS 証明書情報]: HTTPS 証明書用の情報 (名前、組織、住 所、州、国番号など) を入力します。この情報は証明書管理に使 用されます。 [次へ] をクリックします。 7 [OpenManage Power Center の設定
このオプションを有効にして別のデータベース サーバーを使用する 場合は、リモート サーバーのデータベース サービスについて次の情 報を入力します。 • [ユーザー名]: PostgreSQL データベース サーバーのユーザー名を 入力します。 • [ユーザー パスワード]: PostgreSQL データベース サーバーのユー ザー パスワードを入力します。 メモ: パスワードは、大文字、小文字、数字、英数字以外の文字の中 から 3 種類以上を組み合わせ、8 文字以上にしてください。スペースを 含めることはできません。 • [パスワードの確認]: 確認のためもう一度パスワードを入力し ます。 • [PostgreSQL ポート]: 既定値は 6443 です。既定のポートが既に他 のデータベースで使用されている場合は、異なるポートを入力し てください。 • [PostgreSQL データ ディレクトリ]: PostgreSQL データの場所です。 [別のデータベース サーバーを使用します] オプションを有効にし た場合は、このフィールドの情報を入力する必要はありません。 [次へ] をクリックし
c 大文字と小文字は区別されません。 • [ユーザー パスワード]: スーパー ユーザー アカウント用のユー ザー パスワードを作成します。 メモ: パスワードは、大文字、小文字、数字、英数字以外の文字の中 から 3 種類以上を組み合わせ、8 文字以上にしてしてください。スペー スも使用できます。 • [パスワードの確認]: 確認のためもう一度パスワードを入力します。 [次へ] をクリックします。 9 [Power Center の設定] 画面で、引き続き Kerberos 設定を変更します。 この設定はオプションです。オプションを有効にして次の設定を変 更することで SSO をサポートできます。SSO の詳細については、 「アクセス制御」の章の「シングル サインオン」を参照してくださ い。この手順をスキップするには、[次へ] をクリックします。 • [領域名]: KDC サーバーの領域名 (ドメイン名) を入力します。 • [KDC サーバー ]: KDC サーバーのアドレスを入力します。IP ア ドレスまたはサーバー名のどちらかを使用します。 • [Kerberos 事前認証のユーザ
インストールされるディレクトリ 既定では、次のパスに Power Center パッケージがインストールされま す。C:\Program Files\Dell\OpenManagePowerCenter。 メモ: Power Center を Windows ボリュームのルート フォルダーにインス トールすることはできません。インストール先には、ルート以外のフォル ダーか別のボリュームを選択する必要があります。 Power Center パッケージには次のフォルダーが含まれます。 表 3-1.
• Dell OpenManage Power Center SNMP Dispatcher: Windows SNMP ト ラップ サービスがインストールされている場合、SNMP トラップの 経路を Dell OpenManage Power Center Server サービスに変更します。 Windows SNMP トラップ サービスがインストールされていない場 合、このサービスは自動的に停止します。 メモ: Windows SNMP トラップ サービスがインストールされている場 合は、無効になっていないことを確認してください。無効になって いると Power Center が正しく機能しません。 • Dell OpenManage Power Center Server: Power Center サーバーのコア サービス。デバイスとの通信を含むあらゆるアクションが実施され ます。 サービスを停止または開始するには、[Windows サービス] リストから 該当するサービスを選択し、実行するアクションを選択します。 Power Center では、すべてのサービスをネットワーク サービス アカ
インストール時に [別のデータベース サーバーを使用します] オプ ションをオンにしていない場合、Power Center データベースと設定が削 除されます。 インストール時に [別のデータベース サーバーを使用します] オプ ションをオンにして別のデータベースを使用した場合、データベース はアンインストールされません。 Power Center の起動 Power Center 管理コンソールを起動するには、Web ブラウザーに次の アドレスを小文字で入力します。 https://:/powercenter/。 例: https://localhost:8643/powercenter/.
3 [Internet Explorer セキュリティ強化の構成] ウィンドウが開きます。 管理者とユーザーの両方についてセキュリティ強化の構成を [オフ] に設定します。 Windows 2003 Server でこの機能を無効にするには: 1 [コントロール パネル] → [プログラムの追加と削除] → [Windows コンポーネントの追加と削除] に移動します。 2 [Internet Explorer セキュリティ強化の構成] チェック ボックスをオ フにします。 3 [次へ] をクリックし、[完了] をクリックします。 Power Center サイト/リンクを信頼するには: 1 [Internet Explorer] → [ツール] → [インターネット オプション] → [セキュリティ ] に移動します。 2 [信頼済みサイト] をクリックし、信頼済みサイトに about:Blank を追 加します。 メモ: 設定を有効にするには、Internet Explorer の再起動が必要になる場合 があります。 インストールと起動 32
4 アクセス制御 この章では、Power Center のアクセス制御について説明します。主な内 容は次のとおりです。 • ログイン/ログアウト: Power Center にログインするには、ユーザー アカウントを入力するか、Kerberos シングル サインオン (SSO) を 使用します。 • ユーザー /ロール/特権の管理: ログイン後、管理コンソールでユー ザー アカウントを管理できます。Power Center では、ロールベース のアクセス制御が提供されています。最初にロールを設定し、各ロー ルの特権を定義する必要があります。その後、Power Center アカウン トを設定し、それらに異なるロールを割り当てることができます。 • ライセンス: Power Center には、有効なライセンスが必要です。試用 版ライセンスが期限切れになる前に、ライセンスをインポートする 必要があります。 認証について Power Center は、Power Center の管理対象ユーザーと Windows ユー ザーをサポートします。 クロス ドメイン認証では、Power Center サーバ
ログイン ログインについて Power Center では、次のログイン方法をサポートしています。 • ユーザー名とパスワードによるログイン: 自分のユーザー アカウン トを使用して、Power Center にログインできます。詳細については、 この章の「ユーザー名とパスワードによるログイン」を参照してく ださい。 • Kerberos シングル サインオン (SSO) によるログイン: ドメイン アカ ウントを使用して Windows ドメインに既にログインしている場合 は、この機能により、ユーザー名とパスワードを入力せずにログイン できます。Power Center でサポートされるのは、Kerberos ベースの SSO のみです。SSO の詳細については、この章の「単一ドメイン環 境」と「複数ドメイン環境」を参照してください。 メモ: SSO による Power Center へのログインはローカルでは使用できま せん。つまり、Power Center サーバーでは SSO を使用して Power Center に ログインすることはできません。SSO による Power Center へのロ
• ローカル Windows アカウント: Power Center サーバーの Windows ローカル アカウント。 メモ: Windows ドメインまたは Windows ローカル アカウントのいずれかを 使用して Power Center にログインする前に、[ユーザー アカウント] ページ にアクセスして Power Center にアカウントを追加する必要があります。 Power Center 管理コンソールを開く方法の詳細については、「インス トールと起動」の章の「Power Center の起動」を参照してください。 Power Center アカウントによるログイン Power Center アカウントを使用してログインするには: 1 [Power Center アカウント] (既定) を選択します。 2 [ユーザー名] を入力します。Power Center アカウントのユーザー名 です。 アクセス制御 35
3 [パスワード] を入力します。Power Center アカウントのユーザー パ スワードです。 4 [ログイン] をクリックします。 Windows ドメイン アカウントによるログイン Windows ドメイン アカウントを使用してログインするには: 1 [Windows ドメイン アカウント] を選択します。 2 [ユーザー名] を入力します。Windows ドメイン アカウントのユー ザー名です。 3 [パスワード] を入力します。Windows ドメイン アカウントのユー ザー パスワードです。 4 [ドメイン] を入力します。このユーザー アカウントのドメイン名 です。 5 [ログイン] をクリックします。 アクセス制御 36
Windows ローカル アカウントによるログイン Windows ローカル アカウントを使用してログインするには: 1 [ローカル Windows アカウント] を選択します。 2 [ユーザー名] を入力します。ローカル Windows アカウントのユー ザー名です。 3 [パスワード] を入力します。ローカル Windows アカウントのユー ザー パスワードです。 4 [ログイン] をクリックします。 ログインに成功すると、[概要] ページが開きます。これで、Power Center の機能を使い始めることができます。 メモ: Windows ローカル アカウントのパスワードを空白にすると、Windows のセキュリティ ポリシーの設定によっては Power Center にログインできな いことがあります。セキュリティ ポリシー設定の詳細については、 Microsoft の Web サイトまたは Windows のヘルプを参照してください。 アクセス制御 37
シングル サインオン (SSO) によるログイン SSO では、他のアプリケーションとシステムが認証目的で利用する集 中認証サーバーを使用し、ユーザーが自分の資格情報を複数回入力しな くて済むようにする手法をこのサーバーに組み合わせます。 Kerberos SSO では、Windows Active Directory (AD) のドメイン コント ローラー、Power Center サーバー、および Web ブラウザー向けの特定 のドメイン環境設定が必要です。 単一ドメイン環境 次の図は、次のコンポーネントが含まれている単一ドメイン環境を設定 する方法を示しています。 • ドメイン コントローラー : dns.dcm.dell.com は、ドメイン dcm.dell.com をサポートする Windows AD サーバーです (親と子)。 • Power Center サーバー : server1.dcm.dell.com は、Power Center がイン ストールされているサーバーです。 • Power Center クライアント: server2.dcm.dell.
手順 1. Power Center のインストール Power Center のインストール時に次の設定を行います。 1 領域名を設定します。領域の完全修飾ドメイン名 (FQDN) を入力す る必要があります。たとえば、dcm.dell.com です。 2 AD のドメイン コントローラーのアドレスを設定します。複数のア ドレスはコンマで区切ります。たとえば、192.168.0.250 などです。 3 dcm.dell.com のドメイン ユーザーを Power Center サーバーの Kerberos SSO 用ドメイン アカウントとして指定します。このユー ザー アカウントは、既存の有効なドメイン ユーザー アカウントであ る必要があります。たとえば、「Tom」と Tom のパスワードなどです。 手順 2.
例として Microsoft Internet Explorer 8 での設定手順を次に示します。 1 [Internet Explorer 8] → [インターネット オプション] → [セキュリ ティ ] → [ローカル イントラネット] を選択し、[サイト] をクリック します。[ローカル イントラネット] ウィンドウが開きます。 2 [詳細設定] をクリックし、Power Center サイトをローカル イントラ ネットに追加します。たとえば、server1.dcm.dell.com です。 複数ドメイン環境 次の図は、次のコンポーネントが含まれている複数ドメイン環境を設定 する方法を示しています。 • ドメイン コントローラー : 図には、親ドメイン dcm.dell.com および 子ドメイン east.dcm.dell.com と west.dcm.dell.com など、いくつかの Windows AD のドメイン コントローラーがあります。 • Power Center サーバー : server1.east.dcm.dell.
2 AD のドメイン コントローラーのアドレスを設定します 複数のアド レスはコンマで区切ります。たとえば、「192.168.0.2, 192.168.0.3」な どです。 3 east.dcm.dell.com のドメイン ユーザーを Power Center サーバーの Kerberos SSO 用ドメイン アカウントとして指定します。たとえば、 「Jerry」と Jerry のパスワードなどです。 手順 2. Power Center サービスの SPN の設定 関連するすべての AD のドメイン コントローラーに Power Center サー ビスの SPN を設定します。この例では、3 つのドメインが関連してい ます。dcm.dell.com、east.dcm.dell.com、および west.dcm.dell.
Windows NT LAN Manager (NTLM) 認証の制限 Power Center では、Windows ドメイン ユーザーの認証に対して Kerberos SSO をサポートします。この機能を有効にするには、Windows 統合認 証オプションをサポートするように Power Center を設定します。これ には、Kerberos と NTLM の 2 つの認証メカニズムが含まれています。 NTLM は Power Center ではサポートされていません。クライアントの Web ブラウザーで NTLM を使用して Power Center のドメイン ユー ザーを認証している場合は、いくつかの制限があります。 制限の内容 Web ブラウザーで、Windows のユーザー名とパスワードを求めるメッ セージ ボックスが表示されます。 • ユーザー名とパスワードを入力した後に [OK] を押すと、その情報が 正しいかどうかに関係なく、Power Center のログイン ページが表示 され、ログイン ページでの認証が求められます。 • [キャンセル] を押すと、HTTP ステータス 4
解決方法 Power Center サーバー、AD コントローラー、および Web ブラウザーを Kerberos SSO 用に正しく設定します。設定方法の詳細については、上記 のセクションと、Web ブラウザーのヘルプを参照してください。 複数のユーザーのログイン Power Center には、最大で 10 人のユーザーが同時にログインできます。 複数のユーザーが Power Center にログインしている場合、いずれかの ユーザーが Power Center で変更 (デバイスの削除や移動など) を行うと、 ログインしている他のユーザーの環境で予期しない動作が発生する可能性 があります。次に例を示します。 • 同じページを表示している別のユーザーに異なるデータが表示され ることがあります。 • 同じデバイスで操作を実行している別のユーザーにエラー メッセー ジが表示されることがあります。 ログアウト タスクの完了後、Power Center からログアウトできます。 Power Center からログアウトするには、管理コンソールの右上の隅にあ る [ログアウト] をクリックします。 ユー
ロールの追加 管理者は、新しいロールの追加、そのロールへの特権の割り当て、およ び新しいロールへのユーザーの追加を行うことができます。 ロールを追加するには: 1 [設定] → [ユーザー アカウント] → [ユーザー ロール] を選択し、 [ロールの追加] をクリックします。 2 次のロール情報を入力します。 • 名前: ロール名。長さは 50 文字未満にする必要があります。また、 一意のロール名にする必要があります。 • 説明: オプション。ロールの説明。長さは 1024 文字未満にする必 要があります。 • 特権: このロールの特権を選択します。 3 [適用] をクリックします。 ロールの更新 ロールを更新するには: 1 [設定] → [ユーザー アカウント] → [ユーザー ロール] を選択し、 [編集] をクリックします。 2 ロール名、説明、または特権を編集します。 3 [適用] をクリックします。 メモ: 定義済みのロールは編集できません。 ロールの削除 ロールを削除するには: 1 [設定] → [ユーザー アカウント] → [ユーザー ロール] を選択し、 [削除] をクリック
ユーザー アカウントの管理 ユーザーを作成して、ユーザーにさまざまなロールを割り当てることが できます。 「ロール/ユーザーの管理」特権のあるユーザーは、Power Center でユー ザーを追加/編集/削除できます。 ユーザーの追加 「ロール/ユーザーの管理」特権のあるユーザーは、新しいユーザーを追 加し、そのユーザーにロールを割り当てることができます。 ユーザーを追加するには: 1 [設定] → [ユーザー アカウント] → [ユーザー アカウント] を選択し、 [ユーザーの追加] をクリックします。 2 ユーザー タイプを選択します。必要な情報を入力します。 • ローカル Windows アカウント: Windows アカウントの有効なユー ザー名を入力します。ユーザー アカウント名またはグループ アカウン ト名のどちらかにすることができます。 • Windows ドメイン アカウント: Windows ドメイン アカウントの有効 なユーザー名と Windows ドメイン名を入力します。ユーザー アカウン ト名またはグループ アカウント名のどちらかにすることができます。 • Power C
ユーザーの更新 ユーザーの作成後、ユーザーの特権またはパスワードを更新することは できますが、ユーザーのタイプと説明は更新できません。 ユーザーを更新するには: 1 [設定] → [ユーザー アカウント] → [ユーザー アカウント] を選択し ます。 2 [パスワードの更新] をクリックしてユーザーのパスワードを更新する か、[編集] をクリックし、ロール 1、ロール 2、ロール 3、ロール 4 を 編集してユーザーの特権を更新します。 3 [適用] をクリックします。 メモ: インストール中に作成された Power Center のスーパー ユーザーの特 権は編集できません。 ユーザーの削除 ユーザーを削除するには: 1 [設定] → [ユーザー アカウント] → [ユーザー アカウント] を選択し、 [削除] をクリックします。 2 ユーザーのチェック ボックスをオンにして削除します。 3 [適用] をクリックします。 メモ: インストール中に作成された Power Center 管理対象ユーザー (スー パー ユーザー ) は削除できません。 特権の管理 ユーザーの特権とは、特定のタイプの Pow
• ポリシーの管理 • イベントの管理 • ライセンスの管理 Power Center 管理コンソールの各ページの機能は、ユーザーの特権に応 じて異なります。 • 全機能が有効: ユーザーは表示と編集が可能です。 • 一部の機能が有効: ユーザーは部分的に表示および編集できます。 • 全機能が無効: ユーザーには空白のページが表示されます。 次の表に、各ページの機能の状態をユーザーの特権別に示します。 表 4-1.
表 4-1.
表 4-1.
表 4-1.
ロール/ユーザーの管理 「ロール/ユーザーの管理」 特権では、次の操作が可能です。 • ロールの作成 • ロールの削除 • ロールの更新 • ユーザーの作成 • ユーザーの削除 • ユーザーの更新 この特権がない場合 自分自身のユーザー アカウント情報の表示とパスワードの更新のみが 可能です。[ユーザー アカウント] ページに [ユーザー ロール] および [ユーザー アカウント] のセクションは表示されません。 デバイス/グループの表示 「デバイス/グループの表示」 特権では、次の操作が可能です。 • すべてのデバイスとグループの情報の表示 この特権がない場合 デバイスとグループの情報は表示されず、[設定] ページの表示のみが可 能です。 メモ: 「デバイス/グループの表示」特権のみを持つユーザーには、次の制 限があります。1) [検出] ページは使用できません。2) [デバイス グループ] の 下のページでは、追加/削除/編集機能を使用できません。 デバイス/グループの管理 「デバイス/グループの管理」 特権では、次の操作が可能です。 • 論理グループの作成 •
メモ: 「デバイス/グループの管理」特権をユーザーに割り当てると、その ユーザーに "デバイス/グループの表示" 特権が自動的に割り当てられます。 この特権がない場合 すべてのデバイスとグループの情報を表示することは可能ですが、デバイ スとグループの追加/削除/編集/管理はできません。 ポリシーの管理 「ポリシーの管理」 特権では、次の操作が可能です。 • ポリシーの追加/削除 • ポリシーの更新 • グループ/デバイスに対する緊急電力削減の開始/停止 メモ: ポリシーを管理するには、「デバイス/グループの表示」特権も必要 です。 この特権がない場合 [電力の概要] ページに [ポリシー ] タブは表示されません。 イベントの管理 「イベントの管理」 特権では、次の操作が可能です。 • イベント条件 (しきい値) の追加/削除 • イベント条件 (しきい値) の更新 • イベントの削除 メモ: イベントを管理するには、「デバイス/グループの表示」特権も必要 です。 この特権がない場合 イベント情報の表示とイベントへのコメントの追加は可能ですが、イベン トの削除はできません。[電
ライセンスの管理 「ライセンスの管理」 特権では、次の操作が可能です。 • ライセンスのインポート この特権がない場合 ライセンス情報の表示は可能ですが、[ライセンスのインポート] オプ ションは使用できません。 現在のユーザーの情報の表示 現在のユーザーの情報を表示して更新するには、任意のページの右上の 隅にあるログイン ユーザー名をクリックするか、[設定] → [ユーザー アカウント] → [現在のユーザー ] を選択します。次の操作が可能です。 • 現在のユーザーの情報の表示 • 現在のユーザーのパスワードの更新 ユーザーのパスワードを更新する手順: 1 [パスワードの更新] をクリックします。 2 現在のパスワードと新しいパスワードを入力します。確認のために 新しいパスワードをもう一度入力します。 3 [適用] をクリックします。 ライセンス Power Center には、有効なライセンスが必要です。ライセンスのイン ポートや確認は、[ライセンス] ページで実行できます。 ライセンスのインポート Power Center は、インストール時に、60 日間の試用版ライセンスを自動
ライセンスをインポートするには: 1 ライセンスを www.dell.
5 デバイス検出 Power Center でデバイスを管理するには、最初にデバイスを Power Center 管理コンソールに追加する必要があります。デバイスを追加するには、 ネットワークからデバイスを検出するか、手動でデバイスを追加します。 この章では、ネットワークからデバイスを検出し Power Center 管理コン ソールに手動で追加する方法について説明します。 Power Center のデバイス検出には、データ センターのすべてのデバイ スの自動検出と、各デバイスに関する基本情報の収集があります。基本 情報とは、デバイス名、接続状態、デバイス タイプ、デバイス モデル、 デバイスの IP アドレスとホスト名、通信に使用するプロトコルなどで す。これにより、デバイス状態とデータ センター情報を追跡できます。 また、検出されたデバイスを Power Center で管理することもできます。 データ センターに新しいか変更されたデバイスがある場合、デバイス 検出機能を使用して、そのデバイスを再検出できます。 デバイスを Power Center に追加するには、「デバイス/グループの管理」 特権およ
サポート対象のデバイスとサポート対象外の デバイス サポートされているデバイスを追加または検出したり、グループ構造を 作成してデータ センターを構築したりすることができます。Power Center では検出または管理できないデバイス タイプもあります。サポートさ れていないデバイスについては、手動で追加してデータ センターのグ ループ構造を完成させる必要があります。 サポートされているデバイスの場合: • デバイス タイプには、サーバー、UPS、PDU、およびシャーシがあ ります。 • 接続プロトコルと資格情報を設定し、デバイスが Power Center と通 信できるようにします。 • サポートされているデバイスを [デバイス リスト] に追加するか、 検出します。検出、グループ構造への追加、電力および温度の監 視、電力管理ポリシーの適用、およびイベントの送信などの管理 機能を実行します。 サポートされていないデバイスの場合: • Power Center はサポートされていないデバイスと通信しないため、 接続プロトコルと資格情報は不要です。 • サポートされていないデバイスは検出する
ネットワーク上に存在するデバイスの追加 このセクションでは、Power Center 管理コンソールを使用してネット ワークからデバイスを検出する方法について説明します。 ネットワーク上に存在するデバイスを追加する前に、DNS サーバーが 正しく設定されていることを確認してください。特に、次のことを確認 します。 • Power Center のネットワークで DNS サーバーが実行されていること。 • 指定する DNS サーバーに、デバイスを検出しようとしているネット ワーク用の DNS 逆引きゾーンが設定されていること。 メモ: Power Center サーバーでは、オペレーティング システムのネット ワーク設定で指定された DNS サーバーからデバイス名が取得されます。そ のため、デバイスの IP アドレスが DNS サーバーで別のデバイス名に解決さ れると、実際のものとは異なるデバイス名が取得されることがあります。 ネットワークからデバイスを検出するには、次の手順を実行します。 手順 1.
手順 2. プロトコルを選択する 新しいプロトコル プロファイルを作成するか、既存のプロトコル プロ ファイルを使用できます。 新しいプロトコル プロファイルを作成するには: 1 [プロトコルの追加] をクリックします。 次のフィールドに情報を入力します。 • プロファイル名: プロファイル名を入力します。プロファイル名 は、16 文字未満にする必要があります。 • 説明: プロファイルの説明を入力します。 • プロトコル: ネットワーク経由でデバイスと通信するのに使用す るプロトコルを選択します。選択したプロトコルの資格情報を入 力する必要があります。プロトコル情報の詳細については、この 章の「プロトコル プロファイル」を参照してください。 2 [適用] をクリックします。新しいプロトコル プロファイルが追加さ れ、ページの一番上に表示されます。詳細を参照するには、プロ ファイルの横の + をクリックします。 3 接続プロトコルを選択して、[次へ] をクリックします。 手順 3.
最近の検出ジョブを表示するには: 1 [最近の検出ジョブ] セクションには、直近 4 件の検出検索が表示さ れます。 2 [詳細] をクリックして、各検索の履歴情報を表示します。 検索を再実行するには: 1 [最近の検出ジョブ] セクションで、検出ジョブの横の [検索の再実 行] をクリックします。 2 検出ジョブの検索条件を使用して検索が自動的に開始され、[デバイ ス リスト] ページのデバイス情報が更新されます。 手動によるデバイスの追加 このセクションでは、Power Center 管理コンソールに手動でデバイスを 追加する方法について説明します。 手動でデバイスを追加するには: 1 [デバイス リスト] ページに移動して、[追加] をクリックします。 2 追加するデバイスについて、デバイスおよびプロトコル情報 ([必要な デバイス情報]、[プロトコル情報]、[オプションのデバイス情報]) を 入力します。 • 必要なデバイス情報: – デバイス名: デバイスの名前を入力します。 – デバイス タイプ: [サーバー ]、[UPS]、[PDU]、[シャーシ]、 または [サポート外] などのデバ
• – プロトコル: デバイス タイプを選択すると、対応するプロトコ ル タイプが表示されます。前の手順で UPS または PDU を選択 した場合は、プロトコルを選択する必要があります。 – 資格情報: プロトコルの資格情報を入力します。 オプションのデバイス情報: – デバイス モデル: デバイス モデルを入力します。このフィールド は、サポートされていないデバイスを追加すると表示されます。 – デバイス サイズ: デバイスの高さを選択します。1 〜 10 ラック 単位です。 – 説明: デバイスの説明を入力します。 – フェイスプレート電力: フェイスプレート電力値を入力します。 – 負荷軽減電力: 負荷軽減電力値を入力します。 3 [適用] をクリックします。 シャーシ内のデバイスの再検出 シャーシ内のデバイスを物理的に追加、削除、または変更した場合、 次の方法でデバイス情報を更新できます。 1 [グループ管理] → [物理 (論理) グループ] → [物理グループをすべて 表示] に移動します。 2 選択した物理/論理グループのアイコンとそのデバイス/グループをク リ
メモ: デバイス管理者から、正しいプロトコル タイプと資格情報を入手し てください。IPMI/WS-MAN プロトコルのユーザー名とパスワードは、 iDRAC/CMC Web コンソールで使用する情報と同じにする必要があります。 • • IPMI: サーバーで使用する IPMI プロトコルを選択します。 – IPMI のユーザー名: 最大長は 16 文字です。 – IPMI パスワード: 最大長は 255 文字です。 – IPMI キー : 40 桁の 16 進数文字列。 WS-MAN: シャーシで使用する WS-MAN プロトコルを選択します。 – WS-MAN のユーザー名: HTTP 基本ユーザー名。最大長は 255 文 字です。 – WS-MAN パスワード: HTTP 基本パスワード。最大長は 255 文字 です。 – WS-MAN ポート: 既定値は 443 です。1 〜 65535 のポート番号を 入力することもできます。 – WS-MAN 検証証明書: オプション。デバイスの証明書検証を有効 にします。 メモ: 信頼証明書は、[WS-MAN 検証証明書] オプショ
• SNMP v3: PDU または UPS の SNMP v3 を選択します。 – SNMP のユーザー名: 必須。最大長は 255 文字です。 – SNMP 認証パスワード: 必須。最大長は 16 文字です。 – SNMP 暗号化パスワード: 最大長は 255 文字です。[SNMP 認証パ スワード] を空にすると、[SNMP 暗号化パスワード] も空になり ます。 各プロトコルに複数のプロトコル プロファイルを設定できます。 デバイス検出 62
6 デバイス管理 [デバイス リスト] ページには、ネットワークで検出されたデバイスと、 手動で追加されたデバイスが一覧表示されます。このページでは次の操 作を行うことができます。 • サポートされているデバイスまたはサポートされていないデバイスを [デバイス リスト] ページに追加する • [デバイス リスト] ページからデバイスを削除する • 単一のデバイスまたは複数のデバイスのデバイス情報を編集する • 単一のデバイスのプロトコル情報を編集する • 現在のニーズに合わせて、デバイスのフィルター処理と並べ替えを 行う デバイスの表示 [デバイス リスト] ページには、次のデバイス情報が表示されます。 表 6-1.
表 6-1.
表 6-1.
デバイスをバッチ編集するには: 1 [デバイス リスト] ページに移動します。 2 [タスクの編集] → [バッチ編集] をクリックします。 3 編集するデバイスのチェック ボックスをオンにして、[次へ] をク リックします。 4 デバイスの [サイズ]、[フェイスプレート電力]、[負荷軽減電力]、 [説明]、または [プロトコル] を入力します。 メモ: 1) プロトコルのタイプが異なるデバイスを選択した場合、プロトコ ル情報は編集できません。2) プロトコル情報を編集し、[ユーザー名] フィー ルドを空のままにすると、ユーザー名は変更されずに残ります。3) フィー ルドの横の [クリア] チェック ボックスをオンにすると、このフィールドの 現在の値がクリアされます。[クリア] チェック ボックスをオンにせずにこ のフィールドを空のままにすると、その値は変更されずに残ります。 5 [適用] をクリックします。 プロトコルの編集 [デバイス リスト] ページに一覧表示されているデバイスの通信プロト コルを編集できます。 プロトコルを編集するには: 1 [デバイス リスト] ページに移動します。 2 [プロト
デバイスの削除 重複するデバイスを手動で削除する場合、または Power Center でデバ イスの管理を行わない場合は、そのデバイスを [デバイス リスト] ペー ジから削除できます。 1 つまたは複数のデバイスを削除するには: 1 [デバイス リスト] ページに移動します。 2 [タスクの削除] → [削除] をクリックします。 3 デバイスのチェック ボックスをオンにして削除します。 4 [適用] をクリックします。 すべてのデバイスを削除するには: 1 [デバイス リスト] ページに移動します。 2 [タスクの削除] → [すべて削除] をクリックします。 3 ポップアップ メッセージを確認し、[はい] をクリックして続行し ます。 デバイスのフィルター処理 フィルターを適用して、特定のデバイス (特定のタイプのデバイスなど) のみを表示できます。 デバイスをフィルター処理するには: 1 [デバイス リスト] ページに移動します。 2 [フィルター ] をクリックします。 3 [フィルター ] ウィンドウが開きます。左側のペインで、フィルター 処理オプション ([IP 範囲]、[日付範囲]、[プロ
• IP 範囲: デバイスの開始 IP アドレスと終了 IP アドレスを入力し ます。 • 日付範囲: デバイス検出の開始日と終了日を入力します。日付を 形式で手動入力するか、カレンダーから選択 します。開始日の 00:00:00 から終了日の翌日の 00:00:00 までに検 出されたデバイスが表示されます。たとえば、フィルター処理オ プションの開始日と終了日に両方とも「2011-01-01」と入力する と、2011 年 1 月 1 日の 00:00:00 と 2011 年 1 月 2 日の 00:00:00 の 間に検出されたすべてのデバイスが表示されます。 • プロトコル: 通信で使用するプロトコルを選択します。複数のプ ロトコルを選択できます。 • 状態: デバイスの状態を選択します。複数の状態を選択できます。 • デバイス タイプ/モデル: デバイス タイプまたはデバイス モデルを 選択します。デバイス モデルは、デバイス タイプの具体的なモ デル情報です。たとえば、PowerEdge M610 などです。[デバイス リスト] ページに現在表示されているす
7 グループ管理 複数のデバイスをグループとして設定して管理することができます。 Power Center では、2 種類のグループを作成してデバイスを編成するこ とができます。 • 物理グループ 物理グループとは、実際の物理レイアウトを表す構造の対応付けを 持つグループ/デバイスのグループです。 物理グループの作成および管理の詳細については、「物理グループ」 の章を参照してください。 • 論理グループ 論理グループは、論理的に関連するグループとデバイスの集合です。 論理グループを実際の物理レイアウトに対応付ける必要はありま せん。 論理グループの作成および管理の詳細については、「論理グループ」 の章を参照してください。 グループ構造情報の対応付け Power Center では、Dell PowerEdge ラック サーバーおよびタワー サー バーのグループ構造の対応付けがサポートされます。特定のモデルの詳 細については、「概要」の章の「サポートされているデバイス」を参照 してください。 Power Center でグループ構造を作成または更新すると、サポートされて いるデバイスのファームウェアで場
• ラック スロット: Power Center のラック スロットの情報。 • シャーシ: Power Center のシャーシの情報 (該当する場合)。 メモ: サポートされているデバイスについての更新された場所の情報を表 示するには、1) Power Center でデバイスの状態が「接続済み」であることを 確認し、2) デバイスのファームウェアで場所の情報が更新されるまで数分 待つ必要があります。 グループまたはデバイスの検索 データ センターのグループ構造の設定が完了すると、[電力の概要] ページと [グループ管理] ページでグループやデバイスを検索できるよ うになります。 [電力の概要] ページでは次の操作を行うことができます。 • 物理グループまたはデバイス (サポートされていないデバイスを 除く) を検索する。 • 論理グループを検索する。 • イベントの状態を表示する。グループやデバイスに重要なイベント または警告のイベントがあると、そのグループまたはデバイスのア イコンの横にイベント アイコンが表示されます。重要なイベントと 警告のイベントの両方がある場合は、重要なイベン
物理グループまたはデバイスを検索するには: 1 [電力の概要] → [物理グループ/デバイスの選択] を選択するか、[グ ループ管理] → [物理グループの選択] を選択します。ページの上部 にデータ センターの物理グループ構造が表示されます。 2 データ センターとそのグループのアイコンをクリックしてグループ 構造を展開します。 3 目的のグループまたはデバイスを選択します。 4 選択したグループ/デバイスがページの右側に表示され、選択したグ ループ/デバイスの [電力の概要] ページまたは [グループ管理] ページ が表示されます。 論理グループを検索するには: 1 [電力の概要] → [論理グループの選択] を選択するか、[グループ 管理] → [論理グループの選択] を選択します。ページの上部に論理 グループの一覧が表示されます。 2 コンテンツを表示する論理グループのアイコンをクリックします。 3 目的のグループまたはデバイスを選択します。 4 選択したグループがページの右側に表示され、選択したグループの [電力の概要] ページまたは [グループ管理] ページが表示されます。 グループ管理 71
8 物理グループ 物理グループとは、実際の物理レイアウトを表す構造の対応付けを持つ グループ/デバイスのグループです。 IT/設備管理者には、データ センター内の物理レイアウトに基づいて、 デバイスおよびグループを編成する必要が生じる場合があります。 Power Center を使用すると、電力/温度情報を監視したり、個々のデバ イス、シャーシ、ラック、通路、ルーム、またはデータ センター レベ ルでポリシー /イベントを管理したりできます。 データ センターの物理グループ Power Center は、次のグループ構造を持つ物理グループを管理します。 データ → センター → ルーム → 通路 ラック → シャーシ。物理グループ は、この順序で作成する必要があります。 PDU、UPS、およびサポートされていないデバイスは、物理グループ構 造のどのレベルにも接続できます。PDU および UPS デバイスの情報 は、グループのページの一番下にあります。 物理グループを手動で作成し、次に管理コンソール経由でデバイスをグ ループに追加できます。 物理グループの作成 物理グループを作成するには: 1 [グループ管
4 [タスク] セクションで [新規追加] <エンティティ名> をクリックす ると、一度に複数のグループを作成できます。[グループの重複] を クリックし、作成するグループの [番号] を入力します。Power Center は、(1 から始まる) 番号を追加することによって、その番号 まで自動的にグループに命名します。たとえば、「GroupA」という 名前と番号「10」を入力すると、GroupA1、GroupA2...
• サイズがラックの連続空きスロットを超えるデバイス。 デバイスは次の方法でラックに追加できます。 • デバイスをラックに追加する a [ラックのデバイス] → [ラックに追加] をクリックします。 b スロットを選択し、[選択したスロットにデバイスを追加] をク リックします。 c [デバイスをラックに追加] ウィンドウには、物理グループに対 して定義されていないすべてのデバイスが表示されます。次のオ プションを使用してデバイス情報を編成します。 • 追加の列を表示: 既定では、3 つのデバイス情報列 ([選択]、 [名前]、[状態]) が表示されます。[追加の列を表示] をクリック してすべての列を表示します。 • フィルター : フィルター処理オプションを使用してデバイスを フィルター処理します。 d 追加するデバイスの横の [選択] をクリックし、[適用] をクリッ クします。選択したデバイスが選択したスロットに追加され、 [デバイス リスト] に表示されます。 メモ: デバイス サイズが 1U より大きく、選択したスロットの一番上に 使用可能なスロットがある場合、Powe
• 追加の列を表示: 既定では、3 つのデバイス情報列 ([選択]、 [名前]、[状態]) が表示されます。[追加の列を表示] をクリック すると、デバイス情報のすべての列を表示できます。 • フィルター : デバイスの長いリストから特定のデバイスのみを表 示する必要がある場合は、フィルター処理オプションを使用して デバイスをフィルター処理できます。 c 追加するデバイスの横の [選択] をクリックし、次のオプション の 1 つを使用してデバイスのスロットを選択します。 • スロット番号: デバイスのスロット番号を指定できます。Power Center は、デバイス サイズに応じて、このスロット以降のス ロットにデバイスを追加します。 • 自動: [自動] を選択した場合、Power Center は、デバイス サイズ と空きスロットに応じて、選択したデバイス用のスロットを自動 的に割り当てます。選択したすべてのデバイスがラックに追加さ れます。 d 前の手順を繰り返して、デバイスとその対応スロットをさらに選 択します。異なるページから複数のデバイスを選択できます。 e [適用] を
メモ: Dell Chassis Management Controller (CMC) を物理グループに追加 していて、ブレード サーバーが見つかった場合は、ブレード サー バーの資格情報を手動で更新する必要があります。Power Center で正 しい資格情報を指定すると、その状態が「接続の切断」から「接続 済み」に更新されます。 物理グループ内のデバイスの編集 デバイスを追加または関連付けした後で、デバイス情報を編集できます。 デバイスを編集するには、次のいずれかを実行します。 • [タスクの編集] → [スロットの更新] をクリックして、デバイスのス ロットを変更します。 • [タスクの編集] → [移動] をクリックして、デバイスを別のデータ センターに移動します。 • [タスクの編集] → [編集] をクリックして、デバイスを編集します。 物理グループからのデバイスの削除 グループからデバイスを削除するには: 1 [削除] をクリックします。 2 デバイスのチェック ボックスをオンにして削除します。 3 [適用] をクリックします。 メモ: デバイスを削除しても、[デバイス リスト
メモ: シャーシのブレードは、シャーシをラックに追加したときに自動的 に設定されます。シャーシをラックに追加したときにブレードが検出され なかった場合は、[デバイス リスト] に「切断」と表示されます。その後、 検出プロセスでブレードが検出されると、状態が「接続済み」に更新され ます。ブレードをシャーシ内やシャーシ間で物理的に移動した場合、Power Center ユーザー インターフェイスのシャーシのグループ構造は、Power Center の検出プロセスでシャーシが再検出されるまで更新されません。 デバイスを移動するには: 1 [移動] をクリックします。 2 [デバイスの移動] ウィンドウでは、デバイスの物理グループ構造が 一番上に表示され、その下に物理グループ (データ センター ) のリス トがアクティブ リンクとして表示されます。ラックのデバイスを移 動する場合は、アクティブ リンクをクリックしてグループ内のラッ クを表示し、デバイスの移動先にするラックを選択します。物理グ ループに関連付けられているデバイスを移動する場合は、アクティ ブ リンクをクリックして別のグループを選択します。 3 [移動
物理グループの編集 物理グループを作成した後、グループ情報を編集して更新できます。 物理グループのグループ情報を編集するには: 1 [グループ管理] → [物理グループ] を選択し、[物理グループの選択] を クリックし、アイコンをクリックしてグループを選択します。 2 [編集] をクリックします。 3 グループの [名前] および [説明] を編集します。 4 [適用] をクリックします。 物理グループの削除 物理グループを削除するには: 1 [グループ管理] → [物理グループ] を選択し、[物理グループの選択] を クリックし、アイコンをクリックしてグループを選択します。 2 [削除] をクリックします。 3 グループのチェック ボックスをオンにして削除します。 4 [適用] をクリックします。 メモ: 物理グループの削除がポリシーに影響を与える場合は、イベントが 送られます。このイベントは、[イベント ログ] ページで確認できます。 物理グループの表示 物理グループの詳細を表示するには、[物理グループ] ページに移動しま す。[物理グループ] ページへのアクセス シナリオは 2 つあります。 •
[物理グループ] ページには、すべての物理グループが名前のアルファ ベット順 (A 〜 Z) に一覧表示されます。物理グループのアクティブ リン クをクリックすると、詳細が表示されます。 • グループ構造の情報: アイコンをクリックすると、グループ構造 (ルーム、通路、ラック、 シャーシを含む) が表示されます。 • グループの詳細: タブをクリックすると、詳細が表示されます。 – イベント: グループのイベント (重要なイベント、警告のイベン トなど)。イベントの重要度の詳細については、「イベントの管 理」の章の「イベントの重要度レベル」を参照してください。 – ダッシュボード: 電力ダッシュボードおよび温度ダッシュボード。 – 電力の詳細: 電力のグラフおよびエネルギー消費の概要。 – 温度の詳細: 温度のグラフおよび詳細の概要。 – ポリシー : 物理グループに対して作成されたポリシーとそれらの 状態。 – しきい値: 電力しきい値および温度しきい値。 – ラック: ラックのデバイスの情報。このタブは、ラック レベルの 情報を表示するときに表示されます。 – シャーシ
9 論理グループ 論理グループは、論理的に関連するグループとデバイスの集合です。論 理グループを実際の物理レイアウトに対応付ける必要はありません。た とえば、すべてのプリント ファイル サーバーまたはメール サーバーで 構成される論理グループがあります。 論理グループの作成 論理グループを作成するには: 1 [電力の概要] → [論理グループ] を選択し、[論理グループの選択] を クリックします。 2 [新しい論理グループの追加] をクリックします。 3 その論理グループの [名前] と [説明] を入力します。 4 [新しい論理グループの追加] をクリックすると、一度に複数のグ ループを作成できます。[グループの重複] をクリックし、作成する グループの [番号] を入力します。Power Center は、(1 から始まる) 番 号を追加することによって、その番号まで自動的にグループに命名 します。たとえば、「GroupA」という名前と番号「10」を入力する と、GroupA1、GroupA2...
論理グループへのデバイスまたはグループの追加 論理グループにデバイスやグループを追加することができます。一度に 追加できるのは、1 つのデバイスまたはグループだけです。 次のいずれかのカテゴリから、デバイスまたはグループを追加します。 • 物理グループ • 論理グループ • すべてのデバイス メモ: シャーシは [すべてのデバイス] ウィンドウに表示されないため、 [すべてのデバイス] カテゴリから論理グループにシャーシを追加すること はできません。ただし、既にシャーシをラックに追加している場合は、 [物理グループ] カテゴリからシャーシを追加できます。 デバイスまたはグループを論理グループに追加するには: 1 左側のペインでカテゴリ ([物理グループ]、[論理グループ]、または [すべてのデバイス]) のいずれかをクリックして、特定のグループ/デ バイスの選択ウィンドウを表示します。 2 選択ウィンドウで、表示される情報に基づいてグループまたはデバ イスを選択します。 • • 物理グループ: a グループ選択ウィンドウに、物理グループがアクティブ リンク として一覧表示されます。アクティブ
• すべてのデバイス: a グループ選択ウィンドウに、すべてのデバイスのリストが表示さ れます。 b [選択] をクリックして、デバイスを [グループ管理: 論理グループ] ページに表示されます。 論理グループの編集 論理グループを作成した後、その論理グループの情報を編集できます。 論理グループを編集するには: 1 [グループ管理] → [論理グループ] を選択し、[論理グループの選択] を クリックし、アイコンをクリックしてグループを選択します。 2 [編集] をクリックします。 3 そのグループの新しい [名前] と [説明] を入力します。 4 [適用] をクリックします。 論理グループの削除 論理グループを削除するには: 1 [グループ管理] → [論理グループ] を選択し、[論理グループの選択] を クリックし、アイコンをクリックしてグループを選択します。 2 [削除] をクリックします。 3 グループのチェック ボックスをオンにして削除します。 4 [適用] をクリックします。 メモ: 論理グループの削除がポリシーに影響を与える場合は、イベントが 送られます。このイベントは、[イベント
論理グループの表示 論理グループの詳細を表示するには、[論理グループ] ページに移動しま す。[論理グループ] ページへのアクセス シナリオは 2 つあります。 • Power Center 管理コンソールの左側のペインからアクセスする: [グ ループ管理] → [論理グループの選択] をクリックしてこのページに アクセスできます。このページには、すべての論理グループが一覧 表示されます。論理グループのアクティブ リンクをクリックすると、 コンテンツを展開できます。 • [電力の概要] ページからアクセスする: [電力の概要] ページの一番上 に表示される [グループの管理] リンクをクリックして、特定のグ ループ/デバイスのコンテンツ ページにアクセスできます。このペー ジには、このグループ/デバイスのコンテンツに関する詳細な情報が 表示されます。 [論理グループ] ページには、すべての論理グループが名前のアルファ ベット順 (A 〜 Z) に一覧表示されます。論理グループのアクティブ リン クをクリックすると、詳細が表示されます。 • グループ構造の情報: アイコンをクリックすると、グループ構造
ダッシュボード、電力の詳細、温度の詳細、ポリシー、およびしきい値 の詳細については、「電力監視」および「温度監視」の章を参照してく ださい。 論理グループ 84
10 電力監視 Power Center では、現在および過去の電力関連のデータ (電力消費やコ ストなど) を監視できます。この機能は、データ センター内の電力の状 態を把握したり、電力インフラストラクチャ、冷却、設備などの補強 ニーズに対応する計画を立てたりするのに便利です。 さまざまなデバイス/グループのレベルでの電力監視、監視のニーズに 合うような電力監視設定の変更、および電力状態のグラフの印刷を行う ことができます。 電力監視のレベル Power Center では、次のようなレベルで電力を監視できます。 物理グループと論理グループ: • 個々のデバイス • ラック • 通路 • ルーム • データ センター 論理グループのみ: • ユーザーが定義した論理グループ 電力監視の設定 Power Center での電力監視設定を変更できます。設定には次の項目があ ります。 • しきい値 (イベントの平均電力と最大電力) • デバイスとグループの範囲 (すべてを監視するかどうか) • サンプリング間隔 (1、3、6 分) • 既定の単位 (ワット、または 1 時間あ
[しきい値] は、グループ/デバイスの電力がしきい値を超過したときに 通知を受信する場合に便利です。電力の値が、重要または警告のしきい 値を超えると、それに関連するイベントが送信されます。 しきい値を設定するには: 1 [電力の概要] → [物理グループ/デバイスの選択] または [論理グルー プの選択] に移動し、グループ/デバイスのアイコンをクリックします。 2 [しきい値] → [電力しきい値] に移動して、[編集] をクリックします。 3 次の項目について値を入力します。 • 最大電力での重要なしきい値: 最大電力が設定値を超えると、重要レベルのイベント「最大電力」 が送信されます。 • 平均電力での重要なしきい値: 平均電力が設定値を超えると、重要レベルのイベント「平均電力」 が送信されます。 • 最大電力での警告しきい値: 最大電力が設定値を超えると、警告レベルのイベント「最大電力」 が送信されます。 • 平均電力での警告しきい値: 平均電力が設定値を超えると、警告レベルのイベント「平均電力」 が送信されます。 4 [適用] をクリックします。 しきい値を設定した後、[電力の詳細]
電力の詳細の表示 [電力の概要] → [物理 (または論理) グループ] に移動して、グループ/デ バイスのアイコンをクリックし、続いて [電力の詳細] タブを開いて電 力の詳細を表示します。 [電力の詳細] ページには、PDU と他のデバイス/グループに関するさま ざまな情報が表示されます。Power Center には、UPS の電力の詳細は表 示されません。 デバイス/グループ (PDU および UPS を除く) の [電力の詳細] グラフに は、既定では、直前 1 時間の電力の詳細が表示されます。 電力監視 87
次の操作を行うこともできます。 現在の期間の電力の詳細を表示する • 期間のタブをクリックし、現在の電力の詳細を参照します。 表 10-1.
メモ: 一般に、[最大] のラインでは、瞬間値が電力の上限値を超えること があります。この値については、Power Center で監視され、正常な電力の 範囲に収まるように制御されます。ユーザーが注意する必要があるのは、 [平均] の電力値が電力の上限値を超える場合だけです。 メモ: 時間の間隔 (ある時点から次の時点までの時間) は [設定] ページで設 定できます。間隔の設定方法の詳細については、 「Power Center の設定」の 章の「監視設定」を参照してください。 ラックの場合は、[電力消費] をクリックして、すべてのラック PDU の PDU 電力消費を表示することもできます。 また、[電源ポリシー ] をクリックして、電源ポリシーを変更すること もできます。 メモ: [電源ポリシー ] ボタンを使用できるのは、[ポリシー ] ページで電源 ポリシーを設定してある場合だけです。電源ポリシーの設定方法の詳細に ついては、「電源ポリシー」の章を参照してください。 PDU デバイスについては、電力の詳細として次の情報が表示されます。 サポートされる PDU デバイスの詳細については、「概要」の章の
• 冷却エネルギー : 選択したデバイス/グループの冷却に必要なエネル ギー消費およびコストの見積もり。 冷却エネルギー = IT 機器エネルギー x 冷却乗数 冷却乗数は、[設定] → [エネルギー消費] ページで設定できます。 • 消費電力 (合計): IT 機器エネルギーと冷却エネルギーにかかるエネル ギー消費およびコストの合計。計算式は次のようになります。 コスト = (IT 機器エネルギー T1 * 冷却乗数) * 固定率 T1 + (IT 機器エ ネルギー T2 * 冷却乗数) * 固定率 T2 + °¦ + (IT 機器エネルギー Tn * 冷却乗数) * 固定率 Tn メモ: T1/T2/...
PDU 電力の監視 PDU 電力の監視についてのシナリオは 2 つあります。 • グループの [ダッシュボード] ページから [PDU ダッシュボード] を表 示する場合: [PDU ダッシュボード] では、すべての PDU 情報が表と して示されます。 • PDU の [ダッシュボード] ページから [PDU ダッシュボード] を表示 する場合: [PDU ダッシュボード] では、特定の PDU 情報が次のよう にグラフに表示されます。 – 左と右のボックスには、PDU の瞬時電力値が表示されます。 – このページには、デバイスから読み取られた PDU の詳細も一覧 表示されます。この PDU デバイスについてのデータが存在しな い場合は、「該当なし」と表示されます。 UPS 電力の監視 UPS 電力の監視についてのシナリオは 2 つあります。 • グループの [ダッシュボード] ページから [UPS ダッシュボード] を表 示する場合: [UPS ダッシュボード] では、すべての UPS 情報が表と して示されます。 電力監視 91
• UPS の [ダッシュボード] ページから [UPS ダッシュボード] を表示す る場合: [UPS ダッシュボード] では、特定の UPS 情報が次のように グラフに表示されます。 – 左と右のボックスには、UPS の温度が表示されます。 – このページには、デバイスから読み取られた UPS の詳細も一覧 表示されます。この UPS デバイスについてのデータが存在しな い場合は、「該当なし」と表示されます。 電力ダッシュボード [ダッシュボード] ページで、Power Center の全体的な状態を監視でき ます。 ダッシュボードを表示するには: 1 [電力の概要] → [物理/論理グループ] に移動します。 2 グループ/デバイスのアイコンをクリックして、[ダッシュボード] を クリックします。 電力監視 92
ダッシュボード グラフに、以下の内容が表示されます。 デバイスの場合 (PDU および UPS を除く): • 左のボックスに最新のサンプリング間隔の平均電力消費が表示され ます。 • 右のボックスに、[しきい値] タブで設定した電力しきい値と比較し た場合の平均電力消費のレベルが表示されます。 グループの場合: • 左のボックスに、グループ内の電源監視機能を持つデバイスについ ての最新のサンプリング間隔の合計電力値が表示されます。 • 右のボックスに、[しきい値] タブで設定した電力しきい値と比較し た場合の平均電力値のレベルが表示されます。 メモ: 合計電力値は、電力データを合計して算出された電力値です。計算 式は、データを時間に基づいて合計するかグループに基づいて合計するか によって異なります。 右のボックスでは、それぞれ異なる重要度を別の色で示します。 • 赤は、重要なイベントをトリガーする電力範囲を示します。 • オレンジは、警告のイベントをトリガーする電力範囲を示します。 • 緑は、イベントをトリガーしない電力範囲を示します。 サンプリング間隔の設定方法の詳細について
電力監視/ダッシュボード グラフの印刷 電力監視および電力ダッシュボードのグラフを PDF ファイルまたはプ リンターに出力するには、[印刷] をクリックします。 Web ブラウザーの [背景を印刷] オプション、およびその他の印刷設定を 設定して有効にする必要があります。この設定を行わないと、結果が背 景なしで印刷されたり、ページの配置がずれたりします。 Mozilla Firefox で [背景を印刷] を有効にするには: 1 [ファイル] → [ページ設定] → [書式とオプション] に移動します。 2 [背景を印刷 (色と画像)] オプションのチェック ボックスをオンにし ます。 3 [OK] をクリックします。 Microsoft Internet Explorer で [背景を印刷] を有効にするには: 1 [ファイル] → [ページ設定] に移動します。 2 [背景の色とイメージを印刷する] オプションのチェック ボックスを オンにします。 3 [OK] をクリックします。 Microsoft Internet Explorer 8 でグラフを印刷するときは、次の点を確認 する必要があります。
11 温度監視 Power Center では、現在および過去のデータ センターの温度を監視で きます。これは、データ センターの温度状態を把握し、ホット スポッ ト (熱だまり) を特定するのに役立ちます。 さまざまなデバイス/グループのレベルでの温度状態の監視、監視の ニーズに合うような温度監視設定の変更、および温度状態のグラフの印 刷を行うことができます。 温度監視のレベル Power Center では、次のようなレベルで温度を監視できます。 • デバイス レベル: デバイスの温度関連のデータを監視できます。 • 物理グループ レベル: 物理グループ レベル (データ センター、ルーム、通路、シャーシ モ ジュール) で温度関連のデータを監視できます。 • 論理グループ レベル: 論理グループ レベルで温度関連のデータを監視できます。 温度監視の設定 Power Center での温度監視設定を変更できます。設定には次の項目があ ります。 • しきい値 (イベントに対するインレット温度範囲) • デバイスとグループの範囲 (すべてを監視するかどうか) • サンプリング間隔 (1
しきい値を設定するには: 1 [電力の概要] → [物理 (または論理) グループ] に移動し、グループ/ デバイスのアイコンをクリックします。 2 [しきい値] → [温度しきい値] に移動し、[編集] をクリックします。 3 次の項目について値を入力します。 • 平均インレット温度の重要なしきい値 − より大きい: この設定より 温度が高くなると、重要レベルのイベント「平均インレット温度」 が送信されます。 • 平均インレット温度の重要なしきい値 − より小さい: この設定より 温度が低くなると、重要レベルのイベント「平均インレット温度」 が送信されます。 • 平均インレット温度の警告しきい値 − より大きい: この設定より温 度が高くなると、警告レベルのイベント「平均インレット温度」が 送信されます。 • 平均インレット温度の警告しきい値 − より小さい: この設定より温 度が低くなると、警告レベルのイベント「平均インレット温度」が 送信されます。 4 [適用] をクリックします。 しきい値を設定した後、[温度の詳細] タブにしきい値を示す異なる色の ラインが 4 本表示されます。 デバ
温度の詳細: 既定では、[温度の詳細] グラフに、直前 1 時間の温度の詳細が表示され ます。次の操作を行うこともできます。 • 現在の期間の温度の詳細を表示する 期間のタブをクリックし、現在の温度の詳細を参照します。 表 11-1.
表 11-1.
メモ: 時間の間隔 (ある時点から次の時点までの時間) は [設定] ページで設 定できます。間隔の設定方法の詳細については、 「Power Center の設定」の 章の「監視設定」を参照してください。 メモ: データが存在しない場合、[平均]、[最大]、または [最小] フィールド には「該当なし」と表示されます。たとえば、ブレード サーバーがサ ポート外のデバイスである場合です。 シャーシ/ブレード サーバーの温度の監視 ブレード サーバー レベルのインレット温度を監視できます。 平均、最大、最小の詳細など、シャーシ レベルのインレット温度を監 視することもできます。 デバイス/グループの温度の監視 Power Center では、デバイスおよびグループのインレット温度範囲の温 度監視をサポートしています。インレット温度範囲は、グループのデバ イスの最高温度表示と最低温度表示との平均インレット温度差です (摂 氏または華氏)。この値は、[温度の詳細] のグラフの最高温度と最低温 度から計算できます。 温度ダッシュボード [ダッシュボード] ページには、Power Center の全体的な状態が表示
ダッシュボード グラフに、以下の内容が表示されます。 デバイスの場合 (PDU および UPS を除く): • 左のボックスに最新のサンプリング間隔の平均温度状態が表示され ます。 • 右のボックスに、[しきい値] タブで設定した温度しきい値と比較し た場合の平均温度状態のレベルが表示されます。 グループの場合: • 左のボックスに、グループ内の電源監視機能を持つデバイスについ ての最新のサンプリング間隔の合計温度値が表示されます。 • 右のボックスに、[しきい値] タブで設定した温度しきい値と比較し た場合の合計温度値のレベルが表示されます。 メモ: 合計温度値は、温度データを合計して算出された温度値です。計算 式は、データを時間に基づいて合計するかグループに基づいて合計するか によって異なります。 右のボックスでは、それぞれ異なる重要度を別の色で示します。 • 赤は、重要なイベントをトリガーする温度範囲を示します。 • オレンジ色は、警告のイベントをトリガーする温度範囲を示します。 • 緑色は、イベントをトリガーしない温度範囲を示します。 サンプリング間隔の設定方法の詳細につ
温度監視/ダッシュボード グラフの印刷 温度監視および温度ダッシュボードのグラフを PDF ファイルまたはプ リンターに出力するには、[印刷] をクリックします。 Web ブラウザーの [背景を印刷] オプション、およびその他の印刷設定を 設定して有効にする必要があります。この設定を行わないと、結果が背 景なしで印刷されたり、ページの配置がずれたりします。 [背景を印刷] オプションおよびその他の印刷設定を有効にする方法につい ては、 「電力監視」の章の「電力監視/ダッシュボード グラフの印刷」を参 照してください。 温度監視 101
12 電源ポリシー 電源ポリシーは、デバイスまたはグループの電力の上限を管理するため に使用される一連の設定です。ポリシーは、さまざまな状況における電 力管理の定義に有用です。たとえば次のような場合に使用できます。 • 電力消費が回路の容量を超過しないようにポリシーを設定できます。 • デバイス/グループの負荷に応じて時刻をスケジュールしたポリシーを 設定できます。たとえば、負荷が低いときにはできるだけ低い上限を 設定し、データセンターでの電力使用量を削減することができます。 • ラックの収容密度が高くなるようにポリシーを設定できます。たと えば、Power Center によって監視されるラック A_01 に 現在10 台の デバイスが収容されているとします。[電力の詳細] ページから電力 消費を監視することにより、ラック A_01 に追加可能なデバイスの 数を見積もることができます。また、デバイスを追加した後、ラッ ク A_01 の電力消費合計の上限を定めるポリシーを設定できます。 Power Center では、2 種類のポリシーをサポートしています。 • 静的電源ポリシー : 各デバイス
動的電源ポリシーの仕組み 動的ポリシーの仕組みについて理解するには、まず次の用語について理 解する必要があります。 • 消費: デバイスの使用電力です。 • 電力の上限: デバイスが消費することを許可された最大電力量です (需要と等しいとは限りません)。 • 電力余裕: 電力ポリシーにおけるデバイスまたはデバイス グループの 電力の上限と電力消費の差分です。 • 需要: 負荷を処理するためにデバイスが要求する電力量です。 動的電源ポリシーの最優先事項は、グループの電力の上限を維持するこ とです。この上限を維持することは、上限を超える電力を必要とせず に、すべてのデバイスが負荷を処理できることを意味します。ポリシー で設定された各デバイスの電力の上限がほぼ保たれた状態で、電力の上 限のほとんどまたは全体が配分されている場合は、デバイス グループ に電力の上限を配分するときにデバイスの優先度が考慮されないことが あります。優先度が低いデバイスでも、上限を保つために電力をさらに 必要とする場合には、実際に優先度が高いデバイスよりも多くの電力が 供給されることもあります。電力の上限の制約が厳しすぎ、グ
デバイスの平均電力消費が、そのデバイスに設定された電力の上限より 低くなった場合、その電力の上限は監視サイクルごとに評価および調整 されます。余分の電力は、他のデバイスで消費できる電力余裕とみなさ れます。 電源ポリシーの機能 Power Center では、デバイスの電源ポリシー機能の状態を次のように定 義します。 • 不明: Power Center に接続されたことのないサポート対象外のデバ イス。 • なし: 電源ポリシー機能なし。そのデバイスでは、ポリシーを何も設 定できません。 • 監視: 電源監視機能のみ。 • 監視と上限の設定: 電源監視機能と電力の上限の設定機能あり。 • 監視、アップグレード可能: 電源監視機能あり、電力の上限の設定機 能を持つようにアップグレード可能。 この電源ポリシー機能の状態は、[デバイス リスト] ページの [電源能力] 列に表示されます。 Dell iDRAC7 に準拠するサーバーの場合、ライセンスの変更によって電 源ポリシー機能に変更が加えられると、Power Center は管理コンソール 内のそのサーバーの情報を 24 時間以内に変更し
シナリオ 2.
新規ポリシーを作成するには: 1 [電力の概要] → [物理/論理グループ] ページに移動します。 2 ラック/シャーシ/デバイスのアイコンをクリックして、[ポリシー ] タブに移動します。 3 [新規ポリシーの作成] をクリックします。 4 [新規ポリシーの作成] ウィンドウが開きます。次の手順に従って電 力の上限を設定します。 a 英語のアルファベット 25 文字以内でポリシー名を入力します。 b [ポリシー タイプ] ドロップダウン リストで、[静的] または [動 的] を選択します。この手順は、ラック/シャーシについてのポリ シーを作成する場合にのみ実行します。 c 電力の上限値を見積もるための [平均電力] と [最大電力] の値を 表示する固定期間を選択します。[平均電力]、[最大電力]、 [下限]、および [上限] の値は、監視と上限の設定が可能な電源 能力を備えたデバイスのみを対象とした値です。 d グループまたはデバイスの [電力の上限値] または [能力パーセン テージ] を入力します。 • 電力の上限値: [下限] と [上限] の間の値を入力します。下限は、 デバイ
5 グループ/デバイスの電力の配分: • 動的ポリシーの場合、グループ内の個々のデバイスの優先度 (高、 中、および低) は、必要に応じて変更できます。優先度を選択してか ら、[次へ] をクリックします。 メモ: このページにはすべてのデバイスが表示されますが、構成できるの は監視と上限の設定が可能な電源能力を備えたデバイスの優先度だけです。 メモ: さまざまなデバイス/グループで処理される負荷に関連したサービス レベルの取り決めに基づいて、優先度を設定できます。Power Center は、 電力の上限が十分に利用されていないと、優先度が高いデバイス/グループ の電力を多めに予約します。 • 静的ポリシーの場合、Power Center は既定で、各デバイスの電力の 上限と同じ上限値のパーセンテージを使用します。別の値 ([電力の 上限値] または [能力パーセンテージ]) を入力して [次へ] をクリック することもできます。 メモ: 入力したデバイスの電力上限値の合計が、前の手順で設定した電力の 上限値より高いときは、Power Center は [電力の上限値] を変更してメッセー ジ プロンプ
7 ポリシー概要情報を確認して [適用] をクリックします。新規ポリ シーが作成され、直ちに有効になります。 メモ: Power Center で障害が発生しても、ポリシー (EPR を含む) で設定さ れた既存の電力の上限値はデバイスで有効なままになります。これは、 ポリシーが適用されるデバイスの性能に影響を及ぼします。そのような影 響を防止するため、Power Center のデータのバックアップを定期的に作成 する必要があります。Power Center で障害が発生した後にポリシーを復元 するには、次の手順を実行します。1) Power Center を再インストールしま す。2) バックアップ データを使用して回復します。上の 2 つの手順が完了 した後は、以前から存在するポリシーを使用してデバイスを制御できま す。Power Center のデータのバックアップと回復の詳細については、 「バッ クアップと回復」の章を参照してください。 ポリシーの詳細の表示 ポリシーは次のページで表示できます。 • [ポリシー ] ページ: このページには、すべてのポリシーの一覧が表示 されます。このページでポ
• 時間範囲: ポリシーを有効にする時刻です。 • 曜日: ポリシーを有効にする曜日です。 ポリシーの優先度レベル ポリシーを作成またはアップグレードするときには、デバイス/グルー プごとに異なる優先度レベルを選択できます。たとえば、デバイス/グ ループで処理される負荷に関連付けられたサービス レベルの取り決め に基づいて、優先度を設定できます。 Power Center は、デバイス/グループの電力の上限が十分に利用されて いないと、優先度が高いデバイス/グループに電力を多めに予約しよう とします。 デバイス/グループごとに、次の 3 レベルの優先度を設定できます。 • 低 • 中 (既定) • 高 優先度リストはポリシーに固有ですが、1 つのデバイス/グループには、 ポリシーごとに異なる優先度レベルが指定されていることがあります。 あるポリシーでのデバイス/グループの優先度値が、同じノードの別の ポリシーでの優先度値より高い場合は、高いほうの優先度値が低いほう の優先度値より優先されます。 たとえば、デバイス についてポリシー 1 を、またデバイ ス に
ポリシーのモード ポリシーのモードは、[ポリシー ] ページの [有効] および [アクティブ] 列に表示されます。緑の記号は [有効] または [アクティブ] を示します。 Power Center では、3 種類のポリシー モードをサポートしています。 表 12-1.
ポリシーの実施状況が [電力の詳細] グラフに表示されます。 ポリシーを非表示にするには: もう一度 [電源ポリシー ] をクリックします。 ポリシーの更新 ポリシーを更新するには: 1 [ポリシー ] ページ、または [電力の概要] ページの [ポリシー ] タブ に移動します。 2 選択したポリシーの横の [編集] をクリックします。 3 [ポリシーの編集] ウィンドウが開きます。ポリシーの詳細を更新し ます。この章の「ポリシーの作成」を参照してください。 4 [適用] をクリックします。ポリシーが更新され、直ちに有効になり ます。 ポリシーの削除 ポリシーを削除するには: 1 [ポリシー ] ページ、または [電力の概要] ページの [ポリシー ] タブ に移動します。 2 [削除] をクリックします。 3 ポリシーのチェック ボックスをオンにして削除します。 4 [適用] をクリックします。 ポリシーのフィルター処理 フィルターを適用して特定のポリシーのみを表示できます。 ポリシーをフィルター処理するには: 1 [ポリシー ] ページに移動します。 2 [フィルター ] をクリックします。 3
4 フィルター処理オプション ウィンドウで、表示される情報に基づい てフィルター処理オプションを選択します。1 つ以上のオプションを 使用してポリシーをフィルター処理できます。 • ポリシー タイプ: 静的電源ポリシーまたは動的電源ポリシーを選択し ます。複数のポリシー タイプを選択できます。 • 電力の上限: 最小および最大の電力の上限値を設定して、デバイス/グ ループの電力の上限範囲を定義します。 • ポリシーの状態: ポリシーの状態を選択します。状態は、[有効]、[無 効]、[アクティブ]、および [非アクティブ] です。複数のオプションを 選択できます。 5 [適用] をクリックします。[ポリシー ] ページにフィルター処理され たポリシーが表示されます。 緊急電力削減 たとえば、電源障害が起きてデバイスが UPS からの電力で稼働してい る場合のように、緊急事態が発生したときには、緊急電力削減を開始し て電力消費を最小限に設定できます。 警告: 緊急電力削減を適用すると、極めて低いレベルまでデバイスの電力 が抑えられますが、性能に影響を及ぼします。監視と上限の設定が可能な 電源能力を備
緊急電力削減をキャンセルするには: 1 任意のページの右上の隅にある [緊急電力削減] をクリックします。 [緊急電力削減] ウィンドウが開きます。 2 [削除] 列で、緊急電力削減をキャンセルするデバイス/グループを選 択します。複数のデバイス/グループを選択できます。 3 [適用] をクリックします。[電力の概要] ページと [グループ管理] ページで、デバイス/グループに付けられていた [EPR 適用中] という テキストが表示されなくなります。[緊急電力削減] ウィンドウから すべてのデバイス/グループを削除すると、[緊急電力削減] ボタンが 表示されなくなります。 ポリシー関連イベント ポリシーが構成されているデバイス/グループに対して、たとえばデバ イスまたはグループの削除、移動、または追加など、グループ構造の変 更が行われると、警告のイベントが送信されます。ポリシー関連イベン トの詳細については、 「イベント管理」の章の「定義済みのイベント」を 参照してください。 電源ポリシー 113
13 比較 Power Center により、デバイスまたはグループを追加して、選択した期 間における電力と温度の状態やエネルギー消費を比較することができま す。たとえば、2 つのルームを選択して温度を比較したり、同様のデバ イスがある 2 つのグループを選択して電力消費を比較したり、ある 1 つ のグループのデータを異なる 2 つの期間で比較したりできます。比較結 果を印刷することもできます。 比較可能な電力と温度の情報には次のものがあります。 • 電力消費: 平均、最大、最小およびピーク時間の電力消費。 • 温度: 平均、最高および最低温度。 • エネルギー : IT エネルギーと冷却エネルギーを含むエネルギー消費 合計とコスト合計。 グループ/デバイスを比較するには、[比較] ページに移動し、次の 2 つ の手順を完了します。 1 期間を変更します。 2 デバイスまたはグループを追加します。 期間の変更 日付と時間の範囲を選択し、選択した期間内での監視対象デバイスの電 力状態と温度状態を比較できます。 日付と時間を指定して期間を選択するには: 1 [期間の変更] をクリックします。 2 [
デバイスまたはグループの追加 1 つから 3 つのデバイスまたはグループを追加して、電力状態と温度状 態を比較できます。一度に追加できるのは、1 つのデバイスまたはグ ループだけです。 デバイスまたはグループを追加するには: 1 [デバイス/グループの追加] をクリックします。 2 左側のペインでカテゴリ ([物理グループ]、[論理グループ]、または [すべてのデバイス]) のいずれかをクリックして、特定のグループ/デ バイスの選択ウィンドウを表示します。 3 選択ウィンドウで、表示される情報に基づいてグループまたはデバ イスを選択します。 • • • 物理グループ: a グループ選択ウィンドウに、物理グループがアクティブ リンク として一覧表示されます。アクティブ リンクをクリックしてグ ループを展開し、その物理グループの一部となっているすべての グループを表示します。 b 物理グループのアクティブ リンクをクリックし、[選択] をク リックします。 c 物理グループが [比較] ページに追加され、表示されます。 論理グループ: a グループ選択ウィンドウに、論理グループがアクティブ リ
デバイスまたはグループの削除/変更 グループまたはデバイスを比較対象から削除するには、選択したグルー プ/デバイスの X ボタンをクリックします。 比較対象のデバイス/グループを変更するには、デバイス/グループの削 除を先に行い、それから別のデバイス/グループを追加します。 比較結果の印刷 比較結果を印刷するには、[比較] ページで [印刷] をクリックします。 Web ブラウザーの [背景を印刷] オプション、およびその他の印刷設定を 設定して有効にする必要があります。この設定を行わないと、結果が背 景なしで印刷されたり、ページの配置がずれたりします。 [背景を印刷] オプションおよびその他の印刷設定を有効にする方法につ いては、 「電力監視」の章の「電力監視/ダッシュボード グラフの印刷」を 参照してください。 比較 116
14 イベント管理 この章では、イベント タイプ、重要度レベル、サポートされている PDU/UPS のイベント、および Power Center におけるイベントの管理方 法について説明します。 データ センターの電力/温度の状態が異常なことを示すイベントを受信 できます。 Power Center は、次のイベント タイプを検出します。 • 定義済みのイベント • カスタム イベント Power Center の内部イベント リッスン ポートは 6553 です。Power Center は、このポートを使用して Power Center 内部からのイベントを 受信します。別のアプリケーションがポート 6553 を使用する場合は、 その設定を変更し、このポートを Power Center 用に確保してください。 既定の外部イベント リッスン ポートは 162 です。Power Center は、こ のポートを使用して外部デバイスからのイベントを受信します。SNMP トラップ サービスが実行され、ポート 162 が使用されている場合、 Power Center は自動的にポート 1162 を使用して、S
表 14-1.
表 14-1.
表 14-1.
カスタム イベント カスタム イベントは、カスタム条件しきい値に達したときトリガーさ れます。 Power Center には、次のカスタム イベントがあります。 表 14-2.
次の変更が行われると、対応する「重要」なイベントは「情報」イベン トになります。 • デバイス/グループが Power Center から削除される。 • [しきい値] 設定などのイベント条件が Power Center から削除される。 • [しきい値] 設定などのイベント条件が Power Center で更新される。 • 電源ポリシーが削除されるか無効にされる。 • 「ポリシーが正常に戻っています」イベントがトリガーされる。 しきい値の詳細については、「電力監視」の章の「電力監視の設定」、 および「温度監視」の章の「温度監視の設定」を参照してください。 サポートされている PDU/UPS のイベント Power Center では、さまざまな PDU および UPS で異なるイベントがサ ポートされています。次の表に、Power Center で検証されるイベントを 示します。他のイベントが存在することもあります。 表 14-3.
イベントの重要度レベル 次の表に、Power Center でのイベントの重要度レベルの一覧を示します。 表 14-4.
このページには、重要度レベルが重要と警告になっているイベントの一 覧が、最新のイベントから以前のイベントの順に表示されます。矢印ボ タン <> をクリックすると、前/次のページを表示できます。 • [イベント ログ] ページ このページには、すべての重要度レベルのすべてのイベントが表示され ます。 [イベント ログ] ページに移動します。矢印ボタン <> をクリックする と、前/次のページを表示できます。 イベントの並べ替え [イベント ログ] ページには、既定で、[タイム スタンプ] に従って降順 に (日付の新しいものから順に) イベントが表示されます。1 つのフィー ルドを基準に並び替えを行うには、そのフィールドの横にある上下の記 号をクリックすると、イベントが昇順または降順で一覧表示されます。 現在並べ替えが行われているフィールドの記号は、オレンジ色で表示さ れます。 イベントの編集 イベントがトリガーされた理由や操作が行われた理由を説明するメモを 付加するなどしてイベントを編集する場合は、イベントにコメントを追 加できます。 イベントにコメントを追加するには: 1 [イベント ログ] ページ
3 [イベント コメント] ウィンドウが開きます。[コメントの追加] をク リックします。 4 [説明] フィールドにコメントを入力し、[適用] をクリックします。 メモ: コメントの最大長は、512 文字です。 メモ: [適用] をクリックした後は、入力したコメントを編集できません。 他のコメントを追加することのみ可能です。Power Center は、各コメント に [ユーザー名] と [タイム スタンプ] 情報を自動的に追加します。 イベントの削除 Power Center は、データベースの消去設定に従って古いイベントを自動 的に削除します。データベースの消去設定の詳細については、「Power Center の設定」の章の「データベース ポリシー設定」を参照してくだ さい。 Power Center のイベントを手動で削除することもできます。 イベントを削除するには: 1 [イベント ログ] ページに移動します。 2 [削除] → [削除] をクリックします。 3 削除するイベントのチェック ボックスをオンにして、[適用] をク リックします。 すべてのイベントを削除するには: 1 [イベント ログ
3 [フィルター ] ウィンドウが開きます。左側のペインで、フィルター 処理オプション ([日付範囲]、[重要度]、または [タイプ]) をクリッ クし、特定のフィルター処理オプション ウィンドウを表示します。 4 フィルター処理オプション ウィンドウで、表示される情報に基づい てフィルター処理オプションを選択します。複数のフィルター処理 オプションを選択できます。 • [日付範囲]: イベントの開始日と終了日を入力します。日付は、 形式で手動入力するか、カレンダーから選択する ことができます。開始日の 00:00:00 から終了日の翌日の 00:00:00 ま でのイベントだけが表示されます。たとえば、フィルター処理オプ ションの開始日と終了日に両方とも「2012-01-01」と入力すると、 2012 年 1 月 1 日の 00:00:00 から 2012 年 1 月 2 日の 00:00:00 までのす べてのイベントが表示されます。 • 重要度: イベントの重要度レベルを選択します。複数の重要度レベルを 選択できます。 • タイプ: イベント タイプを選択します。複数
• • • 物理グループ: a フィルター処理オプション ウィンドウに、物理グループがアク ティブ リンクとして一覧表示されます。アクティブ リンクをク リックしてグループを展開し、その物理グループの一部となって いるすべてのグループを表示します。 b 物理グループのアクティブ リンクをクリックし、[選択] をク リックします。 論理グループ: a フィルター処理オプション ウィンドウに、論理グループがアク ティブ リンクとして一覧表示されます。 b 論理グループのアクティブ リンクをクリックします。 すべてのデバイス: a フィルター処理オプション ウィンドウに、すべてのデバイスの リストが表示されます。 b デバイスの横の [選択] をクリックします。 3 [イベント ログ] ページに、フィルター処理されたイベントが表示さ れます。 IPMI デバイスからのテスト イベントの送信 Power Center では、IPMI デバイスから送信されるテスト イベントを表 示することが可能なため、IPMI デバイスと Power Center の間のイベン ト チャネルを確認するこ
IPMI デバイスからテスト イベントを送信するには、Dell PowerEdge M610 に関する次の例を参照してください。 1 Dell PowerEdge M610 の iDRAC 管理コンソールにアクセスし、SNMP トラップ設定に関連するページに移動します。 2 Poser Center サーバーのアドレスの横にある [送信] をクリックして、 テスト イベントを送信します。 3 Power Center 管理コンソールにアクセスします。[イベント ログ] ペー ジに情報イベント「IPMI テスト」が表示されるのを確認できます。 手順 1 および 2 の詳細については、IPMI デバイスのヘルプを参照して ください。 イベント管理 128
15 セキュリティ Power Center は、データの気密性、データの整合性、およびユーザー認 証のセキュリティを確保できるように設計されています。Power Center は、認証機能とユーザー アカウントのアクセス制御機能 (「アクセス制 御」の章を参照) を提供するだけでなく、Power Center サーバーへのす べての通信チャネルと、Power Center サーバーに保存されている機密 データ (たとえば、パスワード) も保護します。 Power Center システムのセキュリティを強化するには、次のガイドラ インと機能を参照してください。 • Windows オペレーティング システム (OS) の標準のユーザー アカ ウントを使用したサービスの開始: Power Center のインストール後、 既定で Power Center のサービスは、ネットワーク サービス アカ ウントを使用してログオンされます。ネットワーク サービス アカ ウントの代わりに、Windows OS の標準ユーザー アカウントを使 用できます。Windows OS のユーザー アカウントのほうがセキュ リティ
Windows OS の標準ユーザー アカウントを 使用したサービスの開始 Windows OS の標準ユーザー アカウントを設定するには、次の手順を実 行します。 1 すべての Power Center のサービスを停止します。 1 [コントロール パネル] → [ユーザー アカウント] に移動し、新しい標 準ユーザー (ローカルまたはドメイン) を作成するか、または既存の 標準ユーザーを選択します。たとえば、ユーザー A などです。 2 次のディレクトリまたはファイルのフル コントロール アクセス許 可をユーザー A に与えます。 ディレクトリ: • Dell\OpenManagePowerCenter\bin • Dell\OpenManagePowerCenter\external\apache-tomcat • Dell\OpenManagePowerCenter\external\pgsql\bin • Dell\OpenManagePowerCenter\logs • Dell\OpenManagePowerCenter\pgdata ファイル: • Dell\OpenMa
• Dell\OpenManagePowerCenter\pgdata\pg_hba.conf • Dell\OpenManagePowerCenter\pgdata\postgresql.conf 3 Dell\OpenManagePowerCenter\external\apache-tomcat\work 以下の すべての内容を削除します。 4 標準ユーザー A を使用してサービスにログオンするように、Power Center のサービスの [プロパティ ] を更新します。「アカウント .\A に サービスとしてログオンする権利が与えられました」というメッ セージが表示されたら、確認のために [OK] を押します。 5 Power Center のすべてのサービスを開始して、更新を有効にします。 OS のセキュリティ強化機能 Power Center をインストールする予定の OS に Power Center のセキュリ ティ強化機能の設定を展開するには、OS のセキュリティ強化機能の基 本設定を次のように変更しておく必要があります。 • • • インストール設定 – システム ボリ
Windows 2008 および Windows 7/Vista の場合: – • ユーザー権利設定 – • CIS ベンチマークの Windows 2003、Windows 2008、および Windows 7/Vista に対するすべてのユーザー権利セキュリティ強 化機能要件を適用します。 セキュリティ オプション設定 – • Center for Internet Security (CIS) 2008 および Windows 7/Vista の セキュリティ強化機能ベンチマークのすべてのアカウント ポリ シーを適用します。 ドメイン コントローラーの要件を含む、CIS ベンチマークの Windows 2003、Windows 2008、および Windows 7/Vista に対する すべてのユーザー権利セキュリティ強化機能要件を適用します。 ファイルおよびレジストリのアクセス許可設定 – CIS ベンチマークの Windows 2003 に対するセキュリティ強化機 能要件を適用します。 CIS ベンチマークの詳細については、http://cisecurity.
追跡された詳細には次の項目が含まれます。 表 15-1. 監査ログの詳細 アクション 追跡される情報 成功/失敗したユーザー ログイン/ログ ソース IP アウト 緊急電力削減の追加/削除 影響を受けた単一のデバイス/ グループ 電源ポリシーの設定/更新/削除 影響を受けた単一のデバイス/ グループ ネットワーク探索の開始/停止 プロトコル プロファイルや IP 範囲な どを含むネットワーク探索情報 セッション タイムアウトの変更 古い/新しいタイムアウトの値 Power Center 管理対象ユーザーのパス ユーザー名 ワードの変更 ロール特権の更新 ロール名、古い/新しい特権の値 ロールに対するユーザーの追加/削除 ユーザー名、古い/新しいロール名 の値 ユーザーの追加/削除 ユーザー名 イベント ログはログ ファイルに保存されます。ログ ファイルは次の場 所にあります。 OpenManagePowerCenter\logs\Audit.log.
• audit.log.2: 3 つ目の監査ログ ファイルの名前。このファイルは、 audit.log がファイル サイズ制限を超えたときに、audit.log.1 からコ ピーされます。 Power Center では、最大 3 つの監査ログ ファイルを保持します。3 つの ファイルが存在しているときに audit.log がファイル サイズ制限を超え ると、audit.log.1 で audit.log.2 が上書きされ、audit.log で audit.log.1 が上 書きされます。 証明書管理 Power Center では、Keytool を使用してキーの組 (公開キーおよび関連す る秘密キー ) を生成し、インストール中に公開キーを自己署名証明書で ラップします。 Keytool は、Java ランタイム環境のキーおよび証明書管理ユーティリ ティで、\external\jre\bin\keytool.exe にあります。秘密 キーと自己署名証明書は、\keystore.
• シナリオ 3: 新しい信頼証明書をインポートする デバイス (たとえば、シャーシ、または WS-MAN を介して公開され た管理インターフェイス) や Web サービス プロバイダーの中には、 通信の確立中、Power Center の検証のために証明書を発行するもの があります。証明書の検証で、Power Center が keystore ファイル内の 信頼証明書から信頼パスを確立することによってその証明書の有効 性を証明できないと、通信は失敗します。このシナリオでは、新し い信頼証明書をインポートして、証明書を検証するために信頼パス が確立できるようにする必要があります。 証明書の管理方法の詳細については、Keytool のヘルプを参照してくだ さい。 セキュリティ 135
16 Power Center の構成 Power Center の設定項目すべては、[設定] ページで構成できます。次の 手順を実行します。 1 選択した設定項目の [編集] をクリックします。 2 新しい値を入力または選択します。 3 [適用] をクリックします。 設定項目には、設定後直ちに有効になるものと、ならないものがありま す。詳細については、以下のセクションを参照してください。 監視設定 これらの設定項目を使用して、監視を有効/無効にし、サンプリング間 隔を設定します。 • すべてのデバイスとグループの監視: すべてのデバイスとグループの 監視を有効または無効にする場合に選択します。既定は [はい] です。 [いいえ] を選択すると、デバイス/グループの電力および温度の詳細を 表示できなくなります。 • 電力のサンプリング間隔: 設定したサンプリング間隔 (1、3、または 6 分) に従って、Power Center で電力データが取得されます。電力 データは、[電力の詳細] ページで表示できます。既定は 1 分です。 電力データの詳細については、「電力監視」の章を参照してください。 •
Power Center での電力および温度の既定のサンプリング間隔は 1 分で す。この値は、小中規模の環境 (デバイス数が 1000 未満) には適切です が、管理対象デバイスの数が増えて環境の規模が大きくなった場合は、 値を調整して 3 〜 6 分にする必要があります。 メモ: デバイス数には、サポートされるデバイスの数のみを含めます。 サポート外のデバイスは数えません。 設定が有効になるタイミング • すべてのデバイスとグループの監視: 設定直後。 • 電力/温度のサンプリング間隔: 1 日の時刻で 30 分おき。たとえば、 08:00、08:30、09:00 など。 既定の単位設定 これらの値を使用して、電力/温度の値を選択した測定単位に変換し、 選択した通貨でエネルギー消費コストを表示します。 • 電力単位: 電力単位を選択します。この単位は電力の詳細の表示に使 用されます。Power Center は、選択した単位に従って電力値を自動 的に変換します。 • 温度単位: 温度単位を選択します。この単位は温度の詳細の表示に使 用されます。Power Center は、選択した単位に従っ
プロトコル タイプ デバイスのタイムアウト 設定 これらの設定項目を使用して、デバイスと Power Center サーバー間の タイムアウトを構成します。 • IPMI: Power Center と IPMI 対応デバイス間の通信タイムアウト (1 〜 20 秒)。既定は 3 秒です。 • SNMP: Power Center と SNMP 対応デバイス間の通信タイムアウト (1 〜 20 秒)。既定は 3 秒です。 • WS-MAN: Power Center と WS-MAN デバイス間の通信タイムアウト (5 〜 180 秒)。既定は 60 秒です。 設定が有効になるタイミング Power Center は、次回から、設定の影響を受けるデバイスとの通信を試 みます。 エネルギー消費設定 これらの設定は、エネルギー消費コストの計算に使用されます。 • 固定率: キロワット時 (kWh) 当たりの電力料金。[既定の単位] で設 定した通貨が使用されます。既定は 0 です。 • 冷却乗数: この乗数を使用して、デバイス/グループを冷却するのに必 要なエネルギーを見積もることができます。
SNMP トラップの設定項目 これらの設定項目を使用して、Power Center が、優先されるサードパー ティ アプリケーションに次のカスタム イベントを送信できるようにし ます。 • 平均電力 • 平均インレット温度 • 最大電力 • ポリシーは管理できません • ポリシーが正常に戻っています • 電力が正常に戻っています • 温度が正常に戻っています イベントの詳細については、「イベント管理」の章の「カスタム イベン ト」を参照してください。 イベントをサードパーティ アプリケーションに送信するには、次の手 順を実行します。 手順 1. MIB ファイルをアプリケーションにインポートする 1 次の場所で Power Center の MIB ファイルを見つけます。 \Conf\DellOpenManagePowerCenter-MIB.mib 2 MIB ファイルをアプリケーションにインポートします。アプリケー ションのヘルプを参照してください。 手順 2.
4 [適用] をクリックします。 メモ: SNMP トラップの受信側を 3 つまで追加できます。 設定を適用した後は、設定を更新したり、設定のテストを実行したりで きます。 設定を更新するには: 1 [編集] をクリックします。 2 [送信先の IP/ホスト]、[ポート]、または [コミュニティ名] のフィー ルドに情報を入力します。 メモ: 1) [ポート] フィールドが空の場合、Power Center はポート 162 を使用 します。設定を適用後は、ページを最新の状態に更新して、ポート番号を 確認できます。2) 3 つすべてのフィールドを空のままにすると、Power Center はこの設定を削除します。3) [コミュニティ名] フィールドは空のま まにすることができます。このフィールドが空の場合、Power Center に よって送信される SNMP トラップ メッセージにコミュニティ名は含めら れません。 3 [適用] をクリックします。 設定のテストを実行するには: 1 [テストの実行] をクリックします。 2 このセクションに、[成功] または [失敗] メッセージのどちらかが表 示されます
Power Center は、圧縮された電力/温度データおよびイベント データを 最大で 365 日間、圧縮されていない電力/温度データを最大で 14 日間保 持します。 [以下より古いデータを消去] フィールドと [データ圧縮] フィールドを 使用して、Power Center で圧縮および非圧縮データを保持する時間を構 成します。保存期間を超えるデータ、または消去日付より古いデータは 削除されます。これにより、データ クエリの効率が向上します。デー タは、[毎日以下の時間にデータベースを消去] フィールドを使用して自 動的に消去するか、手動操作で直ちに消去を開始することができます (「すぐにデータベースを消去するには」のタスクを参照してください)。 データベース メンテナンスについて、次の項目を設定できます。 • データ圧縮: 非圧縮データを保持する日数 (1 〜 14) を設定できます。 既定は 7 日です。 • 以下より古いデータを消去: 圧縮データとイベント ログを保持する日 数 (1 〜 365) を設定できます。既定は 365 日です。 • 毎日以下の時間にデータベースを消去: データ
.csv ファイルには、次のフィールドがあります。 – DeviceId: Power Center 内部デバイスの一意のデバイス ID。 – DeviceType: デバイス タイプ。たとえば、Server、PDU、UPS、 CMC など。 – DeviceName: デバイス名。 – DeviceIP: デバイスの IP アドレス。 – Timestamp: データのタイムスタンプ。 – PowerAvg: 平均電力値。 – PowerMin: 最小電力値。 – PowerMax: 最大電力値。 – InletTemperatureAvg: 平均インレット温度値。 – InletTemperatureMin: 最小インレット温度値。 – InletTemperatureMax: 最大インレット温度値。 データを .csv ファイルにエクスポートした後は、次の作業を行うこ とができます。 • – たとえばデータを使用してグラフを作成する場合など、 Microsoft Excel を使用して .
インストール設定 Power Center のインストール時に、Power Center サーバーと、データ ベース、KDC サーバー、Kerberos 事前認証の間の通信設定を構成しま す。インストール後に、[設定] ページでこれらの設定を変更できます。 • データベース設定 • Kerberos 領域の設定項目 • Kerberos SSO 用の Power Center サーバーのドメイン アカウント データベース設定 データベースの接続情報を変更するには、[設定] ページでデータベース の設定項目を構成できます。Power Center では、ローカルおよびリモー ト システムのデータベース設定を変更できます。 • ローカル データベースの設定を変更する: ローカル データベースの 設定を使用して Power Center をインストールする場合は、インス トール後に [設定] ページでそれらの設定 ([PostgreSQL ホスト] を除 く) を変更できます。Power Center は、ローカル データベースからリ モート データベースへの切り換えをサポートしていません。 •
次のデータベース設定は、[設定] ページで構成できます。 • PostgreSql ホスト • PostgreSql ポート • ユーザー名 • パスワード 次のセクションで、ローカル システムおよびリモート システムで、 データベース設定を変更する方法について説明します。データベースの 設定を変更するときには、Power Center のサービスを開始または停止す る必要があります。Power Center のすべてのサービスを開始または停止 するには、ご使用の Windows OS サービスの開始/停止方法を参照してく ださい。 ローカル データベースの設定の変更 データベース設定を変更するには、次の手順を実行します。 手順 1.
3 次のコマンドを実行して元のデータベース サービスを削除します (以下のコマンドは、Power Center が C:\Program Files\Dell\ OpenManagePowerCenter にインストールされていることが前提です。 Power Center が別の場所にインストールされている場合は、正しい 場所で置き換えてください)。 "C:\Program Files\Dell\OpenManagePowerCenter\external\pgsql\bin \pg_ctl.exe" unregister -N "Dell OpenManage Power Center Database Server" 4 次のコマンドを実行して、新しいデータベース ポートで新しいデー タベース サービスを作成します (以下のコマンドは、新しいデータ ベース ポートが 6543 であることが前提です。ポート番号が異なる場 合は、正しい番号で置き換えてください)。 "C:\Program Files\Dell\OpenManagePowerCenter\external\pgsql\bin \pg_ctl.
データベースのユーザー名やパスワードを変更するには、次の手順を実 行します。 1 管理者特権で Windows にログインします。 2 Dell OpenManage Power Center Database Server サービスを停止し ます。 3 pg_hba.conf ファイル (既定で、Power Center の pgdata は C:\Program Files\Dell\OpenManagePowerCenter\pgdata にインストールされます) を 変更します。 元の設定: # IPv4 local connections: host all password all 127.0.0.1/32 新しい設定: # IPv4 local connections: host trust all all 127.0.0.1/32 4 Dell OpenManage Power Center Database Server サービスを開始し ます。 5 ユーザー名を変更するには次のコマンドを実行します (以下のコマン ドは、Power Center が C:\Program Fi
6 パスワードを変更するには次のコマンドを実行します (以下のコマン ドは、Power Center が C:\Program Files\Dell\ OpenManagePowerCenter にインストールされていることが前提です。 また、NewPassword は新しいパスワードです)。 "C:\Program Files\Dell\OpenManagePowerCenter\external\pgsql\bin \psql.exe" -p 6443 -U postgres -d dcmapp -c " ALTER Role dcmdba PASSWORD 'NewPassword';" 7 Dell OpenManage Power Center Database Server サービスを停止し ます。 8 「C:\Program Files\Dell\OpenManagePowerCenter\pgdata\ pg_hba.conf file」を元の値に復元します。次のコマンドを参照してく ださい (既定で、Power Center の pgdata は C:\Program Files\Dell\
リモート データベースの設定の変更 Power Center では、リモート データベースから他のリモート データ ベースへの切り換えをサポートしていますが、切り換え先のリモート データベースは、切り換え前から Power Center によってすでに使用さ れている必要があります。 手順 1. Power Center 管理コンソールでデータベースの設定を変更する 1 [設定] → [データベース] に移動して、[編集] をクリックします。 2 次のデータベース情報を入力します。 – PostgreSql ホスト: ホスト名または IP アドレス (既定: localhost) – PostgreSql ポート: PostgreSql ポート番号 (既定: 6443) – ユーザー名: PostgreSql データベースのユーザー名 – パスワード: PostgreSql データベースのユーザー パスワード 3 [適用] をクリックします。 4 Power Center サーバーで、Power Center のすべてのサービスを停止し ます。 手順 2.
ファイル アクセス許可の変更方法については、オペレーティング シ ステムのドキュメントを参照してください。 3 テキスト エディターで「C:\Program Files\Dell\ OpenManagePowerCenter\pgdata\postgresql.conf」を開き、次のよう に更新します。 • 元の値: "listen_addresses = 'localhost'"。これは、データ ベース サービスが、ローカル ホストからの接続要求のみを処理する ことを意味します。 • 新しい値 : "listen_addresses = '*'"。これは、データベース サービスがすべてのホストからの接続要求を処理することを意味し ます。 4 テキスト エディターで「C:\Program Files\Dell\ OpenManagePowerCenter\pgdata\pg_hba.conf」を開き、次のように 設定を追加します。 • 元の値 (ローカル ホストの接続要求のみを受け付ける): # IPv4 local connections: host all all 127.0.0.
手順 4.
17 バックアップと回復 Power Center のデータをバックアップおよび回復できます。 Power Center の回復をサポートするには、まず Power Center のデータを バックアップしておく必要があります。Power Center では、完全なバッ クアップと回復のみをサポートしています。増分バックアップと回復は サポートしていません。 メモ: Power Center のデータは、定期的にバックアップしてください。 バックアップと回復の操作中には、Power Center のサービスを開始ま たは停止しなければならない場合があります。Power Center サービスの 詳細については、「インストールと起動」の章の「Power Center サービ ス」を参照してください。Power Center のサービスの開始または停止方 法の詳細については、Windows ヘルプを参照してください。 Power Center のデータ Power Center のデータは、次の 3 つのカテゴリで定義されています。 表 17-1.
表 17-1. Power Center のデータ カテゴリ ファイル 説明 データベース データ ファイル pgdata これは、フォルダーで す。Power Center は、 PostgreSQL を利用して データを保存します。 pgdata は標準の PostgreSQL データ フォル ダーです。 C:\Program Files\Dell\OpenManagePowerCenter への Power Center のインス トールの場合、データ ファイルは次の場所に格納されます。 C:\Program Files\Dell\OpenManagePowerCenter\conf\app.config.xml C:\Program Files\Dell\OpenManagePowerCenter\conf\user.config.xml C:\Program Files\Dell\OpenManagePowerCenter\conf\web.config.xml C:\Program Files\Dell\OpenManagePowerCenter\external\apache-tom
Power Center のバックアップ Power Center をバックアップするには、次の手順を実行します。 1 すべての Power Center のサービスを停止します。 2 すべての Power Center データをバックアップします。 a ファイル権限の変更方法については、オペレーティング システ ムのドキュメントを参照してください。OS ユーザーに、Power Center データ表の一覧にあるファイルの読み取り権限を追加す る必要があります。読み取り権限は、pgdata フォルダーのすべ てのサブコンテンツに追加する必要があります。 b ローカル: これらの Power Center データ ファイルをすべてバック アップの場所にコピーします。リモート: pgdata フォルダーを除 くこれらすべての Power Center データ ファイルを、バック アップの場所にコピーします。リモート サーバーのデータ ベース (すなわち、pgdata) は、PostgreSQL のバックアップと 回復に関する次の Web ページの指示に従ってバックアップす る必要があります。 メモ: Pos
3 すべての Power Center データ ファイルを回復します。 a ファイル権限の変更方法については、オペレーティング システ ムのドキュメントを参照してください。OS ユーザーに、Power Center データ表の一覧にあるファイルの読み取りおよび書き込 み権限を追加する必要があります。 メモ: これらの権限は後で削除する必要あるため、行った操作を記録 してください。 b ローカル: server.xml と java.security を除いて、上の Power Center のデータ ファイルすべてを、バックアップ ファイルで置き換え ます。リモート: server.xml と java.
"https" secure="true" SSLEnabled="true" xpoweredBy="false" keystoreFile="E:\Program Files\Dell\OpenManagePowerCenter\keystore.ssl" keystorePass="DCM10!pass" clientAuth="false" sslProtocol="TLS"/> 2) KeyStore パスの更新: 次の太字の値を、回復した keystore.ssl ファイルの実際の場所で 置き換えます。 PAGE 156scheme="https" secure="true" SSLEnabled="true" xpoweredBy="false" keystoreFile="E:\Program Files\Dell\OpenManagePowerCenter\keystore.ssl" keystorePass="DCM10!pass" clientAuth="false" sslProtocol="TLS"/> d java.security については、login.config.url.1 パラメータの値を file:${java.home}/lib/security/login.conf に手動で更新する必要があ ります。例: login.config.url.1=file:${java.home}/lib/security/login.
18 トラブルシューティング この章では、Power Center で作業中に発生する可能性のあるいくつかの 既知の問題と、考えられる解決方法を示します。 • • • 問題 1: Power Center サーバーは正常に実行されていますが、クライ アント ブラウザーから Power Center 管理コンソールにアクセスでき ません。 – 原因: プロキシ設定によって、ブラウザーがネットワーク上の Power Center サーバーにアクセスできなくなっている可能性が あります。 – 解決方法: プロキシ設定を確認し、適切に設定されているこ とを確認します。 問題 2: [概要] ページでビデオ リンクをクリックしても、ビデオを再 生できません。 – 原因: Web ブラウザーに Flash Player がインストールされていま せん。 – 解決方法: Web ブラウザーに最新バージョンの Adobe Flash Player を インストールします。 問題 3: Power Center から自動的にログアウトされます。 – 原因: 考えられる原因を次に示します。1) ネットワー
• • • 問題 4: ネットワーク接続の状態は接続済みですが、Dell iDRAC6 デ バイス (Dell PowerEdge Server) に接続できません。 – 原因: Dell iDRAC6 デバイスは、同時接続セッションの数が 3 つ に制限されています。接続セッションの限界に到達しました。解 放されるまでの間にセッションが一時的に占有されるという状況 は、さまざまな理由で発生します。たとえば、短期間のうちに、 間違った資格情報を指定して Dell iDRAC6 デバイスへの接続を 3 回以上試みた場合などです。 – 解決方法: Dell iDRAC6 デバイスが接続セッションを解放するま で 1 分以上待ち、それから再試行します。 問題 5: Power Center がデバイスから送信されるイベントを受信でき ません。 – 原因: 考えられる原因を次に示します。1) その Power Center は、 デバイスから送信されるイベントの送信先ホストではありません。 2) ネットワーク接続に問題があります。3) 基本的なサービスが 開始していません。 – 解決方法: 次のこ
– • • • 解決方法: 1) リモート データベースの IP またはホスト名を以前の 値に変更します。2) データベース サーバーの新しいアドレスを指 定して、Power Center の構成ファイルを更新します。次の手順を 実行します (次の手順では、Power Center が C:\Program\Files にインストールされていることが前提です。Power Center が別の 場所にインストールされている場合は、正しい場所で置き換えて ください)。a) 現在の OS ユーザーに、C:\Program Files\Dell\ OpenManagePowerCenter\conf\にある構成ファイル 「app.config.xml」 と「user.config.
– • 解決方法: 次の手順を実行する前に、データ センターの電力容 量を確認してブレーカーがトリップしないようにしてください。 1) Power Center をアンインストールする場合は、アンインストー ルの前にすべてのデバイスが削除されていることを確認します。 2) Power Center が破損した場合は、次のいずれかの手順を実行し て電源ポリシーを削除します。2.1) デバイス数が少ない場合は、 Dell iDRAC 管理コンソールを開き、電源ポリシーを手動で削除 します。2.
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