Dell OpenManage Power Center 1.
メモ、注意、警告 メモ: コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その問題を回避するための方法を説明してい ます。 警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。 © 2012 Dell Inc. 本書に使用されている商標:Dell™、Dell のロゴ、Dell Boomi™、Dell Precision™、OptiPlex™、Latitude™、PowerEdge™、PowerVault™、 PowerConnect™、OpenManage™、EqualLogic™、Compellent™、KACE™、FlexAddress™、Force10™ および Vostro™ は Dell Inc. の商標で す。Intel®、Pentium®、Xeon®、Core® および Celeron® は米国およびその他の国における Intel Corporation の登録商標です。 AMD® は Advanced Micro Devices, Inc.
目次 メモ、注意、警告.......................................................................................................................2 章 1: 概要........................................................................................................................................9 主な機能..................................................................................................................................................................9 トポロジ...............................................................
remove_profile.................................................................................................................................................26 delete_device...................................................................................................................................................26 add_group........................................................................................................................................................26 delete_group...........
現在のユーザー情報の表示................................................................................................................................43 ライセンス............................................................................................................................................................43 ライセンスのインポート.............................................................................................................................44 章 6: デバイス検出......................................................
章 10: 電源監視...........................................................................................................................63 電源監視レベル....................................................................................................................................................63 電源監視設定........................................................................................................................................................63 電源しきい値...................................................
電力ポリシーの削除............................................................................................................................................78 電力ポリシーのフィルタ処理............................................................................................................................78 緊急時電力低減....................................................................................................................................................78 EPR のキャンセル....................................................
インストール設定................................................................................................................................................97 データベースの設定.....................................................................................................................................98 LDAP 設定........................................................................................................................................................98 章 17: バックアップおよびリカバリ..............................
1 概要 Dell OpenManage Power Center は、データセンター用の電力管理ソリューションです。これを使用することに より、管理コンソールを通してデータセンターの電力消費量と温度を監視および管理できます。 主な機能 表 1.
図 1. OMPC トポロジ図 システム要件 サーバーシステムのハードウェアおよびソフトウェア要件 メモ: ハードウェアおよびソフトウェア要件の最新リストについては、www.dell.
• Red Hat Linux 5.8(x86_64) • Red Hat Linux 5.9(x86_64) • Red Hat Linux 6.2(x86_64) • Red Hat Linux 6.3(x86_64) • SUSE Linux Enterprise Server 10 SP3(x86_64) • SUSE Linux Enterprise Server 11 SP2(x86_64) Power Center は、次のウェブブラウザをサポートしています。 • Mozilla Firefox 10、11、12、13、14、および 15 • Microsoft Internet Explorer 8.0、9.0、および 10 Power Center は、次の仮想環境で動作することが確認されています。 • VMware ESX(3.5/4.
メモ: OMPC 対応デバイスの一覧については、「サポートされているデバイスとサポートされていないデ バイス」を参照してください。 12
2 はじめに 本章では、OpenManage Power Center 管理コンソールを紹介し、さらにいくつかのケースを使って Power Center の標準的用途を説明します。 管理コンソールの紹介 Power Center を使用するには、ウェブブラウザを開いてログインします。管理コンソールが開き、左ナビゲ ーションペインに使用可能なページが表示され、みぎペインに現在開いているページが表示されます。 表 2.
メインページ このページで使用できる処置 比較 このページでは、選択したグループおよび / またはデ バイス間で電源および温度ステータスおよびエネル ギー消費量を比較できます。また、比較結果を印刷 することもできます。 設定 このページでは、すべての設定を表示および構成で きます。 設定 — ユーザーアカウント このページでは、ユーザーアカウントをセットアッ プして管理できます。 設定 — ライセンス このページでは、ライセンスを表示してインポート できます。 イベントログ このページでは、すべての重要度レベルのすべての イベントが一覧表示されます。 このページから次の操作を行うことができます。 • • • • すべてのイベントを表示する イベントにコメントを追加する イベントを削除する イベントをフィルタして並べ替える よくある使用事例 本項では、管理者ロールのユーザーが Power Center を起動する標準シナリオを提供します。 初回ユーザーの場合、手順 1-5 を実行して Power Center をインストールし、グループ構造を設定してデータセ ンターを監視できます。その
3 Power Center のインストール、アンインスト ール、起動 本章では、Windows および Linux プラットフォームの両方で Power Cener をインストール、アンインストー ル、および起動する方法を説明します。 Power Center の起動にはウェブブラウザを使用できます。 Windows での Power Center のインストール、アンインストー ル、起動 本章では、Windows プラットフォームで Power Cener をインストール、アンインストール、および起動する 方法を説明します。 Windows サーバーへの Power Center のインストール Windows サーバーに Dell OpenManage Power Center をインストールするには、システム管理者権限が必要で す。この権限なしでは、インストールが失敗する場合があります。 Power Center をインストールする前に、システムが最低システム要件を満たしていることを検証してくださ い。 メモ: インストール中、Power Center は Windows ネットワークサービスア
– 別のデータベースサーバーを使用する — このオプションを使用すると、リモートサーバーに Power Center データベースをインストールできます。このオプションを使用するには、リモート システムが次の要件を満たしている必要があります。 * リモートサーバーで最低 v8.3.5 の PostgreSQL データベースサービスを実行している必要 があります。http://www.postgresql.
• bin — Power Center バイナリ • conf — Power Center 構成ファイル • external — Power Center によってインストールされた他のアプリケーション • Logs — Power Center イベントログ • Pgdata(デフォルト)— データベースファイル データを保護するため、次のファイルはネットワークサービスまたは管理者ユーザーのみがアクセスできま す。 • OpenManagePowerCenter\conf\app.config.xml • OpenManagePowerCenter\external\apache-tomcat\conf\server.
Windows での Power Center のアンインストール メモ: Power Center をアンインストールする前に、Power Center 管理コンソールからすべてのデバイスを 削除するようにしてください。そうしないと、ポリシーに設定された既存の電力キャップ値(EPR を含 む)が、デバイスで有効なままとなります。ブレーカが落ちるのを避けるため、デバイスを削除する前 にデータセンターの電力キャップをチェックする必要があります。これは、同時にポリシーも削除され るからです。 1. プログラムの追加または削除 に進みます。 2. Dell 電力計測、移行、および管理を選択し、削除をクリックします。 3.
Windows Server 2008 での ESC の無効化 1. コントロールパネル → システムおよびセキュリティ → 管理ツール → サーバーマネージャの順に選択 します。 2. サーバー概要セキュリティ情報 セクションで、IE ESC の設定 をクリックします。 Internet Explorer セキュリティ強化の設定ウィンドウが開きます。 3. 管理者とユーザー両者に対して、セキュリティ強化の設定をオフに設定します。 ESC が Power Center サイトとリンクを信頼するよう設定する 1. Internet Explorer → ツール → インターネットオプション → セキュリティの順に選択します。 2.
9. リストから番号を入力した後、要求される情報を入力して、HTTPS 設定を行います。 – HTTPS ポート — 1000~9999 範囲内のポート番号を入力します。OMPC はデフォルトポート番号 8643 を使用します。 – キーストアパスワード — キーストアファイルにアクセスするために使用されるパスワードを入 力します。パスワードは少なくとも 5 文字である必要があり、非 ANSI 文字と二重引用符(")は 使用できません。 すべての変更を行ったら、 を押します。データベースサーバー 画面が表示されます。 10. データベースサーバーオプションを使用すると、リモートサーバーに Power Center データベースをイン ストールできます。このオプションを使用するには、システムが次の要件を満たしている必要がありま す。 – リモートサーバーは v8.3.5 PostgreSQL データベースサービスを実行している必要があります。こ のサービスは、http://www.postgresql.
• bin — Power Center バイナリ • conf — Power Center 構成ファイル • external — Power Center によってインストールされた他のアプリケーション • Logs — Power Center イベントログ • Pgdata(デフォルト)— データベースファイル Linux における Power Center サービス Power Center には、Linux プラットフォームインストール用の次のサービスが含まれています。 • Dell OpenManage Power Center データベースサービス – Power Center の PostgreSQL 内部データベース。 • Dell OpenManage Power Center DataCenter Manager サービス – Power Center サーバーのコアサービス。 デバイスとの通信を含むすべてのアクションを実行します。 Dell OpenManage Power Center 認証サービス – 標準 PAM インタフェース経由でローカル Lin
メモ: Power Center は、1024*768 ピクセル以上の解像度のみサポートしています。Power Center 管理コン ソール起動前に、システムで画面解像度を正しく設定する必要があります。 ユーザーアカウントを選択して、名前とパスワードを入力します。Power Center コンソールが表示されます。 Power Center 機能を使用し始めることができます。 22
コマンドラインインタフェース 4 コマンドラインインタフェース(CLI)がサポートするすべてのコンピュータエンドは、次のフォーマットで す。 ompc_cli [COMMAND] [GENERIC_OPTIONS] [COMMAND_OPTIONS] [COMMAND_TARGET] 動作は有効な [COMMAND] で始める必要があります。オプションは [COMMAND] の後ならどこにでも入力で きます。値が入っている各オプションについて、.
コマンドラインインタフェースコマンド メモ: 次のコマンドでは、[ ] は任意の属性を、< > は変数を表します。すべてのコマンドラインテキスト で大文字と小文字が区別されます。 ヘルプ 使用方法: ompc_cli help [] [] ヘルプコマンドは、コマンドまたはコマンドオプションのヘルプコンテンツを印刷します(汎用オプション を含む)。ヘルプコマンドに認証は必要ありません。 ヘルプコマンドが指定されていない場合(ompc_cli コマンドがパラメータなしで発行される)、ompc_cli ツ ールについての汎用ヘルプ情報が表示されます。 ompc_cli help にも汎用ヘルプが表示されます。 ompc_cli help help には、ヘルプコマンドのヘルプが表示されます。 のみ入力された場合、CLI はコマンドに使用可能なコマンドオプションを含む、指定したコマン ドのヘルプを印刷します。無効なコマンドを入力した場合、CLI にはエラーメッセージが表示されます。 と の両
• wsman_user • wsman_password • wsman_validate_cert (値は真か偽のいずれか) update_profile 使用方法: ompc_cli add_profile -protocol [-description ] [] update_profile コマンドは、OMPC の profile_name が識別した既存検知プロファイルをアップデートしま す。コマンドオプションのセマンティックは、add_profile と同じです。プロトコルプロパティは、このプロ ファイルがサポートするプロトコルによってアップデートできるよう設定します。new_profile_name が 入力された場合、profile_name が new_profile_name にアップデートされます。 add_device 使用方法: ompc_cli add_device [-device_nam
rediscover_device コマンドを使うと、OMPC がデバイスと接続し、デバイス側で変更される可能性があるプロ パティを更新します(たとえば、電源能力およびデバイスモデルなど)。 再検知後、検知時刻が再検知時刻にアップデートされます。 シャーシ管理コントローラ(CMC)について、ラックに追加する前に再検知する場合(つまり、その中にあ るブレードが列挙されていない)、その中のブレード列挙をトリガしません。ラックに追加された後に CMC を再検知する場合(中のブレードが列挙される)、OMPC はその中のブレード変更を列挙して変更を反映し ます。 -service_tag と device_name を同時に使用できません。 デバイスがサポートされていないデバイス(device_type がサポートされていない)の場合、CLI にエラー「CLI はサポートされていないデバイスの再検知を許可しません。」が表示されます。 remove_profile 使用方法: ompc_cli remove_profile remove_profile コマンドは、検知プロファイルを削除し
delete_group コマンドは、GROUP_PATH により識別されるグループを削除します。このグループ内のすべての デバイスが、このグループから削除されます。デバイスページと、デバイスを含むほかのグループには、デ バイスがまだ存在します。 すべてのサブグループはこのグループから削除されます。サブグループが複数の親グループに所属する場 合、このサブグループは他の親グループに存在したままとなります。(現在の親から削除後)サブグループが 親グループに所属しない場合、このサブグループは OMPC から削除されます。これは、グループ自体にも適 用されます。 [-preview] オプションが与えられた場合、影響を受けるグループ、デバイス、およびポリシーの集計が表 示されます。削除は行われません。 • 集計には、影響を受けるデバイス数、影響を受けるグループ数、影響を受けるポリシー数が含まれま す。 • 指定したグループパスのすべてのサブグループは、OMPC から削除されたかどうかに関わらず集計に 入ります。(サブグループが指定したグループパスから削除できたが、別の親グループからの参照によ り OMPC から
add_device_to_group 使用方法: ompc_cli add_device_to_group [-slot ] [-service_tag ] [] GROUP_PATH add_device_to_group コマンドはデバイスをグループに追加します。デバイスがラックに追加された場合、 slot_num オプションを使用してデバイスの追加先のスロットが指定されます。スロットの値が -1 の場合、 スロットは自動選択されます。PDU/UPS 追加時にスロットオプションを提供しない場合、PDU/UPS はラック につけられます。ラックにサーバーまたはシャーシを追加するために、-slot が許可されます(提供されな い場合、スロットは自動選択されます)。他のグループにサーバーまたはシャーシを追加する場合、-slot は許可されません(エラーが表示されます)。 スロットは 1 から始まります(0 は無効なスロット番号です)。 PDU と UPS を追加できるのはラックにのみです。前の OMPC リリースのほかのタイプのグループにある PDU
スロットオプションが該当するのは、デバイス(シャーシを含む)をラックに移動する場合のみです。デバ イスの移動先スロットが指定されます。デバイスをラックに移動する際にそれが提供されない場合、CLI がス ロットを特定します。 PDU/UPS をラックからラックへ移動し、スロットが提供されていない場合: • PDU/UPS が前のラックのスロットにある場合、CLI が新しいラックのスロットを 1 つ選択します。 • PDU/UPS が前のラックに付けられている場合、CLI は新しいラックに付け直します。 PDU/UPS をラックからラックへ移動し、スロットを指定した場合: • PDU/UPS が前のラックのスロットにある場合、CLI は新しいラックの指定スロットを使用します。 • PDU/UPS が前のラックに付けられている場合、CLI がエラーを報告します。 Power Center では、「スロット」と「付けられた」 の間で PDU/UPS プロパティを変更できません。「スロッ ト」と「付けられた」 の変更は、ラックから PDU/UPS を削除してラックに再追加することにより実行できま す。
リストコマンド 次に挙げるのは、リストコマンドの汎用ルールです: • リストコマンドの出力は単純な表状の構造で、カンマ区切りの行名が最初に出力され、次にカンマ区 切りのデータが続きます。レコードごとに 1 行あります。データが該当しないまたは使用不可能な場 合、そのデータは横に並んだ 2 つのカンマで示されます(NULL フィールド)。 • 出力フィールドの改行(CRLF)は、スペースに置き換える必要があります。 • 二重引用符とカンマを含むフィールドは、二重引用符で囲む必要があります。 • フィールド内部に二重引用符が表示される場合、別の二重引用符を前に置くことでエスケープする必 要があります。例: “aaa”、“b””bb”、“ccc”。 list_device_props 使用方法: ompc_cli list_device_props [-service_tag ] [] list_device_props コマンドは、servtag または device_name.
list_groups 使用方法: ompc_cli list_groups [-unique] [GROUP_PATH] list_groups コマンドは、GROUP_PATH の子グループすべてをリスト表示します(直接の子のみ)。 GROUP_PATH が提供されない場合、CLI はすべてのグループパスまたは OMPC のすべての固有グループをリ スト表示します。プロパティには、完全就職グループ名、グループタイプ、および member_count などが含ま れます。member_count プロパティは、子グループのすぐ下にあるデバイスとグループの数です。 [-unique] には、GROUP_PATH が提供されても影響はありません。 「/」が GROUP_PATH として提供されている場合、CLI はルートレベルのグループをリスト表示します。 グループには複数の完全修飾グループ名がある可能性があります。[-unique] が提供された場合、CLI はす べての固有グループをリストしますが、そうでない場合はすべてのグループパスをリストします。 list_groups の出力例: group_name
• ユーザーアカウント — 0x07 • 設定 — 0x08 • イベント — 0x09 • 発見 — 0x0A • ライセンス — 0x0B • ポリシー — 0x0C • 接続プール — 0x0D • ロール/権限 — 0x0E • ログイン/ログアウト — 0x0F • プロファイル — 0x10 • 使用可能リスト — 0x11 • セキュリティ — 0x12 • ページング/並べ替え/フィルタリング — 0x13 • 設定 — 0x14 • ユニットハンドラー — 0x15 • インフラストラクチャ — 0x16 • 不明 — 0xFF
アクセスコントロール 5 本章では、Power Center のアクセスコントロールについての情報を提供します。 • • • ログイン / ログアウト — ユーザーアカウントを入力して、または Kerberos Single Sign-On(SSO)によ って Power Center にログインできます。 ユーザー / 役割 / 権限管理 — ログイン後、管理コンソールでユーザーアカウントを管理できます。 Power Center は役割ベースのアクセスコントロールを提供します。最初に役割を設定し、次に各役割 の権限を定義します。その後、Power Center アカウントを設定して異なる役割に割り当てることがで きます。 ライセンス — Power Center には有効なライセンスが必要です。トライアルライセンスが失効する前 にライセンスをインポートする必要があります。 認証について Power Center は Power Center ユーザーと Windows ユーザーの両方をサポートしています。 クロスドメイン認証を行う場合、Power Center サーバーがインストールされたドメイ
Power Center はまず Kerberos SSO を試行します。これに失敗すると、Power Center ログインフォームが表示さ れ、ユーザーアカウント情報を使って Power Center にログインできます。 Linux インストールのみ メモ: Power Center には LDAP サーバーで SSL が有効になっている必要があります。有効でない場合、認 証が失敗します。 • ローカル Linux アカウント— Power Center サーバー上の Linux ローカルアカウント メモ: LDAP アカウントタイプは、LDAP 認証が LDAPSettings で有効化されている場合にのみ使用 可能です。 • LDAP アカウント ユーザー名とパスワードを使ったログイン ユーザー名とパスワードを使って Power Center にログインするには、次のアカウントのいずれかを使用しま す。 • Power Center アカウント — このアカウントは Power Center で作成できます。初回ログインの場合、イ ンストール中に作成した Power Center ユーザ
ローカル Linux アカウントを使用してログイン 1. ローカル Linux アカウントの ユーザー名 および パスワード を入力します。 2. ログインに使用 ドロップダウンリストから Linux ローカルアカウント を選択します。 3. ログイン をクリックします。 LDAP アカウントを使用したログイン メモ: LDAP アカウントタイプは、LDAP 認証が LDAPSettings で有効化されている場合にのみ使用可能で す。 1. LDAP アカウントの ユーザー名 および パスワード を入力します。 2. ログインに使用 ドロップダウンリストから LDAP アカウント を選択します。 3.
図 2. シングルドメイン環境の図 Kerberos SSO シングルドメイン環境をセットアップするには、Power Center をインストールし、ウェブブラウ ザを設定します。 SSO でのログインのための Power Center のインストール Power Center をインストールするときは、次を行います。 1. 領域名をセットアップします。領域には、dcm.dell.com など、完全修飾ドメイン名(FQDN)を入力する 必要があります。 2. Microsoft Active Directory(AD)ドメインコントローラアドレス(192.168.0.250 など)をセットアップしま す。複数のアドレスはカンマで区切ります。 3. dcm.dell.
複数ドメイン環境 複数ドメイン環境は、次のようなコンポーネントにセットアップします。 • • • ドメインコントローラ — 複数の Windows Active Directory (AD) ドメインコントローラがある可能性が あります。たとえば、親ドメインと子ドメインなどです。 Power Center サーバー — Power Center がインストールされたサーバーです。AD ドメインコントロー ラです。 Power Center クライアント — クライアントサーバーは Power Center サーバーのネットワークに接続 します。 図 3.
• ユーザー名とパスワードを入力後に OK をクリックすると、情報の正誤に関わらず、Power Center ログ インページが表示され、ログインページで認証を受けるよう求められます。 キャンセルをクリックすると、HTTP ステータス 401 失敗が表示され、Power Center にはログインでき なくなります。 • どのような場合にこうなりますか? これは、Kerberos SSO の要素:Power Center サーバー、ウェブブラウザ、または AD ドメインコントローラ設 定などが正しく設定されていない場合に発生します。 この問題を解決する方法を教えてください。 Kerberos SSO に対して、Power Center サーバー、AD コントローラ、およびウェブブラウザを正しく設定して ください。詳細に関しては、ウェブブラウザのヘルプを参照してください。 複数ユーザーログイン Power Center には、最高 10 人のユーザーまでが同時にログインできます。複数のユーザーが Power Center に ログインするとき、1 人のユーザーが Power Center に変更を加え
役割の編集 1. 左側のペインで 設定 → ユーザーおよびグループアカウント の順にクリックします。 2. アカウント役割 セクションで、編集 をクリックします。 3. 役割名、説明、権限を編集します。 4. 適用 をクリックして変更を保存するか、キャンセル をクリックしてそれらを破棄します。 メモ: 事前定義された役割は編集できません。 役割の削除 1. 左側のペインで 設定 → ユーザーおよびグループアカウント の順にクリックします。 2. アカウント役割 のセクションで、削除 をクリックします。 3. 削除する役割を選択します。 4. 適用 をクリックして変更を保存するか、キャンセル をクリックしてそれらを破棄します。 ユーザーアカウントの管理 ユーザーを作成して、異なる役割に割り当てることができます。 役割 / ユーザーの管理権限がある場合、Power Center でユーザーを追加 / 編集 / 削除することができます。 ユーザーアカウントの追加 1.
Linux でのインストールの場合: – OMPC アカウント—固有の ユーザー名 を作成して、パスワード(最低 8 文字)を入力します。パ スワードは、大文字、小文字、数字、英数字以外の文字から最低 3 つを含む、8 文字以上にしま す。 – Linux ローカルアカウント—Linux アカウント用の有効な ユーザー名 を入力します。 メモ: Linux ローカルアカウントは Linux サーバーから変更できますが、これらの変更は Power Center に追加された同じローカルアカウントにはミラーリングされず、このアカウントで の Power Center 認証試行は失敗します。Linux ローカルアカウントが Linux から変更された 場合にローカルアカウントを Power Center と Linux サーバー間で同期化させておくには、元 のアカウントが Power Center から削除され、変更されたアカウントが新しい Linux ローカル アカウントとして Power Center で作成される必要があります。 – 4.
ユーザーまたはグループアカウントの削除 メモ: インストール中に作成された Power Center 管理のユーザー(スーパーユーザー)は削除できませ ん。 1. 左側のペインで 設定 → ユーザーおよびグループアカウント の順にクリックします。 2. ユーザーおよびグループアカウント のセクションで、削除 をクリックします。 3. 削除するユーザーまたはグループアカウントを選択します。 4. 適用 をクリックして選択したアカウントを削除するか、キャンセル をクリックして変更を破棄します。 ユーザーアカウントパスワードの変更 1. 設定 をクリックします。 2. 次の手順のいずれか 1 つを実行します。 – ユーザーおよびグループアカウント → 編集 をクリックし、次にアップデートするユーザーアカ ウントの横の パスワードのアップデート をクリックします。 – 現在のユーザー → パスワードのアップデート をクリックします。 パスワードのアップデート ウィンドウが開きます。 3.
• 機能なし—ユーザーには空白のページが表示される。 グローバル設定 グローバル設定権限があると、ユーザーは Power Center のグローバル設定を変更できます。たとえば、サン プリング間隔やデータベース設定などが対象です。この権限がないユーザーは、設定ページの一部のみ表示 でき、変更はできません(編集オプションが表示されない)。 役割 / ユーザーの管理 役割 / ユーザーの管理権限を持つユーザーは次を実行できます。 • 役割を作成する • 役割を削除する • 役割をアップデートする • ユーザーを作成する • ユーザーを削除する • ユーザーをアップデートする この権限を持たないユーザーは、自分のユーザーアカウント情報のみ表示してパスワードをアップデートで きます。ユーザー役割とユーザーアカウントのセクションは ユーザーアカウント ページに表示されません。 デバイス / グループの表示 デバイス / グループの表示権限があると、ユーザーはすべてのデバイスおよびグループ情報を表示できます。 この権限がないと、デバイスまたはグループ情報を表示できません。サーバーページが表
ポリシーの管理 ポリシーの管理権限があると、ユーザーは次を実行できます。 • ポリシーを追加 / 削除する • ポリシーをアップデートする • デバイスまたはグループで緊急時電力低減を開始/停止する メモ: ポリシーを管理するには、デバイス / グループの表示権限も必要です。 この権限がないユーザーの場合、グループページにポリシータブが表示されません。 イベントの管理 イベントの管理権限があると、ユーザーは次を実行できます。 • イベント条件(しきい値)を追加 / 削除する • イベント条件(しきい値)をアップデートする • イベントを削除する メモ: イベントを管理するには、デバイス / グループの表示権限も必要です。 この権限がないユーザーの場合、イベント情報を表示して、イベントにコメントを追加することはできます が、イベントを削除したり、グループページでしきい値タブを表示することはできません。 現在のユーザー情報の表示 現在のユーザー情報を表示して、現在のユーザーパスワードをアップデートできます。 現在のユーザー情報を表示するには、ページの右上角にあるログインユーザー名をクリ
• 状態 — 有効または期限切れ ライセンス のページから次の操作を行うことができます。 • ライセンスの インポート メモ: 使用期限が 30 日未満になると はじめに のページで警告メッセージが表示されます。 Power Center のライセンスは http://www.dell.com/powercenter で取得できます。 ライセンスのインポート 60 日間の試用期限を過ぎた後に引き続き製品を使用するには、ライセンスを購入、ダウンロード、インポー トする必要があります。 1. 左側のペインで 設定 → ライセンス の順にクリックします。 2. ライセンスのインポート をクリックします。 3.
デバイス検出 6 デバイス検出権限があると、ユーザーはネットワークデバイスを検出できます。この権限がないユーザーは、 設定ページを表示できますが、変更はできません。 新しいデバイス検出 Power Center でデバイスを管理するには、まず Power Center 管理コンソールにデバイスを追加する必要があ ります。Power Center にデバイスを追加するには、デバイス/グループの管理とデバイスの検出権限が必要で す。 Power Center デバイス検出には、データセンターにおける全デバイスと、各デバイスに関する次のような基 本情報の集合の自動検出が含まれます。 • デバイス名 • 接続ステータス • デバイスタイプ • デバイスモデル • IP アドレス • ホスト名 • 通信プロトコル この情報により、デバイスステータスとデータセンター情報を追跡できます。これら検出したデバイスは Power Center で管理することもできます。データセンターに新しいまたは変更されたデバイスがある場合、 デバイス検出機能を使ってデバイスを再検出することができます。 Pow
• サポートされているデバイスをデバイスページのデバイスリストに追加、または検出する。管理作業 (検出、グループ構成への追加、電源と温度の監視、電源管理ポリシーの適用、イベントの送信)を 実行する。 Power Center は、1 つのデータセンターで最高 4000 の管理下デバイスをサポートします。 表 3.
カテゴリ UPS サポートされているプラットフォ ーム 認証モデル Dell • ServerTech Smart CDU, 0U CS-24V1-C20M • Dell N313P Line interactive UPS (ウェブカード付き)H910P Dell Online Rack UPS 3750R OL K804N Dell UPS、2700/2300VA、120V、 3U K802N • • APC • • • Eaton Emerson APC Online UPS(ウェブカー ド付き)SURTD3000XLI APC Smart-UPS 3000VA RM SUA3000RM2U Smart-UPS 5000VA RM DL5000RMT5U • Eaton Line interactive UPS(ウ ェブカード付き) PW5130I1750-XL2U • Emerson Online UPS(ウェブ カード付き)GXT2-2700RT208 サポートされていないデバイスでは次のようになっています。 • • • Power Center はサポートされ
• 指定した DNS サーバーには、デバイスを検出しようとしているネットワークの逆 DNS ゾーンがある。 メモ: Power Center サーバーは、オペレーティングシステムのネットワーク構成で指定される DNS サーバ ーからデバイス名を取得しようとします。DNS サーバーがデバイス IP アドレスを別のデバイス名に解 決した場合、これにより、デバイス名が実際のものと異なってくる可能性があります。 ネットワークからデバイスを検出するには、IP 範囲を入力し、プロトコルを選択、集計を表示、デバイスを 検索します。 IP 範囲の入力 1. 検知ページに移動します。 2. IP アドレス範囲を入力するか、リストから 1 つ選択します。正しい範囲が表示されない場合、それを追 加します。 3. 適用 をクリックします。 新しい IP 範囲が、ページの上に表示される IP 範囲リストに追加されます。 4.
手動によるデバイスの追加 Power Center 管理コンソールにデバイスを手動で追加するには、次の手順を実行します。 1. デバイスリストページで、追加をクリックします。 2.
メモ: 正しいプロトコルタイプと資格情報をシステム管理者から取得します。IPMI/WS-MAN プロトコル のユーザー名およびパスワードは iDRAC/CMC ウェブコンソールで使用されるものと同一である必要が あります。 • • IPMI:サーバーの IPMI プロトコルを選択します。 – IPMI ユーザー名 - 最長 16 文字です。 – IPMI パスワード - 最長 255 – IPMI キー - 40 桁の 16 進数文字列です。 文字です。 WS-MAN:シャーシの WS-MAN プロトコルを選択します。 – WS-MAN ユーザー名 - HTTP 基本ユーザー名で、最長 255 文字です。 – WS-MAN パスワード - HTTP 基本パスワードで、最長 255 文字です。 – WS-MAN ポート - デフォルトの値 443、または 1~65535 のポート番号を入力することもできま す。 WS-MAN 証明書検証 -(任意)デバイス証明書の検証を有効にします。 – メモ: 信頼された証明書をインポートしてから「WS-MAN 証明書検証」オプションを有効化し
7 デバイス管理 デバイスページには、ネットワークが発見したデバイスと手動で追加されたデバイスが表示されます。この ページから次の操作を実行できます。 • サポートされている、またはされていないデバイスの デバイス ページへの 追加 • デバイスページから デバイス を 削除 • 単数デバイス または 複数デバイス のデバイス情報を編集 • 単数デバイスのプロトコル情報を編集 • 現在のニーズに合わせてデバイスをフィルタおよび並べ替え デバイスの検出 データセンターのネットワークからデバイスを検出できます。 1. 左側のペインで 検出 をクリックします。 2. 検出するデバイスの検索条件を設定します。 3. 検出されたデバイスがデバイスページに表示されます。 デバイスの表示 デバイス ページには以下のデバイス情報が一覧表示されます。 表 4.
フィールド 説明 • • • • • サーバー PDU UPS シャーシ サポートされていない デバイスモデル デバイスモデル — たとえば、PowerEdge M610 プロトコル 通信に使うプロトコルには次のようなものがありま す。 • • • 電源能力 IPMI SNMPv1v2c または SNMPv3 WS-MAN 電力監視とキャッピング能力、またはデバイスがア ップグレード可能かどうか。次のような値がありま す。 • • • • • 不明 なし 監視 監視およびキャッピング 監視およびアップグレード可能 グループ デバイスの物理的グループ。 検出時刻 デバイスが検出された時刻 説明 デバイスの説明 デバイスのサイズ ラック単位のデバイスの物理的サイズ(U) フェイスプレート電力 デバイスのフェイスプレート電力 負荷軽減電力 デバイスの負荷軽減電力 メモ: デバイスがすでに検出されてデバイスページにリストされている場合、Power Center が検出タスク を実行してこのデバイスが再検出されたら、このデバイスのデバイス情報すべてがデバイスページでア ップ
複数のデバイスの編集 1. 左側のペインで デバイス をクリックします。 2. 編集 → 一括編集 の順にクリックします。 3. 編集するデバイスのチェックボックスにチェックマークを入れ、次へ をクリックします。 4. チェックしたデバイスのタイプにより、編集可能なフィールドは異なります。 必須情報を入力します。デバイスのフェイスプレート電力、負荷軽減電力、説明、デバイスのサイズ、 またはプロトコル情報を編集できます。 メモ: – 異なるプロトコルタイプのデバイスを選択した場合は、プロトコル情報の編集はできませ ん。 – プロトコル情報を編集し、ユーザー名 のフィールドを空白にした場合、ユーザー名は変更さ れません。 – 5.
デバイスリスト:フィルタ処理 この フィルタ処理 ウィンドウでデバイスをフィルタ処理します。ある特定のタイプのデバイスを表示する ときに役立ちます。 1. 左側のペインで デバイス をクリックします。 2. フィルタ処理 をクリックします。 フィルタ処理 ウィンドウが開きます。 3. 4.
グループ管理 8 Power Center では、効率よく管理できるようデバイスを整理するためにグループを作成できます。 グループ構造情報のマッピング Power Center は、Dell PowerEdge ラックサーバーとタワーサーバーのグループ構造マッピングをサポートして います。詳細と具体的なモデルについては、サポートされているデバイスを参照してください。 グループ構造を作成またはアップデートしたら、Power Center が次のマッピング構造を使って、サポートさ れているデバイスのファームウェアに関するロケーション情報を自動的にアップデートします。 • データセンター — Power Center のデータセンターおよび部屋情報。フォーマット: • 通路 — Power Center 内の通路情報 • ラック — Power Center 内のラック情報 • ラックスロット — Power Center 内のラックスロット情報 • シャーシ — Power Center 内のシャーシ情報 (該当する場合) メモ: サポートされているデバ
グループ 9 グループ の画面でデバイスをグループに分けることができます。 このウィンドウから次の操作を行うことができます。 • 新規グループの 追加 • 新規カスタムグループの 追加 • 既存のグループを親グループの子として 追加 • 既存のデバイスを親グループの子として 追加 • グループの 編集 • グループの 削除 • グループまたはデバイスの 移動 • グループメンバーシップの 管理 • 電源、温度、イベントの 表示、デバイスとグループのしきい値および電源ポリシーの管理 新規グループの追加 既存グループの追加についての情報は、 「既存グループの追加」を参照してください。既存デバイスの追加に ついての情報は、「既存デバイスの追加」を参照してください。 グループはデータセンター、ルーム、通路、またはラックの実際の構成を表します。グループを親子の関係 にネストして、お使いのデータセンターのデバイスが物理的にどのように構成されているかを表すことがで きます。 新規のグループを既存のグループに追加できます。 1. 左側のペインで グループ をクリックします。 2.
a) ラック 容量(ラックのユニット数)を選択します。 b) ラックへの電力配分によって決定する 電力能力合計 を入力します。 10. 適用 をクリックします。 カスタムグループの追加 カスタムグループは同様のデバイスの提携を表します。例えば、E-メールやプリント / ファイルサーバーのカ スタムグループを作成します。 1. 左側のペインで グループ をクリックします。 2. 親子関係の階層レベルでグループの追加先を選択するには、以下のいずれかを実行します。 – グループを最高部の親レベルで追加するには、どのグループも選択されていないことを確認しま す。 – グループを子として追加するには、新規のグループがネストされるグループで親グループをクリ ックします。 3. 追加 をクリックします。 4. 新規グループの追加 を選択します。 5.
6. 適用 をクリックします。 グループまたはデバイスの移動 デバイスのグループをラック間同士で移動できます。またデバイスのグループを同じラック内の別のスロッ トに移動することもできます。 1. 左側のペインで グループ をクリックします。 2. 移動するデバイスまたはグループをクリックします。 3. 移動 をクリックします。 4. デバイスの移動 ウィンドウで、移動先のグループを選択します。 5. 移動 をクリックします。 メモ: グループを移動した後、実行中の電力ポリシーはすべて再計算されます。 グループの削除またはグループからのデバイスの削除 1. 左側のペインで グループ をクリックします。 2. 階層レベルから削除するグループ(またはデバイス)をクリックします。 3. 削除 をクリックします。 4. 削除 を再度クリックして削除を確認します。 グループの編集 1. 左側のペインで グループ をクリックします。 2. 編集するグループを選択します。 3. 編集をクリックします。 4.
グループやデバイスの詳細の表示 グループ のスクリーンで、グループやデバイスに関連する概要、イベント、電力、温度、しきい値、および ポリシーの詳細を表示することができます。 • 概要 – 現在使用されている電力。単位(ワットまたは BTU/時)を、設定 で設定できます。 – 現在の温度。単位(セ氏またはカ氏)を 設定 で設定できます。 – 選択したグループのすべての PDU に関連する、名前、時間、電力、電流、電圧を表示する PDU ダッシュボード – 重要度、エンティティ、イベントタイプ、説明、タイムスタンプ、コメントを含む上位 10 個 の重大イベント • イベント—現在グループまたはデバイスに関連する重要および警告イベント • 電源 • – 過去 15 分(15 Mn)、1 時間(1 H)、 1 日(1 D)、1 週間(1 W)、1 ヶ月(1 M)、 3 ヶ月(3 M)、または 1 年間(1 Y)の温度のグラフ – 指定した期間の IT および冷却機器のエネルギー消費量 温度 – • しきい値 – • 過去 15 分(15 Mn)、1 時間(1 H)、 1 日
c) 平均電力値 と 最大電力値 を表示する一定の期間を選択し、電力キャップ値 の予測に使用します。平 均電力値、最大電力値、上限値、および 下限値 は電力の監視およびキャップ機能のあるデバイスに のみ適用します。 d) 電力キャップ値 または 能力の割合 のいずれかを入力して、電力の監視およびキャップ機能のあるデ バイス向けの電力消費予算の合計を設定します。 * 電力キャップ値—上限値 と 下限値 の間の値を入力します。下限値 とは、デバイスまたはグ ループが検出されてから、またはそれらが Power Center に追加されてから示した最低の電力 消費量のことです。上限値 とは、デバイスまたはグループに最大の作業負荷が課された際の 最大電力消費量のことです。 * 能力パーセンテージ— 1 ~ 100 パーセントの値で入力します。次の公式で電力消費量予算の 合計を計算します。上限値 * 能力パーセンテージ = 電力キャップ値 e) 次へをクリックします。 f) グループまたはデバイスへの電力の割り当て * 動的ポリシー—グループ内の個別のデバイス向けに優先度(高、中、低)を設定する。Power Ce
4. 適用 をクリックします。 緊急時の電力削減の適用 緊急時の電力削減を適用すると、電力消費を下げ、放熱を減らすためにデバイスの電力が極めて低いレベル になります。この機能はデバイスのパフォーマンスに悪影響を与えるため、緊急事態時にのみ使用してくだ さい。(例えば、データセンターがブラウンアウトしている際(供給される電力値が一時的に下がり、電力 は低下しているが、完全な停電にはなっていない)など。) 1. 左側のペインで グループ をクリックします。 2. 3. 緊急時の電力削減が適用されるエンティティ(データセンター、ルーム、通路、ラック、シャーシ)を クリックします。 画面下近くの ポリシー タブをクリックします。 4. 緊急時の電力削減 をクリックします。 5. 続行 をクリックします。 緊急時の電力削減を停止 1. 画面上部で、緊急時の電力削減 の赤いアイコンをクリックします。 2. 電力の削減を停止するグループまたはデバイス、またはその両方を選択します。 3.
電源監視 10 Power Center では、現在または過去の電力関連指標(たとえば、電力消費量またはコストなど)を監視でき ます。これにより、データセンターの電力ステータスを理解し、その他の電力インフラストラクチャ、冷却 および施設のニーズを計画できます。 異なるデバイスおよび/またはグループレベルで電力を監視できます。電源監視設定を自分のニーズに合わ せて構成し、電力ステータスグラフを印刷できます。 電源監視レベル Power Center は、グループの次のレベルで電源を監視します。 • 個別デバイス • ラック • 通路 • 部屋 • データセンター 電源監視設定 Power Center では、次のような電力監視設定を行うことができます。 • しきい値 (イベントの平均および最大電力) • デバイスおよびグループ範囲 (すべてを監視するか何も監視しない) • デフォルト単位 (ワットまたは BTU/ 時) • エネルギー消費量 (電力消費量とコスト) 電源しきい値 グループおよび / またはデバイスの電力が制限を越えたときに通知を受け取る場合、しきい値をモ
– カスタム最大電力グループの最大しきい値(BTU/ 時) 最大電力がこの設定を超過すると、警告レベルイベント「最大電力」が送信されます。 – 6.
• 平均:前の時点から現在の時点までの平均値。 • 最大:前の時点から現在の時点までの最大値。 • 最小:前の時点から現在の時点までの最小値。 たとえば、1H(1 時間)ウィンドウに電源詳細が表示され、15:00 の最大値が 500W で、時間間隔は 6 分間で す。この値は、14:54~15:00 の最大電力消費量が 500W であることを示しています。 メモ: 瞬時値が最大ラインの電力キャップを超過することはよくあります。Power Center はこの値をモ ニターして、これが発生する正常な電力範囲に調整します。平均電力値が電力キャップ値を超過すると きにのみ、注意する必要があります。 メモ: 設定 ページで間隔(ある時点から次の時点への期間)を設定できます。間隔設定に関する詳細に ついては、「モニタリング設定」を参照してください。 ラックの電源詳細 ラックの場合、電力消費量をクリックすると、すべてのラック PDU の PDU 電力消費量が表示されます。 また、電力ポリシーをクリックすると電力ポリシーを変更できます。 メモ: 電力ポリシーボタンは、ポリシーページで電力ポリシーを設定した場合
メモ: デフォルトで、コスト行には 0 が表示されます。コストレートを設定してコストを表示す る必要があります。レートは一括設定で、設定 → エネルギー消費量ページで設定できます。 メモ: エネルギー消費量セクションには、設定ページで設定された値に基づいて情報が表示され ます。この情報は、見積もり用にのみ使用してください。 メモ: デバイスまたはグループが Power Center で新しく追加または作成されたものである場合、 監視時間が 1 週間以内なら「1W」と「1M」時間ウィンドウに表示される電力およびエネルギー 消費量データが異なり、監視時間が 1 日以内の場合は、「1H」と「1D」時間ウィンドウに表示さ れるデータが異なります。これは、異なる時間ウィンドウに対して Power Center が異なるサンプ リング間隔を使用しているために起こります。たとえば、デバイスが Power Center に追加された のが 2011-10-15 09:00 で、現在の時刻が 2011-10-17 11:10 などの場合です。1M 時間ウィンドウ(サ ンプリング間隔は 1 日)の場合、電力およびエネルギー消費量
メモ: 集計電力値は、温度データ集計によって計算された電力値です。計算式はケースごとに、さら にデータ集計の基準が時間かグループかによって異なります。 右側のボックスには、異なる色で異なる重要度レベルが示されます。 – 赤は、重大なイベントをトリガする電力範囲を示します。 – オレンジは、警告なイベントをトリガする電力範囲を示します。 – 緑は、イベントをトリガしない電力範囲を示します。 サンプリング間隔の設定方法については、監視設定を参照してください。 しきい値の設定方法については、電源監視設定を参照してください。 電力モニタリング/ダッシュボードグラフの印刷 印刷をクリックして、PDF ファイルまたはプリンタに電力モニタリング、電力ダッシュボードグラフを印刷 します。 ウェブブラウザで「背景の印刷」オブジェクトおよびその他の印刷設定を有効にします。そうしないと、結 果が背景なしか、または不正確なページ配置で印刷されます。 メモ: 「背景の印刷」を有効にする方法については、ウェブブラウザのヘルプを参照してください。 メモ: Microsoft Internet Explorer 8 でグラフを
温度監視 11 Power Center では、Power Center 内のデータセンターの現在と過去の温度を監視できます。これにより、温度 ステータスを理解し、データセンターのホットスポットを特定できます。 異なるデバイスおよび / またはグループレベルで温度ステータスを監視できます。温度監視設定を自分のニ ーズに合わせて設定し、温度ステータスグラフを印刷できます。 温度監視レベル Power Center は、次のレベルで温度を監視します。 • デバイスレベル — デバイスの温度関連指標を監視できます。 • 物理的グループレベル — 物理的グループレベルでは温度関連の指標(データセンター、部屋、通路、 シャーシモジュラーなど)を監視できます。 • 論理的グループレベル — 論理的グループレベルでは温度関連の指標を監視できます。 温度監視の設定 Power Center では、次のような温度監視設定を行うことができます。 • しきい値(イベントの出力温度範囲) • デバイスおよびグループ範囲(すべてを監視するか何も監視しない) • サンプリング間隔(1、3、または 6 分間)
– 平均吸気口温度の警告しきい値 - より大きい — 温度が設定より大きい場合、警告レベルイベント 「平均吸気口温度」が送信されます。 – 6.
• 最大:前の時点から現在の時点までの最大値。 • 最小:前の時点から現在の時点までの最小値。 たとえば、1H(1 時間)ウィンドウに温度詳細が表示され、15:00 の最大値が 40°C で、時間間隔は 6 分間です。 この値は、14:54~15:00 の最大温度が 40°C であることを示しています。 シャーシ詳細 シャーシの温度詳細ページにアクセスすると、シャーシ詳細テーブルが表示されます。シャーシ詳細 には、 シャーシ内のブレードサーバーすべてと、テーブルの温度詳細がリストされます。 • デバイス: デバイス名。 • 平均: 最新のサンプリング間隔の平均値。 • 最大: 最新のサンプリング間隔の最大値。 • 最小: 最新のサンプリング間隔の最小値。 メモ: 設定 ページで間隔(ある時点から次の時点への期間)を設定できます。間隔設定に関する詳細に ついては、「監視設定」を参照してください。 メモ: データがなければ、平均、最大、最小フィールドには NA が表示されます。たとえば、ブレードサ ーバーがサポートされていないデバイスである場合などです。 シャーシ / ブレードサーバーの
– 右側ボックスには、しきい値タブで設定した温度しきい値と比較する集計温度値が表示されま す。 メモ: 集計温度値は、温度データ集計によって計算された温度値です。 計算式はケースごとに、さ らにデータ集計の基準が時間かグループかによって異なります。 右側のボックスには、異なる色で異なる重要度レベルが示されます。 – 赤は、重大なイベントをトリガする温度範囲を示します。 – オレンジは、警告なイベントをトリガする温度範囲を示します。 – 緑は、イベントをトリガしない温度範囲を示します。 サンプリング間隔の設定方法については、「監視リング設定」を参照してください。 しきい値の設定方法については、「温度監視リング設定」を参照してください。 電力モニタリング/ダッシュボードグラフの印刷 印刷をクリックして、PDF ファイルまたはプリンタに電力モニタリング、電力ダッシュボードグラフを印刷 します。 ウェブブラウザで「背景の印刷」オブジェクトおよびその他の印刷設定を有効にします。そうしないと、結 果が背景なしか、または不正確なページ配置で印刷されます。 メモ: 「背景の印刷」を有効にする方法については、
ポリシー 12 電力ポリシーはデバイスまたはグループの電力のキャップ(上限)を管理するために使用する一連の設定で す。ポリシーは異なる状況で電力の管理に役立ちます。例えば、次の作業を行うためにポリシーを設定する ことができます。 • 電力の消費量が回路の能力を超過しないよう確認します。 • デバイスまたはグループの作業負荷に応じて電力の使用をスケジュールします。例えば、作業負荷が 低ければキャップを積極的に低く設定し、データセンターでの電力使用を減らします。 • ラックの密度を増加させます。例えば 10 個のデバイス付きラックの現在の電力消費量を監視して、ラ ックにさらにいくつデバイスを追加できるかを予測します。それからデバイスを追加した後で、電力 ポリシーを設定しラックの全電力消費に対して、キャップを定めます。 Power Center は 2 通りのポリシーに対応しています。 • 静的ポリシー—ラックやシャーシの各デバイスに手動で電力のキャップを定めます。 • 動的ポリシー—Power Center は各データセンター、ルーム、通路、ラック、シャーシで、動的に電力 のキャップを割り当
動的電力キャップ 動的電力キャップの仕組みについて理解するには、次の用語について理解する必要があります。 • 消費量:デバイスの使用電力 • 電力キャップ:デバイスが許可されている最大電力量(デバイスからの需要と等しいとは限らない) • 電力余裕:電力キャップとデバイス(または電力ポリシー下にあるデバイスのグループ)の電力消費 量の差分 • 需要:負荷を処理するためにデバイスが要求する電力量 動的電力キャップの最優先事項は、グループに割り当てられた全体の電力キャップを超過する電力を要求す ることなく、すべてのデバイスが負荷を処理できるようにすることです。動的電力キャップを選択する際は、 以下の点に注意します。 • 低優先度のデバイスがキャップの範囲内でさらに電力を必要とする場合は、低優先度のデバイスが高 優先度のデバイスより多くの電力を受ける場合があります。 • 電力キャップによる制限が厳しくグループの電力消費量が電力キャップを超過する場合、電力ポリシ ーのイベントが送信されます。この問題が頻繁に発生する場合、電力の割り当てを再検討するか、負 荷を調整する必要があります。 • 電力キ
• デバイスの電源能力ステータスが、デバイスページで「なし」に設定されます。 • ポリシーページからはこのデバイスのポリシーを削除できるのみで、編集はできません。 シナリオ 2 — ライセンスがインポートされていないデバイスにライセンスをイ ンポートしようとします。 この場合、次のようになります。 • デバイスにポリシーが存在する場合、「サーバー機能が変更されました」イベントを受け取ります。 • デバイスのポリシータブが、グループページで有効に設定されます。 デバイスの電源能力ステータスが、デバイスページで変更されます。 デバイスのポリシーは編集可能です。ポリシーページからアクセスできます。 デバイス電源ポリシー能力のアップグレード いくつかのデバイスの電力ポリシー機能は、Dell PowerEdge M620 などの電力消費量のキャッピングを含むよ うアップグレードできます。これらのデバイスには監視およびアップグレード可能と表示されます。電力消 費量をキャッピングできるようにデバイスをアップグレードするため、デバイスページに移動して、デバイ スの横にあるアップグレードをクリックし、ポップア
* 動的ポリシー—グループ内の個別のデバイス向けに優先度(高、中、低)を設定する。Power Center は電力予算が完全に使い切られていない際には、優先度の高いデバイスまたはグルー プに対して、計上済みの電力をより使用するようにしています。 * 静的ポリシー—必要に応じて、電力キャップまたは能力の割合値を入力します。デフォルト では、Power Center はすべてのデバイスに対して、電力キャップは上限値と同じ割合を使用し ます。値の合計が前の手順で設定した電力キャップ値を上回る場合は、Power Center は電力キ ャップ値を変更し、メッセージを表示します。 g) 次へをクリックします。 h) グループまたはデバイスが監視される時間のポリシースケジュールを選択します。 i) * 期間—常時または範囲(開始時間と終了時間の入力フォーマットは、HH:MM で、24 時間表記 を使用する) * 定期監視パターン—常時または特定の曜日 * 定期監視範囲—常時または範囲(開始日および終了日) ポリシーのサマリ情報を確認して、適用 をクリックします。 新しいポリシーは即時に適用されます。
各デバイス / グループについて、次の 3 つの優先度レベルのうちいずれかを設定できます。 • 低 • 中(デフォルト) • 高 優先度リストは、ポリシーごとにことなります。ただし、デバイス / グループには、異なるポリシーに異な る優先度レベルがある可能性もあります。ポリシーのデバイス / グループの高い優先度値は、別のポリシー で同じノードの低い優先度値を上書きします。 たとえば、デバイス にポリシー 1 を、 にポリシー 2 を作成し、同じタイムスロットを持つ ポリシーに異なる電力キャップを設定しました。この場合、Power Center は次のルールに従います。 • エンティティに重複するポリシーがある場合、電力キャップが低いポリシーが適用される。 • エンティティに重複動的ポリシーがあり、両方とも現在アクティブな場合、このエンティティで最高 の優先度(高 > 中 > 低)が適用されます。 ポリシーモード ポリシーモードは、ポリシーページの「有効」および「アクティブ」列に表示されます。 緑の記号は、「有 効」か「アクティブ」を示します。Powe
電力ポリシーの編集 電力管理ポリシーは一度に 1 つづつの変更が可能です。 1. 次の手順のいずれか 1 つを実行します。 – 左側のペインで ポリシー をクリックします。 – 左側のペインで グループ をクリックしてグループを選択し、ポリシー タブをクリックします。 2. 変更したいポリシーの横の 編集 をクリックします。 3. ポリシーの編集 ウィザードで 電力キャップの設定 および スケジュールの選択 ページを変更します。 4. 適用 をクリックして変更をすぐに適用します。 電力ポリシーの削除 1. 次の手順のいずれか 1 つを実行します。 – 左側のペインで ポリシー をクリックします。 – 左側のペインで グループ をクリックし、電力ポリシー タブをクリックします。 2. 削除 をクリックします。 3. 削除するポリシーを 1 つまたは複数選択します。 4. 適用 をクリックします。 電力ポリシーのフィルタ処理 電力ポリシーのフィルタ処理をして、ポリシーのタイプ、電力キャップおよび / または状態別に表示するこ とができます。 1.
3. 右上角にある緊急時電力低減をクリックします。 4. 緊急時電力低減ウィンドウで、メッセージを読んで続行をクリックします。 このグループ内のモニタおよびキャッピング電源機能がついたすべてのデバイスは、最小電力消費状態に設 定されます。 すべてのページの右上角に緊急時電力低減ボタンが表示されます。緊急時電力低減に影響を 受けるデバイスは、グループページで EPR 内とマークされます。 EPR のキャンセル 1. 2. 3.
比較 13 メモ: Internet Explorer 8 を使用している場合は、比較機能を正しく機能させるため、Adobe Flash Player を インストールする必要があります。 Power Center では、デバイスまたはグループを追加して、選択した期間におけるそれらデバイスやグループ の電力と温度状態、およびエネルギー消費量を比較することが可能になります。たとえば、2 つの部屋にあ るデバイスを選択してそれらの温度を比較、類似したデバイスを含む 2 つのグループを選択してそれらの電 力消費量を比較、または 1 つのグループからの 2 つの異なる期間でのデータの比較を行うことができます。 比較結果は印刷することも可能です。 比較できる電力と温度の情報には以下が含まれています。 • 電力消費量 — 消費量の平均値、最大値、最小値およびピーク時の電源消費量。 • 温度 — 平均、最大、最低温度。 • エネルギー — IT エネルギーと冷却エネルギーを含むエネルギー消費合計およびコスト合計。 グループ / デバイスを比較するには、左側ペインで比較をクリックして、期間を変更し、デバイスま
デバイスまたはグループの削除 / 変更 比較からグループまたはデバイスを削除するには、選択したデバイス / グループの X ボタンをクリックしま す。 比較するデバイス / グループを変更するには、デバイス / グループを最初に削除して、その次に異なるデバイ ス / グループを追加します。 比較結果の印刷 比較結果を印刷するには、比較ページで印刷をクリックします。 ウェブブラウザで「背景の印刷」オブジェクトおよびその他の印刷設定を有効化します。そうしないと、結 果が背景なしか、または不正確なページ配置で印刷されます。 「背景の印刷」およびその他の印刷設定を有効にする方法の詳細に関しては、「電源監視 / ダッシュボードグ ラフの印刷」を参照してください。 82
イベント管理 14 本章では、イベントタイプ、重要度レベル、サポートされている PDU/UPS イベントおよび Power Center イベ ントの管理方法に関する情報を提供します。 データセンターに異常な電源 / 温度状況が発生したことを示すイベントを受信することがあります。Power Center は次の項目を検知します。 • 事前定義されたイベント • カスタムイベント Power Center はポート 6553 を使って内部イベントをリッスンします。別のアプリケーションがポート 6553 を使うように設定された場合、ポート 6533 を Power Center に予約するよう変更する必要があります。 Power Center はポート 162 を使って内部デバイスからのイベントをリッスンします。 SNMP Trap サービスが 存在してポート 162 を使用している場合、 Power Center は自動的にポート 1162 を使って SNMP トラップサー ビスが転送する外部イベントを受信します。 事前定義イベント 事前定義イベントは、Power Center がシステム条件に基
表 8.
種類 説明 重要度 UPS 不良バイパス UPS 内のバイパス不具合に関連し たイベント。 重要 UPS シャットダウン UPS シャットダウンに関連したイ ベント。 情報 UPS 充電失敗。 UPS 内の充電不具合に関連したイ ベント。 重要 UPS ファン障害 UPS 内の電源ファンの障害に関連 したイベント。 重要 UPS 通信喪失 UPS 内の通信喪失に関連したイベ ント。 警告 プロトコルタイムアウト変更失敗 プロトコルタイムアウト変更に失 敗しました。 警告 PDU 高負荷 PDU 電力が、高負荷閾値を超えて います。 警告 PDU 低負荷 PDU 電力が、低負荷閾値を下回っ ています。 警告 PDU オーバーロード PDU がオーバーロード状態です。 重要 PDU 出力高負荷 PDU 出力電力が、高負荷閾値を超 えています。 警告 PDU 出力低負荷 PDU 出力電力が、低負荷閾値を下 回っています。 警告 PDU 出力オーバーロード PDU 出力がオーバーロード状態で す。 重要 PDU 出力オフ PDU 出力がオ
種類 説明 重要度レベル 電力キャップ値を超過するため、 ポリシーを維持できません ポリシーは正常に戻りました 電力消費量が電力キャップ値を下 回ったため、ポリシーを維持でき るようになりました 情報 電力は正常に戻りました 電力消費量が、しきい値で設定し た正常範囲に戻りました 情報 温度は正常に戻りました 温度が、しきい値で設定した正常 範囲に戻りました 情報 次の変更が発生した場合、対応する重大イベントが情報イベントになります: • デバイス/グループが Power Center から削除されます。 • イベント条件 (しきい値設定など) が Power Center から削除されます。 • イベント条件 (しきい値設定など) が Power Center でアップデートされます。 • 電力ポリシーが削除されるか、または無効になります。 • ポリシーは正常に戻りましたイベントがトリガされます。 たとえば、電力 / 温度は正常に戻りました イベントがトリガされると、対応する重大または警告イベントが 情報イベントになります。平均吸気口温度を例にとると、50 °C
イベント重要度レベル メモ: Power Center で定義された重要度レベルが、監視されるデバイスで定義されたレベルと異なる場合 があります。たとえば、デバイスで重大と定義されたイベントが Power Center で警告イベントとみなさ れる場合もあります。 表 11.
イベントの削除 Power Center は、データベース消去設定に従って自動的に古いイベントを削除します。データベースの消去 設定の詳細に関しては、「データベースポリシー設定」を参照してください。 Power Center では、手動でイベントを削除することもできます。 イベントの削除 1. 左側のペインで、イベントログ をクリックします。 2. 削除 → 削除 の順にクリックします。 3. 削除するイベントを選択して、適用をクリックします。 すべてのイベントの削除 1. 2. 左側のペインで、イベントログ をクリックします。 削除 → すべてを削除 の順にクリックします。 メッセージウィンドウが表示されます。 3. はい をクリックします。 ページに現在リストされているすべてのイベントが削除されます。 デバイスのフィルタリング フィルタを適用して、特定のデバイスのみを表示することができます。 1. 左側のペインで デバイス をクリックします。 2. フィルタ処理 をクリックします。 フィルタ処理 ウィンドウが開きます。 3. 4.
– フェースプレート / 負荷軽減電力 — デバイスのフェースプレートまたは負荷軽減電力範囲を入 力します。 – 電源能力 — 1 つ以上のデバイス電力能力を選択します。 適用 をクリックします。 5. デバイスリストページには、フィルタされたフィールドが表示されます。 グループデバイスによるイベントのフィルタリング イベントをグループまたはデバイスでフィルタできます。 1. 左ペインで、イベントログをクリックします。 2. グループ / デバイスフィルタ をクリックします。 3. 左側のペインのフィルタ処理オプション (グループ または すべてのデバイス) をクリックして、特定のフ ィルタ処理オプションのウィンドウを表示します。 フィルタ処理オプションのウィンドウで、表示されている情報を使用してフィルタ処理オプションを選 択します。1 つのグループまたはデバイスを選択できます。 4. – グループの場合、フィルタリングオプションウィンドウには、グループがアクティブリンクとし て表示されます。リンクをクリックします。 – 5.
セキュリティ 15 Power Center は、データ機密性、データ整合性、およびユーザー認証のセキュリティを保証する設計となっ ています。 Power Center はユーザーアカウントに認証およびアクセスコントロールを提供します 「 ( アクセス コントロール」を参照) が、Power Center サーバーおよび Power Center サーバーに保管された機密データ (パ スワードなど) への通信チャネルもすべて保護します。 Power Center システムのセキュリティを強化するには、次の手順を実行します。 • • • • 通常の Windows オペレーティングサービス (OS) のユーザーアカウントでサービスを開始します。イ ンストールが完了したら、デフォルトでネットワークサービスアカウントで Power Center サービスに 自動ログオンされます。セキュリティ強化のため、ネットワークサービスアカウントの変わりに通常 の Windows OS ユーザーアカウントを使用することもできます。 OS 強化: Power Center がインストールされているシステムに OS 強化を適
– Dell\OpenManagePowerCenter\external\apache-tomcat\conf\tomcat-users.xml – Dell\OpenManagePowerCenter\external\apache-tomcat\conf\web.xml – Dell\OpenManagePowerCenter\external\jre\lib\security\krb5.conf – Dell\OpenManagePowerCenter\external\jre\lib\security\login.conf – Dell\OpenManagePowerCenter\keystore.ssl – Dell\OpenManagePowerCenter\pgdata\pg_hba.conf – Dell\OpenManagePowerCenter\pgdata\postgresql.conf 4. Dell\OpenManagePowerCenter\external\apache-tomcat\work にあるすべてのコンテンツを削除します。 5.
監査ログ Power Center は、監査目的のためにログファイルの重要な動作および保存関連情報を追跡します。各ログに は、次の基本的な情報が含まれています。 • ユーザー名 • 時間 • 処置 • 詳細(処置によって異なります。以下の監査ログ詳細表を参照してください)。 表 12.
メモ: 3 ヶ月以内にはプライベートキーと自己署名証明書を更新することをお薦めします。 Keytool で Power Center 証明書を管理できます。よくあるシナリオは次の通りです。 • シナリオ 1 — キーペアと自己署名証明書を生成します。Power Center インストール中、 Power Center サーバーに対するキーペアと自己署名証明書が生成されます。 メモ: キーストアファイルからエントリを削除する際、キーストアファイルに最低 1 つのキーペ アを残すようにしてください。そうしないと、Power Center が機能しません。 • • シナリオ 2 – 自己署名証明書を証明機関(CA)が発行した証明書と置き換えます。CA が署名した証明 書のほうが、ウェブブラウザに信頼されやすいためです。CA による署名を行うには、次の操作を実行 してください。 – 証明書署名要求(CSR)を生成して、CA に送信します。 – CA に証明書をインポートします。 – CA からの証明書返信をインポートします。 シナリオ 3 – 新しい信頼証明書をインポートします。デバイスによっては
Power Center の設定 16 Power Center 設定はすべて設定ページで行います。 1. 左ペインで、設定 をクリックします。 2. 選択した設定で編集をクリックします。 3. 新しい値を入力または選択します。 4.
デフォルトの単位設定 これらの設定は電力 / 温度値を選択した単位に変換し、選択した通貨でエネルギー消費コストを表示します。 • • • 電力単位 – 電力詳細を表示するのに使用する電力単位を選択します。Power Center は選択した単位に したがって電力値を自動換算します。 温度単位 – 温度詳細を表示するのに使用する温度単位を選択します。Power Center は選択した単位に したがって温度値を自動換算します。 通貨 – エネルギー消費コスト表示に使用する通貨を選択します。単位を変更しても、Power Center が 為替レートにしたがってコストを換算するわけではありません。Power Center が行うのは通貨記号の 変更のみです。 これらは即座に有効となります。 プロトコルタイプデバイスタイムアウト これらの設定は、デバイスと Power Center サーバー間のタイムアウトを構成するのに使用されます。 • • • IPMI – Power Center と IPMI が有効なデバイスの間の通信タイムアウト (1~20 秒)。デフォルトは 3 秒 です。 SNMP – Powe
により、データクエリの効率が改善されます。データベース消去予定時刻 フィールドを使うと、データを自 動的に消去できます。あるいは、すぐにデータを消去するよう手動でトリガすることもできます(下記の「デ ータベースを今すぐ消去する」を参照してください)。 データベースメンテナンス用に次のフィールドを設定できます。 • データ圧縮 — 非圧縮データを保管しておく日数(1~14)を設定します。デフォルトは 7 日間です。 • 消去するデータの古さ — 圧縮データとイベントログを保管しておく日数(1~365)を設定します。デ フォルトは 365 日間です。 • データベース消去予定時刻 — データベース消去を開始する時刻(00:00:00~23:00:00)を設定します。 デフォルトは 23:00:00 です。 • データベースのエクスポート — 選択した日付範囲のデータを .csv ファイルにエクスポートします。 E データベースのエクスポート xport Database,をクリックして、開始日付が 00:00:00 で終了日付が翌日 の 00:00:00 の範囲で、すべてのデータを .
データベースの設定 データベース接続情報を変更するには、設定 ページでデータベース設定を行うことができます。Power Center は、Windows および Linux サーバーの両方において、ローカルおよびリモートシステムのためのデータ ベース設定変更をサポートします。 メモ: Windows サーバーのデータベース設定を変更するときは、Power Center サービスを停止し、すべて の変更を行ってから Power Center サービスを再開する必要があります。サービスの停止と開始について の情報は、お使いの Windows オペレーティングシステムのヘルプを参照してください。 Windows でのインストールの場合: • • ローカルデータベース設定の変更:ローカルデータベース設定を使って Power Center をインストール する場合、インストール後に設定画面で設定(PostgreSQL ホスト以外)を変更できます。Power Center は、ローカルデータベースからリモートデータベースへの切り替えをサポートしません。 リモートデータベース設定の変更:リモートデータベース設定を使って
– LDAP サーバーポート(必須)。SSL 上の LDAP サーバーのポート番号を入力します。デフォルト のポート番号は 636 です。 – バインド用識別名(必須)。バインド用識別名が入力されない場合、Power Center は匿名バイン ドを使用して、ユーザーのログイン用識別名を検索します。例えば次のようになります。 uid=mark,ou=manager,dc=dell,dc=com バインド用識別名が入力された場合、Power Center は匿名バインドでの検索を実行しません。 4.
17 バックアップおよびリカバリ Power Center でデータをバックアップして復元できます。Power Center リカバリをサポートするには、最初 に Power Center データをバックアップする必要があります。Power Center がサポートするのは、完全なバッ クアップおよびリカバリのみです。増分バックアップおよびリカバリはサポートしません。 メモ: Power Center データは、定期的に行う必要があります。 バックアップおよびリカバリ中に Power Center サービスを起動または停止しなければならない場合がありま す。Power Center サービスの詳細に関しては、「Power Center サービス」を参照してください。Power Center サービスの起動または停止方法の詳細に関しては、Windows ヘルプを参照してください。 バックアップおよびリカバリするための Power Center データ ファイル 表 13. Power Center データファイル カテゴリ 設定ファイル ファイル • app.config.xml • user.
• C:\Program Files\Dell\OpenManagePowerCenter\pgdata Power Center データのバックアップ 1. すべての Power Center サービスを停止します。 2. Power Center データのすべてをバックアップします。 a) Power Center データテーブルにリストされたファイルに、読み取り権限を持つオペレーティングシス テムユーザーを追加する必要があります。また、pgdata フォルダのサブコンテンツすべてに読み取り 権限を付与する必要があります。権限の変更方法については、オペレーティングシステムのマニュア ルを参照してください。 b) ローカル:Power Center データファイルすべてをバックアップロケーションにコピーします。リモー ト:Power Center データファイルのうち pgdata フォルダ以外をバックアップロケーションにコピーし ます。PostgreSQL バックアップとリカバリウェブページの後は、リモートサーバーでデータベース (pgdata など)をバックアップする必要があります。 3.
* キーストアパスのアップデート: 下の太字で表示されている値を、リカバリされた keystore.ssl ファイルの実際のロケーション で置換します。 PAGE 104
トラブルシューティング 18 本章では、Power Center で作業中に発生する既知の問題について説明します。 Power Center サーバーは正常に稼動しているのに、ウェブブ ラウザから Power Center 管理コンソールにアクセスできない のはなぜですか? 考えられる原因: プロキシ設定により、ブラウザがネットワーク上の Power Center サーバーにアクセスでき ない場合があります。 解決方法: プロキシサーバー設定をチェックして、設定が正しいことを確認してください。 「はじめに」ページ、または「比較」ページのリンクをクリッ クしてもビデオを再生できないのはなぜですか? 考えられる原因: お使いのウェブブラウザに Flash Player がインストールされていません。 解決方法: ウェブブラウザに最新版の Adobe Flash Player をインストールしてください。 Power Center から自動的にログアウトされたのはなぜです か? 考えられる原因: ネットワーク接続が失われました。 解決方法: ネットワーク接続ステータスをチェックし、Power Center
デバイスから送信されたイベントを Power Center で受信でき ないのはなぜですか? 考えられる原因: Power Center は、デバイスから送信されるイベントの送信先ホストです。 解決方法: Power Center サーバーの IP アドレスが、デバイスでイベントの送信先としてレジスタされている ことを確認します。 考えられる原因: ネットワーク接続問題があります。 解決方法: デバイスネットワークと Power Center サーバーが接続されており、パケットを送信できることを 確認します。 考えられる原因: 不可欠なサービスが起動していません。 解決方法::Windows SNMP トラップサービスが Power Center サーバーにインストールされている場合、この サービスと Dell OpenManage Power Center SNMP ディスパッチャが Power Center サーバーで起動しているこ とを確認します。 Power Center 管理コンソールを起動すると、エラー「サーバ ー側にエラーが発生しました。サポートに連絡してくださ い」が表示されるのはなぜですか
ダッシュボードタブに電力/温度データが表示されないのは なぜですか? 考えられる原因: 電力 / 温度サンプリング間隔を変更した可能性があります。新しい設定が有効になる前に、 電力 / 温度データが一時的に使用できなくなることがあります。 解決方法: 新しい設定が有効となるまで待ちます。設定が有効となるタイミングの詳細に関しては、「監視 設定」を参照してください。 Power Center が破損したり、アンインストールされた後も、 以前に存在していた電力ポリシー(EPR を含む)がデバイス で有効なままなのはなぜですか? 考えられる原因: Power Center が破損したりアンインストールされても、デバイスの既存の電力ポリシーの 電力キャップ値(EPR を含む)は有効なままです。 解決方法: メモ: データセンター電力能力をチェックして、次の手順を実行する前にブレーカが落ちないようにして ください。 • Power Center をアンインストールする場合、すべてのデバイスを最初に削除するようにしてください。 • Power Center が破損している場合、次のいずれかを実行して電力ポリシーを