Users Guide
SNMP トラップ監視
この 1.2 リリースより前の vRealize Operations Manager 用 OpenManage Management Pack では、PowerEdge サーバおよび関連シャー
シのメトリクスを、OMIVV から定期的に(デフォルトでは 5 分間隔で)収集していました。OMIVV は、PowerEdge サーバと関連
シャーシの正常性メトリクスおよび拡張メトリクスを、それぞれ 1 時間ごと、2 時間ごとにポーリングします。この時間のギャップ
が原因で、PowerEdge サーバとシャーシの正常性の障害は、ポーリングが完了した後でのみ反映され、それには 2 時間以上かかる
場合があります。
vROPS でアラート通知を受信するまでにかかる時間を減らすために、vRealize Operations Manager バージョン 1.2 用 OpenManage
Management Pack では、SNMP アラートを使用した PowerEdge サーバとシャーシの同期監視を開始しました。この機能を確実に動
作させるために、必要なアラートの SNMP トラップを iDRAC または CMC で有効にする必要があります。この機能の有効化または
無効化は、OMIVV 管理ポータルで SNMP 監視 を有効または無効にすることで行うこともできます。
この新たに導入された機能により、SNMP トラップベースのイベントが OMIVV によって転送されると、vROPS で同期アラートが
発生します。このアラートは、トラップの生成元である対応するサーバ / シャーシに常に関連付けられています。また、OMIVV は、
対応するサーバ / シャーシの正常性メトリックポーリングもトリガーし、更新されたメトリクスが次の収集サイクルで vROPS に提
供されるようにします。これらの更新されたメトリクスによって、対応するコンポーネントの内部アラートが生成されます。
メモ: 特定のアラートに対応する問題に対処した場合には、アラートをキャンセルすることを推奨します。アラートがクリアさ
れず、同じイベントが再度発生する場合は、アラートに古いタイムスタンプが関連付けられている場合があります。
メモ: Dell Alert を使用して、メッセージ ID によって外部アラートを識別してください。アラートの形式は次のとおりです。
Dell EMC <Server/Chassis> <Critical/Warning/Information>- [Message ID]
サーバの電源監視レポート
電源監視レポートには、Dell EMC PowerEdge サーバに関するサーバのメトリクスが表示されます。詳細については、「Dell EMC サー
バ電源の詳細 、p. 12」を参照してください。
電源監視レポートを生成するには、次のステップを実行します。
1. ダッシュボード タブで、レポート をクリックします。
2. Dell EMC サーバの電力消費量レポート を選択します。
3. テンプレートの実行 をクリックして、すべてのオブジェクト、Dell EMC OpenManage アダプタ、Dell EMC サーバグループ、
Dell サーバグループ の順に選択します。
4. [OK]をクリックします。
すべての Dell EMC サーバの電源監視レポートが生成されます。
ダッシュボードの表示
ダッシュボードでは、vROPS の Dell EMC PowerEdge サーバとシャーシ環境の監視と分析を行えます。
vRealize Operations Manager では次のダッシュボードを利用できます。
● Dell EMC サーバの概要ダッシュボード
● Dell EMC サーバの詳細ダッシュボード
● Dell EMC シャーシの概要ダッシュボード
● Dell EMC シャーシの詳細ダッシュボード
Dell EMC サーバの概要ダッシュボード
Dell EMC サーバの概要ダッシュボードでは次のパラメーターが表示されます。
6 vRealize Operations Manager 用 OpenManage Management Pack