Users Guide
94 システム監視を行うための Dell OpenManage IT Assistant の設定
メモ:
Dell のサーバー計装には、SNMP Set 操作用のコミュニティ名の
上に認証レイヤがありますが(ホスト名とパスワードが必要)、
SNMP
エージェントの多くにはありません。この追加セキュリティレイヤのな
いエージェントの場合には、
SNMP Set 操作用のコミュニティ名を知っ
ているユーザーなら誰でも管理下システムを制御することができます。
メモ:
Server Administrator リモートコマンドラインが利用できない場
合、
IT Assistant は SNMP set のみを使用してシステムの電源を入れな
おします。
SNMP set が不要な場合は、検出ウィザードで SNMP set コ
ミュニティ名を入力しないでください。
ジェーンは管理しているシステムの
SNMP Set
操作用のコミュニティ
値に一致する
Set
操作用のコミュニティ
名を選択します。また、選択
する名前が企業全体にわたって設定されている安全なパスワード基準に
沿っていることも確認します。
メモ:
個々の検出範囲で複数の SNMP Get または Set コミュニティ名を
指定する場合は(各
IP サブネット範囲に 1 つのコミュニティ名を指定す
るなど)、コミュニティ名をカンマで区切ります。
•
SNMP
検出範囲の
SNMP
タイムアウトと再試行値を入力します。
ジェーンのようなネットワークタイプでは、デフォルト値を通常使用
することをお勧めします。
6
ウィザードの手順
4
では、検出中に使用する
CIM
パラメーターを設定し
ます。
ジェーンの場合、
Windows
を実行している管理グループでサーバーとクラ
イアントシステムが混在するため、
CIM
を設定します。
•
CIM
の検出を有効にする
が選択されているか確認します。
•
ドメイン
\
ユーザー名
に、管理下システムで
CIM
を設定するときに
使用した名前を入力します。
•
管理下システムの
CIM
に使用したパスワードと同じパスワードを入
力します。
メモ:
Microsoft Windows Server 2003 R2 で、IPMI 用に Microsoft ハード
ウェアエージェントを使用したい場合は、
CIM 検出オプションを有効にする
必要があります。
7
ウィザードの手順
5
で、
Dell/EMC
アレイ検出の有効にする
は選択しま
せん。ネットワーク上に、
Dell|EMC
ストレージデバイスがないからです。
8
ウィザードの手順
6
で、
IPMI
パラメータの設定はしません。
IPMI
を使用
したシステムを監視しないからです。
9
ウィザードの手順
7
で、ウィザードの完了時に
IT Assistant
が行うアク
ションを選択します。
10
ウィザードの手順
8
で、選択した内容を確認し、
完了
をクリックしてウィ
ザードを終了します。