Users Guide
84 システム監視を行うための Dell OpenManage IT Assistant の設定
Microsoft IPMI プロバイダの使い方
Microsoft Windows Server 2003 R2
と
Microsoft Windows Server 2008
には、
IPMI
ドライバと
IPMI Common Information Model
(
CIM
)プロバ
イダが搭載されています。
CIM
プロバイダは、
IPMI
インタフェースを介して
BMC/iDRAC
が提供するシステム情報を提供します。
IT Assistant
はこの機能
を使用して情報を抽出します。
IT Assistant
を使用すると、
IPMI
からも
BMC/iDRAC
を検出して分類できます。
システム情報の送信に
Microsoft IPMI
プロバイダを使用するための、次の要
件を確認してください。
•
管理下システム上の
Windows Server 2003 R2
または
Windows Server 2008
オペ
レーティングシステム
•
すべての管理下システムの
BMC/iDRAC
の
IPMI
バージョンは
1.5
以降である
•CIM
が管理下システムで設定されている
詳細については、
103
ページの「検出設定の指定」
の
手順
6
を参照してく
ださい。
•IPMI
ドライバがロードされている
•
ハードウェア管理
MSI
詳細は、『
Dell OpenManage IT Assistant
オンラインヘルプ』を参照してく
ださい。
IPMI 検出機能を使用したベストプラクティス
IPMI
検出では、システムの電源が切られている場合でも、システムの情報を提
供します。
IPMI
は、
Remote Management Control Packets
(
RMCP
)プロ
トコルを使用して、管理下システムの
BMC/iDRAC
と通信します。
メモ:
RMCP は、UDP ベースのプロトコルで、ポート 623 を経由して通信しま
す。
IPMI メッセージは、RMCP パケットにカプセル化されます。RMCP プロトコ
ルでは、システム電源が入っているすべての状態で、リモートサーバー制御が可能
です。
•IPMI
検出サポート機能を使用して検出される管理下システムの
BMC/iDRAC
の設定
をします。
•
BMC/iDRAC ネットワークインタフェースカード(NIC)をネットワークに接続し
ます。
システムに
Dell Remote Access Controller
(
DRAC
)
5
が装備されてい
る場合は、
RAC
を
ネットワークに接続する必要があります。
メモ:
Dell x8xx システムで、DRAC 4 および BMC の両方の機能を利用する
場合は、両方とも設定します。ただし、
Dell x9xx およびそれ以降のシステム
では、
DRAC 5 が BMC の全機能を実行するようになっています。そのため、
DRAC 5 のみを設定する必要があります。Dell xx0x モジュラシステムでは、
iDRAC を設定する必要があります。