Users Guide
82 システム監視を行うための Dell OpenManage IT Assistant の設定
管理機能用
CIM の設定
ネットワーク環境によっては、
CIM
の設定が必須タスクになる場合があります。
CIM
は新しいクライアント計装で優先的に使用されるシステム管理プロトコル
で、
OMCI
バージョン
7.x
の
Dell
のシステムで必要になります。
CIM
はリモー
ト
Windows
ソフトウェアのアップデートにも使用されます。中小企業サイズ
のネットワークで、最新の
Client Instrumentation
(
OMCI 7.x
)を実行して
いるクライアントシステムを管理するには、ジェーンは
CIM
をインストール
し、有効にしてから設定する必要があります。トムの管理下システムグループ
はすべてサーバーで構成されていますが、
CIM
もインストールして有効にしま
す。一般に
CIM
は、
Microsoft Windows
オペレーティングシステムを実行中
の管理下システムを使用している場合に有効にする必要があります。
メモ:
Dell OpenManage Server Administrator はイベントを SNMP トラップと
してのみ
IT Assistant に送ります。サーバーからの計装とストレージのどちらのイ
ベントに対しても
CIM 表示は送りません。
オペレーティングシステムでの CIM の設定
IT Assistant
は
Windows Management Interface
(
WMI
)
CORE
を使って
CIM
接続を確立します。
WMI CORE
は
Microsoft
ネットワークセキュリティ
を使って、不正アクセスから
CIM
計装を保護します。
オペレーティングシステム
CIM
設定の詳細については、
249
ページの「
CIM
の設定」
を参照してください。
メモ:
IT Assistant には、管理下システムで確立したシステム管理者の権限を持つ
CIM
ユーザー名とパスワードが必要です。ドメインユーザーを使用している場合
は、必ずユーザー名フィールドに正しいドメインを指定してください。ユーザー名
は常にドメインで修飾するか、ドメインがない場合は
localhost で修飾する必要が
あります。フォーマットは、
< ドメイン > \ < ユーザー > または < ローカルホス
ト
> ¥ < ユーザー > にします。
メモ:
CIM の検出には、適切なユーザー ID とパスワード資格情報が必要です。
CIM の検出用に設定されたサブネットに適切な資格情報を提供しないと、アカウン
トがロックされます。
検出ターゲット設定のベストプラクティス
ネットワークのサイズに関係なく、次の表には
Dell
が推奨する検出ターゲット
を設定する最良手段を示しています。
IT Assistant
ユーザーは、ネットワーク
上の検出ターゲットシステムと範囲を定義し、検出してデータベースに記録す
るシステムを指定します。
IT Assistant
で検出ターゲットと範囲を設定する場
合は、ホスト名、
IP
アドレス、サブネット範囲のいずれかを選択して、
IT
Assistant
が検出するシステムを指定できます。この項では、ユーザーのネッ
トワーク環境に最適な検出タイプを示します。