Users Guide
42 Dell OpenManage IT Assistant バージョン 8.9 の新機能
IPMI 検出のサポート
IT Assistant
は、
Intelligent Platform Management Interface
(
IPMI
)バー
ジョン
1.5
以降をサポートしているベースボード管理コントローラ(
BMC
)を
搭載したシステムを検出します。
IT Assistant
は
BMC
と直接通信するか、
Microsoft Windows Server 2003 R2
システムでは
Windows IPMI
プロバイ
ダ経由で通信します。
IT Assistant
は、
IPMI
を通して、検出されたシステムの
BMC
を検出し、分類
します。ただし、このシステムに
Dell
エージェントがインストールされている
場合は、サービスタグを使用して検出システムに情報を相関付けます。
ソフトウェアの導入
この機能は、
Microsoft Windows
、
SUSE Linux Enterprise Server
、
Red
Hat Enterprise
オペレーティングシステムが実行されている
Dell
システム上
または
Server Administrator
がインストールされていない
VMware
ESX
サーバー上での
Dell OpenManager Server Administrator
の導入と
アップグレードに使用できます。
Server Administrator
は、ネットワーク上
のシステムの検出、分類、インベントリ、監視、およびソフトウェアのアップ
デートを支援します。
デジタル署名の検証
IT Assistant
はアップデートパッケージと
MSI
ファイルの信憑性と整合性をデ
ジタル署名を使用して確認します。
各
Dell? Update Package
(
DUP
)のデジタル署名の検証は、『サーバーアッ
プデートメディア』またはネットワーク共有のリポジトリからパッケージを手
動でインポートするときに行われます。
IT Assistant
は
Server
Administrator MSI
パッケージの署名検証もサポートしています。
メモ:
Dell OpenManage バージョン 5.3 以降では、ソフトウェアアップデート
ユーティリティは
『Dell Server Updates』DVD からのみ 入手できます。ただし、
Dell OpenManage バージョン 5.3 より前のバージョンでは、ソフトウェアアップ
デートユーティリティは『
Dell PowerEdge Server Update Utility』CD に収録され
ています。このガイドでは便宜上、『
Dell Server Updates』DVD と『Dell
PowerEdge Server Update Utility
』CD をまとめて「サーバーアップデートメディ
ア」と呼びます。
カスタムバンドル
IT Assistant
を使用すると、システムアップデートセットまたはバンドルをカ
スタム作成できます。
必要なパッケージのみを含んだカスタムバンドルを作成できます。たとえば、
特定のターゲットデバイスのデバイスドライバだけをアップデートできるカス
タムバンドルを既存の
Dell
カスタムバンドルから作成できます。
このカスタムバンドルを後でシステムコンプライアンス(準拠)レポートの生
成に使用して、カスタムアップデートを実行できます。