Users Guide
Dell OpenManage IT Assistant への情報送信に使用するプロトコルの設定 245
Red Hat Enterprise Linux
(バージョン
7.3
以降)および
Red Hat
Enterprise Linux AS
(バージョン
2.1
以降)のオペレーティングシステムの
場合、
sysLocation
変数と
sysContact
変数のデフォルトの
SNMP
ア
クセスは、読み取り専用アクセスに変更されています。
IT Assistant
はこれら
の変数のアクセス権を使用して、
SNMP
で特定の処理を実行可能かどうかを判
別します。これらの変数には、
IT Assistant
で「
sets
」またはシステム構成の
設定変更ができるように、読み取り
/
書き込みアクセスに設定しておく必要が
あります。変数を設定するには、
Red Hat Enterprise Linux
と
SUSE Linux
Enterprise Server
の
SNMP
設定ファイルで
sysContact
と
sysLocation
の値をコメントアウトすることをお勧めします。
1
sysContact
で始まる行を検索します。
2
その行を
#
sysContact
に変更します。
3
sysLocation
で始まる行を検索します。
4
その行を
#
sysLocation
に変更します。
トラップを IT Assistant に送信する管理下システムの設定
Server Administrator
など管理下システムのエージェントは、センサーのス
テータスやその他の監視パラメータの変化に反応して
SNMP
トラップを生成し
ます。これらのトラップを
IT Assistant
が受信するには、
1
つまたは複数のト
ラップ送信先を管理下システムで設定する必要があります。
Server Administrator
を実行しているシステムがサービスシステムにトラッ
プを送信するように設定するには、次の手順に従って
SNMP
エージェント設定
ファイル
/etc/snmp/snmpd.conf
(
SUSE Linux Enterprise Server
では
/etc/snmpd.conf
)を編集します。
1
ファイルに次の行を追加します。
trapsink <IP アドレス > < コミュニティ名 >
<IP アドレス > は、サービスシステムの IP アドレスで、< コミュニ
ティ名 > は SNMP のコミュニティ名です。
2
snmpd.conf
ファイルを保存して、
snmpd
サービスを再起動します。