Users Guide
210 Dell OpenManage IT Assistant の安全なインストール
役割ベースのアクセスセキュリティの管理
IT Assistant
は役割ベースのアクセスコントロール(
RBAC
)、認証、および暗
号化を使ってセキュリティを確保します。
役割ベースのアクセスコントロール
RBAC
は特定の役割内のユーザーが実行できる操作を決定して、セキュリティ
を管理します。各ユーザーには
1
つ以上の役割が割り当てられており、各役割
にはその役割を持つユーザーに許可されるユーザー権限が
1
つ以上割り当てら
れています。
RBAC
によってセキュリティ管理は組織の構造に密接に関連して
います。
ユーザー特権
IT Assistant
はユーザーに割り当てられたグループ特権に基づいて、異なるア
クセス権を与えます。
3
つのユーザーレベルはユーザー、パワーユーザー、お
よびシステム管理者です。
ユーザー
にはすべての
IT Assistant
情報への読み取り専用アクセスがありま
す。
パワーユーザー
はすぐに実行するタスクを作成できます。検出構成の設定変更、
アラート管理設定の変更、タスクのスケジュールや削除などの操作は実行でき
ません。
システム管理者
はすべての
IT Assistant
のタスクと機能を実行できます。
Microsoft Windows 認証
対応
Windows
オペレーティングシステムの場合、
IT Assistant
の認証は
Windows NT LAN Manager
(
NTLM
)モジュールを使用するオペレー
ティングシステムのユーザー認証システムに基づいています。この基礎となる
認証システムによって、
IT Assistant
セキュリティをネットワーク全体のセ
キュリティスキームに組み込むことができます。
ユーザー権限の割り当て
IT Assistant
をインストールする前に、ユーザー権限を
IT Assistant
ユーザー
に割り当てる必要はありません。
次の手順では、
Windows
オペレーティングシステムで
IT Assistant
ユーザー
を作成し、ユーザー権限を割り当てる方法を説明します。
注意:
重要なシステムコンポーネントへのアクセスを保護するために、対応
Microsoft Windows
オペレーティングシステムのゲストアカウントは無効にしてく
ださい。手順については、
212 ページの「ゲストと匿名アカウントを無効にする」
参照してください。