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120 パフォーマンスと電源監視
電源監視
電源監視機能は、各電源で消費された電力(ワット)値とアンペア、および各
デバイスによって消費された合計エネルギーを即時表示します。
メモ:
電源監視機能を使用するには、管理下システムに Dell OpenManage Server
Administrator
バージョン 5.3 またはそれ以降がインストールされている必要があ
ります。
パフォーマンスと電源管理タスクウィザードから適切な電源監視のカウンタを
選択し、データを収集する頻度を選択できます。収集されたデータは各デバイ
スに関連付けられている
パフォーマンスと電源
タブ、および各パフォーマンス
と電源監視タスクに関連付けられている
実行結果
タブに表示されます。
1
つのシステムで観察された最大値(ワット
/
アンペア)も各ポーリングサイ
クルで収集されます。この値は
IT Assistant
データベース内の既存のピーク値
と比較され、これらの値が異なる場合はデータベース内の値が現在のポーリン
グサイクルの値に置き換えられます。この新しい値が
パフォーマンスと電源監
視
画面の
グループ概要と最大値
タブに表示されます。
メモ:
IT Assistant
は指定した頻度で管理下システムのポーリングを行います。選
択したポーリング頻度が低すぎる場合は、電力消費量の変化を適切に捉えることが
できないことがあるため、瞬時電力消費量グラフが不正確になる可能性があります。
大企業におけるパフォーマンスと電源監視
(トムの場合)
トムは、この機能を使用してネットワーク上の
Dell
システム、特に
PowerEdge
x9
xx
システム
の使用状況を監視したいと考えています。
この機能を使用するうえで、トムは主に次の点を考慮する必要があります。
•
ネットワーク上のシステムの使用率が不十分か過剰か。
•
ハードウェア(たとえば
CPU
)やアプリケーションを別のシステムに移す
必要があるか。
•
ピーク時とピーク時以外の時間にシステムがどのように実行しているか。
•
システムのエネルギー消費量とピーク電力値。
•
システム間で負荷を分散する必要があるか。
これらの質問の回答を出すには、次の作業が必要です。
•
パフォーマンスと電源監視タスクを作成する
•
一定期間システムを監視する
•
IT Assistant
コンソールでデータを見る
•
データを後日使用できるようにカンマ区切りの値にエクスポートする