Users Guide
システム監視を行うための Dell OpenManage IT Assistant の設定 115
トムが
IT Assistant
でアラートアクションフィルタとアラートアクションを設
定した結果、次の処理が行われます。
• IT Assistant
はトムのネットワークのすべてのサーバーを継続して監視します。
•
サーバーが警告または重要な状況に達すると、
IT Assistant
はトムがアラートアク
ションウィザードで指定したアドレスに
E-
メール通知を自動的に送信します。
•
サーバーがアラートまたは重要な状況に達すると、IT Assistant はアラートアク
ションフィルタウィザードで指定した日付範囲に応じて、ボブ、ジョン、またはジ
ルに
E- メール通知を自動的に送信します。
大企業での
IPMI を使用した検出(トムの場合)
トムは
Dell PowerEdge x9xx
システム
100
台
を自社に購入したとします。
これらのシステムは、
IPMI
バージョン
1.5
以降をサポートしている
BMC/iDRAC
を備えています。これらの新しいシステムは計装されておらず、
Dell
エージェントが
1
つもインストールされていません。
IT Assistant
バージョン
8.0
およびそれ以降は
BMC/iDRAC
と直接(帯域外)、
または
Windows Server 2003 R2
システム上の
Windows IPMI Provider
を
介して(帯域内)通信し、これらのシステムを
デバイス
ツリーの
サーバー
カ
テゴリの下に分類します。
IPMI
検出機能を使用して、次の操作ができます。
•
計装されていない
Dell
デバイスを分類する
•
計装されていないデバイス情報を表示する
• Serial-Over-LAN
(
SOL
)プロキシを起動する
• IPMI Shell
(
IPMISH
)の起動して管理下システムのリモート電源制御タスクを実行
する
Dell 以外のシステムの分類と表示
IPMI
で検出されたデバイスは、帯域外の非分類デバイス
→ IPMI
分類されて
いないデバイス
表示されます。
メモ:
これは、Dell 以外のデバイス用です。
各デバイスは
<
サーバーのホスト名
>.
としてツリーに表示されます。
メモ:
ホスト名が使用不可の場合、デバイスはデバイスの IP アドレスを表示し
ます。
IPMI 1.5
のデバイスは、イントルージョン、ファン、電源装置、ドライブなど
のシステム正常性の概念を一部しかサポートしていません(内部バックプ
レーンからのみ)~
この正常性は、黄色または緑のインジケータで表示されま
す。
IPMI 2.0
のデバイスでは、正常、警告、重要などのすべての正常性状態を
サポートしています。
メモ:
Dell PowerEdge x8xx システムは IPMI バージョン 1.5 をサポートし、Dell
x9xx
およびそれ以降のシステムは IPMI バージョン 2.0 またはそれ以降をサポート
します。