Users Guide
100 システム監視を行うための Dell OpenManage IT Assistant の設定
IT Assitant
で使用できる機能は本書に説明した以外に多数あります。該当する
IT Assistant
ダイアログボックスの
ヘルプ
ボタンをクリックすると、指定した
機能に関する『オンラインヘルプ』が詳しく表示されます。
では、ジェーンが中小企業で行ったのと基本的に同じタスクを、大企業が
IT
Assistant
を使ってどのように達成するかを見ていきます。
大企業で実行する検出(トムの場合)
大企業において、トムはネットワーク化された
1,000
台のサーバーを担当する
システム管理者です。トムは重大なイベント、または警告イベントの発生が通
知された場合に、対応アクションの実施を補佐する
4
人の技術者を指揮する立
場にもあります。この
4
人の技術者の担当領域を次に示します。
•
すべてのリモートシステムを担当するシステム管理者
1
名
•
第
1
シフト(
12
時間)を担当する技術者
1
名
•
第
2
シフト(
12
時間)を担当する技術者
1
名
•
週末に
24
時間体制で勤務するが、通知を受けた場合に重要イベントまたは警告イ
ベントのみに対応する技術者
1
名
検出設定の指定
トムはクライアントでなくネットワーク化されたサーバーをモニターしている
ので、
SNMP
をシステム管理プロトコル用に一番に選択します。ただし、
Windows
が稼動するシステムも管理するため、(ジェーン同様に)
CIM
も有
効にします。
サーバーの検出設定を設定するには、次のタスクを実行する必要があります。
•
監視するサーバーのサブネット範囲、
IP
アドレス、およびホスト名の決定
•
監視しないサブネット範囲、ホスト名、または
IP
アドレスの決定
•
ネットワークに使用する
SNMP
読み取り専用(
Get
)と読み書き(
Set
)コミュニ
ティ名の決定
•
モニターする各システムの
SNMP
エージェントとオペレーティングシステム
SNMP
サービスのインストールと設定
•
ネットワークに適した検出タイムアウト値の決定