Users Guide

● 原因：CPU コアの変更を適用するときに、クラスター ノードのいずれかが強制的にあるいは間違ってシャットダウンされるこ
とがあります。
● 原因：ターゲット ノードの iDRAC からの正常性およびハードウェア インベントリーを取得できませんでした。
対応処置：詳細については、「iDRAC から正常性およびハードウェア インベントリーを取得できない」を参照してください。
CredSSP の障害
ゲートウェイ システムのイベント ビューアー ログを確認して、CPU コア構成のアップデート中に CredSSP が失敗していないこと
を確認します。CredSSP が失敗する場合、考えられる原因と解決策は次のとおりです。
● 原因：CPU コアのアップデート中に、CredSSP を使用した認証情報の委任が失敗する場合があります。
対応処置：完全修飾ドメイン名を使用してクラスターを再接続し、［すべてのサーバーにこの認証情報を使用する］チェック ボ
ックスをクリックします。
たとえば、ドメイン名が test.dev.com の場合は、ドメイン名として test.dev.com\administrator を使用し、［すべてのサ
ーバーにこの認証情報を使用する］チェック ボックスをクリックします。
● 原因：リモート マシンで CredSSP 認証を使用してスクリプトを実行すると、アップデート ジョブがエラーで失敗する場合があ
ります。
この問題は、ゲートウェイ マシンで CredSSP が無効になっているために発生します。
対応処置：この問題を解決するには、次の手順を実行します。
1. PowerShell ウィンドウから次を実行します： gpedit
2. ［グループ ポリシー エディター］ウィンドウで、［PC 設定］ > ［管理用テンプレート］ > ［システム］ > ［認証情報の委
任］に移動します。
3. ［NTLM のみのサーバー認証での新しい認証情報の委任を許可する］を選択し、有効にします。
4. PowerShell で gpupdate /force を実行します。
CPU コアの変更を適用できませんでした
CPU コアの変更時に、CPU コアの変更ステータスの適用は、個別のノードでエラーとして表示されることがあります。
● OMIMSWAC はノードに接続できません。
● CPU コア アップデート セッションは切断されています。
● ノードの再起動がスタックしています。
フェールオーバー クラスター内の CPU コア構成をアップデートするこ
とはできますか。
いいえ、フェールオーバー クラスターでの CPU コア構成のアップデートはサポートされていません。Azure Stack HCI クラスター
および Windows Server ベースの HCI クラスターのみがサポート対象です。
個別のノード内の CPU コア構成をアップデートすることはできますか。
はい、個別のノード内の CPU コア構成はアップデートすることができます。ただし、ノードが Azure Stack HCI クラスターまたは
Windows Server ベースの HCI クラスターの一部ではないようにする必要があります。フェールオーバー クラスターのノード部分
は、個別の CPU コア構成のアップデートに対してサポートされています。
メモ: 最適なパフォーマンスを実現するために、Dell EMC はすべてのクラスター ノードでハードウェア構成を同じに維持する
ことを強く推奨します。フェールオーバー クラスター内の 1 つのノードで CPU コア構成をアップデートする場合は、クラス
ター内のすべてのノードで同じ構成を維持するようにしてください。
CPU コア構成をアップデートするには、ライセンスがインストールされ
ている必要がありますか。
はい、CPU コア構成をアップデートするには、OMIWAC Premium License for MFHCI Solutions が各クラスター ノードにインストー
ルされている必要があります。個別のノードについては、個別の CPU コア アップデートのために OMIWAC Premium License をイ
ンストールする必要があります。ライセンスの詳細については、『OMIMSWAC インストール ガイド』の「ライセンス」セクショ
ンを参照してください。
54 トラブルシューティングとよくある質問（FAQ）