Users Guide
ライブラリ共有内で維持されているドライバファイルを起因
とするハイパーバイザー導入の失敗
ハイパーバイザ導入が失敗し、そのアクティビティログに次のエラーが表示されます。
このタスクについて
• Error: Error while applying Hypervisor Profile to host <IP Address>. Failed with error : For
input string: ""
• Information: Successfully deleted drivers from library share sttig.tejasqa.com for <server uuid>
• Error: Deleting staging share (drivers) for <server uuid> failed.
これらのエラーは、VMM コマンドレット GET-SCJOB status によって出力された例外と、ライブラリ共有内で維持されているドライバファイルが原因と
なり発生することがあります。再試行するか、別のハイパーバイザー導入を実行する前に、これらのファイルをライブラリ共有から削除する必要があります。
ライブラリ共有からファイルを削除するには、次の手順を実行します。
手順
1 SCVMM コンソールから、Library(ライブラリ) > Library Servers(ライブラリサーバ) の順に選択し、ライブラリサーバとして追加された IG サ
ーバを選択します。
2 ライブラリサーバーで、ライブラリ共有を選択して削除します。
3 ライブラリ共有が削除された後、\\<Integration Gateway server>\LCDriver\ を使用して IG 共有に接続します。
4 ドライバファイルの入ったフォルダを削除します。
これで、オペレーティングシステムを導入できるようになりました。
Active Directory 使用時の第 11 世代 PowerEdge ブレー
ドサーバに対するハイパーバイザー導入の失敗
Active Directory のユーザ資格情報を使用したとき、第 11 世代 PowerEdge ブレードサーバでのハイパーバイザーの導入が失敗します。第 11 世代
PowerEdge ブレードサーバは、Intelligent Platform Management Interface(IPMI)プロトコルを使用して通信します。しかし、Active Directory セッ
トアップからの資格情報の使用に対しては、IPMI 規格がサポートされていません。
このタスクについて
これらのサーバー上でオペレーティングシステムを導入するための回避策として、サポートされている資格情報プロファイルを使用してください。
手順
検出中の誤った資格情報
• 検出時に誤った資格情報を入力した場合、iDRAC バージョンに応じて次の解決策を用いることができます。
• 2.10.10.10 以降の iDRAC バージョンを搭載した第 12 世代の PowerEdge サーバを検出するときに、資格情報プロファイルに誤った詳細情報が
提供された場合、サーバの検出は次の動作を伴って失敗します。
• 初回試行の場合、サーバーの IP アドレスはブロックされません。
• 2 回目の試行、サーバーの IP アドレスが 30 秒間ブロックされます。
• 3 回目以降の試行では、サーバーの IP アドレスが 60 秒間ブロックされます。
IP アドレスのブロックが解除されたら、正しい資格情報プロファイルの詳細情報を使用してサーバー検出を再試行できます。
• 2.10.10.10 より前のバージョンの iDRAC を搭載した第 11 世代または第 12 世代の PowerEdge サーバーを検出しているとき、誤った資格情報プ
ロファイルの詳細情報によりサーバー検出の試行が失敗した場合は、正しい資格情報プロファイルの詳細情報を使用してサーバーを再検出しま
す。
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トラブルシューティング