Users Guide
クラスターでの Proactive HA の有効化
クラスタで Proactive HA を有効にする前に、次の条件が満たされていることを確認します。
● vCenter コンソールに DRS が有効にされているクラスタが作成され、設定されています。クラスタで DRS を有効にするには、
VMware のマニュアルを参照してください。
● クラスターの一部であるすべてのホストは、ホスト認定資格プロフィールの一部であり、正常にインベントリーされる必要があ
ります。
● モジュラー型サーバーの場合、対応するシャーシをシャーシ認定資格プロフィールに追加し、正常にインベントリーする必要があ
ります。
1. vSphere Client で[メニュー]を展開し、[ホストとクラスター]を選択します。
すべてのホストとクラスターが左ペインに表示されます。
2. クラスターを選択し、右ペインで[vSphere DRS] > [編集]をクリックします。
3. [vSphere DRS]が選択されていない場合は選択します。
4. [設定] > [vSphere の可用性] > [Proactive HA] > [編集]の順に選択します。
[クラスター設定の編集]ページが表示されます。
5. [クラスター設定の編集]ページで、[Proactive HA]を選択します。
6. [障害と対応]セクションで、自動化レベルのドロップダウン メニューから[手動]または[自動化]を選択します。
7. [修復]には、重要度のステータスに基づいて、隔離モード、メンテナンスモード、または隔離とメンテナンスモードの両方の組
み合わせを選択します。詳細については、VMware のマニュアルを参照してください。
8. [プロバイダー]をクリックし、クラスターのプロバイダーとして[Dell Inc]を選択します。
9. [保存]をクリックします。
クラスターで Proactive HA が有効にされると、OMIVV は Proactive HA の正常性と冗長性の状態を初期化し、vCenter に報告します。
OMIVV からの正常性アップデート通知に基づいて、vCenter Server は、[修復]に選択された手動または自動アクションを実行しま
す。
既存の重大度をオーバーライドするには、「正常性のオーバーライド重大度のアップデート通知 、p. 86」を参照してください。
PHA クラスターの登録済み Dell 正常性アップデート プロバイダーに対して実行されたすべてのカスタマイズは、RPM アップグレー
ドおよびバックアップおよび復元操作の後、デフォルトに復元されます。
正常性のオーバーライド重大度のアップデート通知
お使いの環境に合わせた、カスタマイズした重大度で Dell EMC ホストおよびそのコンポーネントの Dell Proactive HA イベントの既
存の重大度をオーバーライドするように設定することができます。
以下は、各 Proactive HA イベントに適用される重大度レベルです。
● 情報
● 中程度の低下
● 深刻な低下
メモ: 情報 重大度レベルでは、Proactive HA コンポーネントの重大度をカスタマイズできません。
1. OpenManage Integration for VMware vCenter で、[設定] > [Proactive HA の重大度のオーバーライド]の順にクリックします。
データ グリッドに、サポートされているすべての Proactive HA イベントが表示されます。データ グリッド列には、イベント ID、
イベントの説明、コンポーネントのタイプ、デフォルトの重大度、およびホストとそのコンポーネントの重大度をカスタマイズ
するためのオーバーライド重大度などの列が含まれています。
2. ホストまたはそのコンポーネントの重大度を変更するには、[オーバーライド重大度]列で、ドロップダウン リストから該当す
るステータスを選択します。
このポリシーは、OMIVV で登録されているすべての vCenter サーバのすべての Proactive HA ホストに適用されます。
3. カスタマイズが必要なすべてのイベントについて、ステップ 2 を繰り返します。
4. 次のいずれかのアクションを実行します。
a. カスタマイズを保存するには、[適用]をクリックします。
b. 重大度設定の上書きをキャンセルするには、[キャンセル]をクリックします。
重大度設定の上書きをデフォルトにリセットするには、[デフォルトにリセット]をクリックします。
86 OMIVV アプライアンス設定の管理