Users Guide
クラスター プロファイルを使用したベースライ
ン構成の取得
クラスタプロファイル
クラスター プロファイルを使用すると、設定ベースライン(ハードウェア設定、ファームウェア、またはドライバーのバージョン)
を取得し、設定ベースラインに対するドリフトを特定することによってクラスターの必要な状態を維持できます。
クラスター プロファイルを作成するには、システム プロファイル、ファームウェア リポジトリー プロファイル、ドライバー リポ
ジトリー プロファイル、またはその組み合わせのいずれかのプロファイルがあることを確認します。ベースライン化されるクラス
ターには、同種のサーバー(同じモデル、同じハードウェア構成、および同じファームウェア レベル)を使用することをお勧めしま
す。
● クラスター プロファイルの作成後、ファームウェアおよびドライバー リポジトリー プロファイルをクラスター プロファイルの
作成に使用される前に解析する必要があります。
● クラスター プロファイルの作成後に、関連ファームウェアおよびドライバー リポジトリーの最新スナップショットがベースライ
ン用に作成されます。元のリポジトリーに変更がある場合は、その変更を反映するためにクラスター プロファイルの再度のア
ップデートが必要になります。そうしないと、元のリポジトリー上で行われたアップデートが、クラスター プロファイルのスナ
ップショットに反映されません。
● クラスター プロファイルが作成されると、ドリフト検出ジョブがトリガーされます。
● クラスターが、クラスター プロファイルに関連付けられると、以前のクラスター プロファイルの関連付けは上書きされます(存
在する場合)。
● 複数のスタンドアロン vCenter が OMIVV に登録されている場合、vCenter ごとに個別のクラスター プロファイルを作成するこ
とを推奨します。
● ドライバーのベースラインは vSAN クラスターでのみサポートされます。
メモ: OMIVV の外部にインストールされたドライバーは、ベースライン用とは見なされません。
クラスター プロファイルの作成
次の点を確認します。
● システム プロファイル、ファームウェア リポジトリー プロファイル、ドライバー リポジトリー プロファイルのいずれかのプロ
ファイル、またはその組み合わせがあること。
● クラスターが vCenter 内に存在すること。
1. OMIVV ホーム ページで、[対応性と導入] > [プロファイル] > [クラスター プロファイル] > [新規プロファイルを作成]
の順にクリックします。
2. ウィザードの[クラスター プロファイル]ページに表示される手順を読み、[開始]をクリックします。
3. [プロファイル名と説明]ページにプロファイル名と説明を入力して、[次へ]をクリックします。
プロファイル名は最大 200 文字を使用できます。説明は最大 400 文字を使用できます。
4. [プロファイルの関連付け]ページで、次のいずれかのプロファイルまたはその組み合わせを選択します。
● [システム プロファイル] - システム プロファイルを選択すると、クラスター内のホストの設定ベースラインが設定されま
す。システム プロファイルのタイプが[基本]または[詳細設定]である場合、システム プロファイル名は、Basic_<シス
テム プロファイル名>、Advanced_<システム プロファイル名>の形式で表示されます。
● [ファームウェア リポジトリー プロファイル] - ファームウェア リポジトリーを選択すると、クラスター内のホストのファー
ムウェアまたは BIOS ベースラインが作成されます。オンライン リポジトリーは vSAN クラスターのベースラインではサポ
ートされていません。
● [ドライバー リポジトリー プロファイル] - ドライバー リポジトリーを選択すると、クラスター内のホストのドライバー ベー
スラインが作成されます。一度に最大 10 個のドライバーをベースラインに関連付けることができます。ドライバーのベース
ラインは vSAN クラスターでのみサポートされます。
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クラスター プロファイルを使用したベースライン構成の取得 49