Users Guide
○ 重要 — 警告と同様ですが、重要なしきい値です
○ 期限切れ — このホストの保証期限が切れています。
○ 不明 — 保証ジョブが実行されていない、データ取得中にエラーが発生した、システムに保証がない、のいずれかであるた
め、OpenManage Integration for VMware vCenter が保証ステータスを取得しません。
● [残日数]:保証の残り日数が表示されます。
ファームウェアアップデート
OMIVV では、管理対象ホストで BIOS およびファームウェアのアップデート ジョブを実行できます。複数のクラスタまたは非クラ
スタホストでファームウェアアップデートジョブを同時に実行することができます。同一クラスタの 2 つのホストで同時にファー
ムウェアをアップデートすることは許可されません。
メモ: マルチアプライアンス環境の場合、クラスターまたはホストでファームウェアをアップデートするには、ターゲット
vCenter で登録されたアプライアンスがロードされていることを確認します。
ファームウェア アップデートを実行するには、次の 2 つの方法があります。
● 単一 DUP:DUP の場所(CIFS または NFS のいずれか)を直接ポイントすることで、iDRAC および BIOS のファームウェア アッ
プデートを実行します。単一 DUP の方法はホスト レベルでのみ使用できます。
● リポジトリー プロファイル:ファームウェアおよびドライバーのアップデートを実行します。この方法は、ホスト レベルとクラ
スター レベルの両方で使用できます。
ファームウェアおよびドライバーのアップデートに使用されるリポジトリー プロファイルは次のとおりです。
○ ファームウェア リポジトリー:ファームウェア カタログを使用してファームウェア情報を取得するリポジトリー プロファイ
ルです。
次に、ファームウェア リポジトリーの 2 つのタイプを示します。
■ ユーザーが作成したファームウェア リポジトリー
■ 工場で作成されるファームウェア リポジトリー:工場で作成されるカタログには、次の 2 種類があります。工場で作成
されるカタログは、vSAN クラスターのファームウェア アップデートとベースライン化には適用されません。
- Dell デフォルトカタログ:Dell EMC オンライン カタログを使用して最新のファームウェア情報を取得する、工場出荷
時作成のファームウェア リポジトリー プロファイルです。アプライアンスがインターネットに接続されていない場
合は、ローカル CIFS、NFS、HTTP、または HTTPS ベースの共有を指すようにこのリポジトリーを変更します。
- [検証済み MX スタック カタログ]:Dell EMC オンライン カタログを使用して、MX シャーシおよびその対応するス
レッドの検証済みのファームウェア情報を取得する、工場で作成されたファームウェア リポジトリー プロファイルで
す。
○ ドライバー リポジトリー:リポジトリー プロファイルには、vSAN クラスターのドライバーのアップデートに使用できるオフ
ライン バンドルが含まれています。
ファームウェア アップデート ウィザードは常に、iDRAC と BIOS の最低ファームウェア レベルをチェックし、最低必須のバージ
ョンにアップデートすることを試みます。iDRAC および BIOS の最小ファームウェア レベルの詳細については、『OpenManage
Integration for VMware vCenter
互換性マトリックス
』を参照してください。iDRAC および BIOS ファームウェア バージョンが最
低要件を満たすと、ファームウェア アップデート プロセスにより、iDRAC、RAID Controller、NIC/LOM、BIOS などを含むすべ
てのファームウェア バージョンのアップデートが実行されます。
メモ: PowerEdge XR2 サーバーをアップデートするには、OMIVV は、Dell オンライン カタログにある R440 ファームウェア コン
ポーネントを使用します。PowerEdge XR2 をサポートするためにオフライン ファームウェア リポジトリーに使用するカスタム
カタログ(DRM を使用)を作成する場合は、PowerEdge R440 サーバーに適切なファームウェア コンポーネントを使用します。
vSAN ホストのファームウェアとドライバーのアップデート
vSAN ホスト(vSAN 対応クラスター内のホスト)でファームウェア アップデートをスケジュールする前に、環境が次の条件が満た
していることを確認してください。
● ホストが対応している(CSIOR が有効で、ホストに対応 ESXi バージョンがある)こと、ホストがホスト認証情報プロファイル
に関連付けられていること、およびホストのインベントリーが正常に行われていることを確認します。
● ファームウェア アップデートをスケジュールする前に、次の前提条件がチェックされます。
○ DRS が有効になっている。
○ ホストがメンテナンス モードになっていない。
126 ホストの管理