Users Guide
対応性
管理対応性
OMIVV でホストを表示および管理するには、それぞれのホストが特定の条件を満たしている必要があります。ホストが対応性基準
を満たしていない場合、OMIVV でこのホストは管理および監視されません。OMIVV には、ホストの非対応に関する詳細が表示さ
れ、該当する場合は非対応箇所を修正できます。
ホストは次の場合に非対応になります。
• ホストがホスト認証情報プロファイルに関連付けられていない。
• 再起動時のシステム インベントリー収集(CSIOR)機能が無効化されている、または実行されたことがないので手動の再起動
が必要。
メモ: ホストがシャーシを使用して管理されている場合、CSIOR のステータスは判別されません。
• ホストの SNMP トラップ送信先が、OMIVV アプライアンスの IP アドレスに設定されていません。SNMP トラップ送信先の設
定でエラーが発生した場合、ホスト認証情報プロファイルで指定されている iDRAC またはホストの認証情報が無効である可能
性があります。または、iDRAC に空きスロットがないか、iDRAC ロックダウン モードがオンになっています(iDRAC9 ベース サ
ーバーのみ)。iDRAC9 ベース サーバーのリストについては、「互換性マトリックス」を参照してください。
• OMIVV が、ESXi 6.5 以降を実行しているホスト上の WBEM サービスの有効化に失敗する。
• iDRAC ファームウェアのバージョンが 2.50.50.50 より前である。iDRAC バージョン 2.50.50.50 以降は、システム プロファイル
機能を使用する場合にのみ必要です。
• iDRAC ライセンスに互換性がありません(iDRAC Express が最小要件です)。互換性のある iDRAC ライセンスがないサーバーは、
ファームウェアの監視およびアップデートには使用できません。
注意: 非対応であっても、ロックダウン モードのホストは対応性テストに表示されません。こうしたホストの対応性レベルは
手動でチェックしてください。手動でチェックを行うと、メッセージが表示されます。このメッセージは無視してください。
表示されないのは対応状態が確認できないためです。これらのシステムの対応状況は手動で確認してください。このようなシ
ナリオでは、警告メッセージが表示されます。
[管理対応性]ページでは、次のタスクを実行できます。
• 対応性の修正。詳細については、次を参照してください:非対応ホストの修正
• インベントリーの実行。ホスト認証情報プロファイルに関連付けられたホストのいずれかの iDRAC の対応状態が「非対応」また
は「不明」の場合には、[インベントリー ジョブを実行]リンクがアクティブになります。
• iDRAC ライセンスの更新。詳細については、「iDRAC ライセンスの対応性の修正」を参照してください。
• OEM ホストの追加。OEM ホストの追加に関する詳細については、「OEM ホストの追加」を参照してください。
非対応ホストの表示
1. OMIVV ホーム ページで、[対応性と導入] > [管理対応性]の順にクリックします。
テーブルに、すべての非対応ホストと次の情報が表示されます。
• [ホスト]:ホストの FQDN または IP アドレス
• [モデル]:サーバーのモデル名。
• [認証情報プロファイル]:ホスト認証情報プロファイルの名前
• [CSIOR ステータス]:CSIOR のステータス([オン]または[オフ])。CSIOR ステータスは、シャーシを使用して管理されてい
るホストでは[判別不能]と表示されます。
• [SNMP トラップ ステータス]:SNMP トラップのステータス([設定済み]または[未設定])
• [ハイパーバイザー]:ハイパーバイザーの名前とバージョン。
• [WBEM ステータス]:WBEM のステータス([対応]または[非対応])。CSIOR ステータスは、シャーシを使用して管理されて
いるホストでは[該当なし]と表示されます。
• [iDRAC ファームウェア バージョン]:iDRAC のファームウェアのバージョン。
• [iDRAC ライセンス ステータス]:iDRAC ライセンスのステータス([対応]または[非対応])
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