Users Guide
はじめに
VMware vCenter は、IT 管理者が VMware vSphere ESX/ESXi ホストを管理、監視する際の中心的な役割を果たすコンソールです。
OpenManage Integration for VMware vCenter(OMIVV)は、vSphere 環境で Dell EMC サーバー インフラストラクチャの管理/監視関
連タスクを合理化することで、データ センター管理の複雑さを軽減できます。
本リリースの新機能
OpenManage Integration for VMware vCenter 5.1 のこのリリースでは、次の機能を提供しています。
• vSphere 7.0 のサポート
• vSphere Lifecycle Manager を使用したファームウェア管理のサポート
• XR2 および R7525 PowerEdge サーバーのサポート
OpenManage Integration for VMware vCenter の機
能
OpenManage Integration for VMware vCenter(OMIVV)アプライアンスの機能について、次に説明します。
表 1. OMIVV の機能
機能 説明
インベントリ インベントリ機能では、次の項目が提供されます。
• PowerEdge サーバーの詳細(メモリー容量、メモリーの種類、
NIC、PSU、プロセッサー、RAC など)
• サーバー、クラスター、およびデータ センター レベルの保証
情報
• シャーシの詳細(シャーシ管理コントローラー(CMC)また
は管理モジュールの情報、シャーシの電源、KVM の状態、
ファンや温度の詳細、保証情報、スイッチ、サーバー、およ
びストレージの詳細など)。
• マルチシャーシ管理(MCM)構成で MX シャーシの関係を
サポート。
• MX シャーシ MCM 構成のファブリック情報
• MX シャーシの QuickSync ハードウェア情報
監視およびアラートの送信 監視とアラートには、次のような機能が含まれています。
• 主要なハードウェア障害を検知し、仮想化を認識した動作を
実行する。たとえば、メンテナンスモードで作業負荷の移行
やホストを設置、など。
• サーバやシャーシの問題を診断するための、インベントリや
イベント、アラームなどの情報を提供する。
• VMware Proactive HA 機能のサポート。
ファームウェアアップデート
クラスター対応サーバーのファームウェア アップデートでは次
の処理が行われます。
• サポートされているサーバを最新バージョンの BIOS とファ
ームウェアにアップデートする。
vSphere Lifecycle Manager とともに OMIVV を使用して、ファー
ムウェアのアップデートを実行することもできます(vCenter
7.0 以降に適用されます)。
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