Users Guide
ハードウェアコンポーネントの冗長性の正常性—
Proactive HA
メモ: グローバルアラートが OMIVV を介して設定された場合、Proactive HA クラスタの設定済みの Proactive HA ポリシーが
影響を受ける可能性があります。
メモ: Proactive HA は、電源、ファン、および IDSDM の冗長性をサポートするプラットフォーム上でのみ使用できます。
メモ: Proactive HA 機能は、冗長性を設定できない PSU ではサポートされていません(たとえば、ケーブル接続式 PSU)。
Proactive HA は、OMIVV で動作する vCenter(vCenter 6.5 以降)機能です。Proactive HA を有効にすると、この機能がホスト内で
サポートされるコンポーネントの冗長性の正常性の低下に基づいてプロアクティブに対応することによりワークロードを保護しま
す。
メモ: PowerEdge 第 12 世代以降のすべてのホスト、および接続プロファイルの一部で、正常にインベントリされた ESXi バー
ジョン v6.0 以降は、Proactive HA に対して有効です。
サポートされるホストコンポーネントの冗長性の正常性ステータスを評価した後で、OMIVV アプライアンスは、vCenter サーバに対
して正常性ステータスの変更をアップデートします。サポートされるコンポーネント(電源装置、ファン、および IDSDM)で利用
できる冗長性の正常性ステータスは次の通りです。
• 正常(情報)— コンポーネントが通常通りに動作しています。
• 警告(中程度の劣化)— コンポーネントに重大ではないエラーが発生しています。
• 重要(深刻な劣化)— コンポーネントには重大な障害があります。
メモ: 中程度の劣化および深刻な劣化ステータスは、イベント ページの タイプ 列に、
警告
と表示されます。
メモ: 正常性ステータスが
不明
の場合、Dell Inc プロバイダからの任意の Proactive HA の正常性のアップデートが利用できな
いことを示します。不明の正常性ステータスは次の場合に発生することがあります。
• Proactive HA クラスタに追加されるすべてのホストは、OMIVV が適切な状態に初期化されるまでの数分間は、不明な状態
のままとなる場合があります。
• vCenter サーバを再起動すると、OMIVV が再度適切な状態に初期化されるまで、Proactive HA クラスタのホストが不明な
状態となる場合があります。
OMIVV が、サポートされるコンポーネントの冗長性の正常性ステータスでの変更を検出した場合は(トラップまたはポーリング経
由で)、コンポーネントの正常性のアップデート通知が vCenter サーバに送信されます。ポーリングは毎時間実行され、トラップの
損失の可能性に対応するためのフェールセーフメカニズムとして使用できます。
ラックサーバおよびタワーサーバの Proactive HA の設定
ラックサーバおよびタワーサーバを設定するには、次の手順を実行します。
すべてのホストが、サポート対象の 3 つのすべての冗長コンポーネント(電源装置、ファン、および IDSDM)の冗長性に対して正
しく設定されていることを確認します。
1. 接続プロファイルおよび接続プロファイルと関連付けるホストを作成します。「接続プロファイルの作成」を参照してくださ
い。
2. ホストインベントリが正常に完了したことを確認します。「ホストインベントリの表示」を参照してください。
3. iDRAC での SNMP トラップ送信先が OMIVV アプライアンスの IP アドレスとして設定されていることを確認します。
メモ: OpenManage Integration > 監視 > ログ タブで、ユーザーアクションログで Proactive HA クラスタのホストの可用
性を確認します。
4. クラスタでの Proactive HA の有効化「クラスタでの Proactive HA の有効化」を参照してください。
モジュラーサーバの Proactive HA の設定
モジュラーサーバ用に設定するには、次の手順を実行します。
モジュラーサーバ用に Proactive HA を設定する前に、次の条件が満たされていることを確認します。
• すべてのホストが、サポート対象の 3 つのすべての冗長コンポーネント(電源装置、ファン、および IDSDM)の冗長性に対し
て正しく設定されています。
• ホストおよびシャーシインベントリが正常に完了しています。
90 イベント、アラームおよび正常性の監視