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ファームウェアアップデートについて
OMIVV アプライアンスでは、管理対象ホストで BIOS およびファームウェアのアップデートジョブを実行できます。複数のクラス
タまたは非クラスタホストでファームウェアアップデートジョブを同時に実行することができます。同一クラスタの 2 つのホスト
で同時にファームウェアをアップデートすることは許可されません。
次の表に、各種の展開モードで同時に実行できるファームウェアアップデートジョブの数を示します。ただし、任意の数のファーム
ウェアアップデートジョブをスケジュールすることが可能です。
表 28. 各種の展開モードにおけるファームウェアアップデートジョブの数
小規模展開モード 中規模展開モード 大規模展開モード
5 10 15
以下にファームウェアアップデートを実行できる 2 つの方法を示します。
• 単一 DUP - DUP の場所(CIFS または NFS 共有のいずれか)を直接ポイントすることで、iDRAC、BIOS、または LC のファーム
ウェアアップデートを実行します。単一 DUP の方法はホストレベルでのみ使用できます。
リポジトリ - BIOS およびすべてのサポートされたファームウェアアップデートを実行します。この方法は、ホストレベルとクラ
スタレベルの両方で使用できます。次に、リポジトリの 2 つの場所を示します。
• Dell Online - この場所では、デル(Ftp.dell.com)のファームウェアアップデートリポジトリを使用します。OpenManage
Integration for VMware vCenter は選択されたファームウェアアップデートを Dell リポジトリからダウンロードし、管理対象ホ
ストをアップデートします。
メモ: ネットワークの設定に基づき、ネットワークにプロキシが必要な場合は、プロキシを有効にします。
• 共有のネットワークフォルダ - ファームウェアのローカルリポジトリを、CIFS ベースまたは NFS ベースのネットワーク共有
に置くことができます。このリポジトリは、デルが定期的にリリースするサーバアップデートユーティリティ(SUU)でも、
DRM を使用して作成されたカスタムリポジトリでもかまいません。このネットワーク共有は、OMIVV によってアクセスで
きるようにする必要があります。
メモ: CIFS 共有を使用している場合は、リポジトリのパスワードは 31 文字以内にしてください。パスワードには、@、
&、%、'、"、,(カンマ)、<、> の文字は使用できません。
メモ: 最新バージョン(3.x)以降の DRM を使用していることを確認します。
ファームウェアアップデートリポジトリのセットアップについては、「ファームウェアアップデートリポジトリの設定」を参照してく
ださい。
ファームウェアアップデートウィザード は常に、iDRAC、BIOS、および Lifecycle Controller の最低ファームウェアレベルをチェック
し、最低必須のバージョンにアップデートすることを試みます。iDRAC、BIOS、および Lifecycle Controller の最小ファームウェアレ
ベルの詳細については、『OpenManage Integration for VMware vCenter Compatibility Matrix』(OpenManage Integration for VMware
vCenter の互換性マトリックス)を参照してください。iDRAC、Lifecycle Controller、および BIOS ファームウェアバージョンが最低
要件を満たすと、ファームウェアアップデートプロセスにより、iDRAC、Lifecycle Controller、RAID、NIC/LOM、電源装置、BIOS な
どを含むすべてのファームウェアバージョンのアップデートが実行されます。
トピック:
• 非 vSAN ホストのファームウェアアップデートの実行
• vSAN ホストのファームウェアアップデートウィザードの実行
• 非 vSAN クラスタのファームウェアアップデートウィザードの実行
• vSAN クラスタのファームウェアアップデートウィザードの実行
非 vSAN ホストのファームウェアアップデートの実
行
メモ: ファームウェアアップデートの処理中は、次のものを削除しないでください。
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