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イベント、アラームおよび正常性の監視
ハードウェア管理の目的は、管理者が OMIVV プラグインまたは vCenter を離れずに、重要なハードウェアイベントに対応するため
に必要な、システム正常性ステータスや最新のインフラストラクチャ情報を入手できるようにすることです。
データセンターおよびホストシステム監視では、vCenter の タスク および イベント タブにハードウェア(サーバおよびストレージ)
および仮想化関連イベントを表示することにより、管理者はインフラストラクチャの正常性を監視することができます。また、重
要なハードウェアアラートは OpenManage Integration for VMware vCenter アラームをトリガすることができます。Dell 仮想化関連
イベントに対して定義されているいくつかのアラームは、管理対象ホストシステムをメンテナンスモードに移行させることができ
ます。
サーバからイベントを受信するため、すべての監視対象デバイス上で OMIVV がトラップ送信先として設定されます。トラップ送信
先には次のようなものがあります。
• SNMP トラップ送信先は、第 12 世代以降のホストの iDRAC で設定されます。
• 第 12 世代以前のホストでは、トラップ送信先は OMSA 内に設定されます。
• シャーシでは、トラップ送信先は CMC 内に設定されます。
メモ: OMIVV は、第 12 世代以降ホストに対して SNMP v1 および v2 アラートをサポートしています。第 12 世代より前のホス
トでは SNMP v1 アラートのみをサポートしています。
監視するには、次の手順を実行します。
• イベントとアラーム を設定します。
• 必要に応じて、SNMP OMSA トラップの送信先を設定します。
• vCenter で タスク と イベント タブを使用して、イベント情報を確認します。
トピック:
• ホストのイベントおよびアラームについて
• シャーシのイベントおよびアラームについて
• 仮想化関連のイベント
• Proactive HA のイベント
• アラームおよびイベントの設定の表示
• イベントの表示
• ハードウェアコンポーネントの冗長性の正常性—Proactive HA
• 管理コンソールの起動
ホストのイベントおよびアラームについて
イベントとアラームは、OpenManage Integration for VMware vCenter の 管理 > 設定 タブで編集できます。ここからイベント掲載レ
ベルを選択したり、Dell EMC ホストに対するアラームを有効にしたり、デフォルトアラームを復元したりできます。各 vCenter に
対してイベントとアラームを設定することも、すべての登録済み vCenter に対して後で一括で設定することもできます。
次に 4 つのイベント掲載レベルを示します。
表
24. イベント掲載レベル
イベント 説明
イベントは掲載しない OpenManage Integration for VMware vCenter がイベントやアラ
ートを関連する vCenters に転送することを許可しません。
すべてのイベントを掲載する OpenManage Integration for VMware vCenter が関連する
vCenter に、管理下の Dell EMC ホストから受信する非公式イベ
ントも含め、すべてのイベントを掲載します。
重要および警告イベントのみ掲載する 重要または警告イベントのみを関連 vCenter に掲載します。
仮想化関連の重要、および警告イベントのみを掲載する ホストから受信する仮想化関連イベントのみを、関連 vCenter
に掲載します。仮想化関連イベントとは、仮想マシンを実行し
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