Users Guide
イベント 説明
ているホストにとって最も重要であるとデルが選定したイベン
トです。
イベントとアラームを設定する際に、それらを有効にすることができます。有効化されると、重要なハードウェアアラームによっ
て OMIVV アプライアンスはホストシステムを保守モードにし、場合によっては、仮想マシンを別のホストシステムに移行しま
す。OpenManage Integration for VMware vCenter は管理下 Dell EMC ホストから受信したイベントを転送し、該当イベントに対す
るアラームを出します。このアラームを使い、vCenter に対し、再起動、保守モードまたは移行などの措置を起動できます。
たとえば、デュアル電源が故障しアラームが出された場合、その結果の措置として、そのマシンがメンテナンスモードになり、ワ
ークロードはクラスタ内の別のホストに移行されます。
クラスタ外のホスト、または VMware Distributed Resource Scheduling(DRS)が起動されていないクラスタにあるホストでは、重
要イベントのために仮想マシンはシャットダウンされる可能性があります。DRS は全リソースプールの使用率を連続的に監視し、
使用可能なリソースをビジネスニーズにしたがって各仮想マシンに知的に割り当てます。重要なハードウェアイベントの際に仮想
マシンが自動的に移行されるようにするには、DRS と Dell EMC アラームが設定されたクラスタを使用します。画面上のメッセー
ジの詳細に記載されているのは、この vCenter インスタンスにある、影響を受ける可能性のあるクラスタです。イベントとアラー
ムを有効化する前に、クラスタが影響を受けるかどうか確認してください。
デフォルトアラーム設定を復元する必要がある場合は、デフォルトアラームにリセット ボタンで行います。このボタンは、製品
のアンインストールと再インストールを行わずにデフォルトのアラーム設定を行うことができる便利なオプションです。インスト
ール以降に Dell EMC アラーム設定が変更された場合、このボタンで元に戻すことができます。
メモ: Dell イベントを受信するには、イベントを有効にしてください。
メモ: OpenManage Integration for VMware vCenter は、ホストが仮想マシンを実行するのに不可欠な仮想化関連イベント
を予め選択します。Dell ホストアラームはデフォルトで無効にされています。Dell アラームを有効化する場合、クラスタは
DRS を使って、重要イベントが送られる仮想マシンの移行を自動的に行うようにしなければなりません。
シャーシのイベントおよびアラームについて
シャーシに対応するイベントとアラームは、vCenter のレベルでのみ表示されます。すべての vCenter でのホストに対するイベン
トおよびアラームの設定は、シャーシレベルでも適用されます。イベントおよびアラームの設定は、管理 > 設定 タブ内の
OpenManage Integration for VMware vCenter から編集できます。ここからイベント掲載レベルを選択したり、Dell EMC ホストやシ
ャーシのアラームを有効化したり、デフォルトのアラームを復元したりすることが可能です。vCenter ごとにイベントとアラームを
設定することも、すべての登録済み vCenter に対して一度にイベントとアラームを設定することもできます。
シャーシイベントの表示
1. 左ペインで vCenter を選択し、vCenter サーバをクリックします。
2. 任意の vCenter をクリックします。
3. 監視 > イベント タブをクリックします。
4. さらにイベント詳細を表示したい場合、特定のイベントを選択します。
シャーシアラームの表示
1. 左ペインで vCenter を選択し、vCenter サーバをクリックします。
2. 任意の vCenter をクリックします。
アラームが表示されます。表示されるのは最初の 4 つのアラームのみです。
3. 完全なリストを表示するには、すべて表示 をクリックすると、詳細なリストが 監視 タブに すべての問題 として表示されま
す。
4. トリガされたアラーム で、アラーム をクリックしてアラーム定義を表示します。
仮想化関連のイベント
次の表には、仮想化関連の重要イベントおよび警告イベントが記載されていて、イベント名、説明、重大度レベル、および推奨
処置が含まれます。
74
イベント、アラームおよび正常性の監視