Users Guide
ファームウェアアップデートについて
OMIVV アプライアンスでは、BIOS とファームウェアのアップデートジョブを管理対象ホストで実行できます。複数のクラスタまた
は非クラスタホストで同時にファームウェアアップデートジョブを実行できます。同じクラスタの 2 つのホストでファームウェア
アップデートを同時に実行することはできません。
次の表は、さまざまな展開モードで同時に実行できるファームウェアアップデートジョブの数を示します。ただし、スケジュールで
きるファームウェアアップデートジョブの数に制限はありません。
表 24. さまざまな展開モードにおけるファームウェアアップデートジョブ数
小規模展開モード 中規模展開モード 大規模展開モード
5 10 15
以下にファームウェアアップデートを実行できる 2 つの方法を示します。
• 単一 DUP - DUP 場所(CIFS 共有または NFS 共有)を直接指定して、iDRAC、BIOS、または LC に対するファームウェアアップ
デートを実行します。単一 DUP 方法は、ホストレベルでのみ使用できます。
• リポジトリ - BIOS およびすべてのサポートされるファームウェアアップデートを実行します。この方法は、ホストレベルとクラ
スタレベルの両方で使用できます。次に、リポジトリの 2 つの場所を示します。
○ Dell オンライン - 場所として、デルのファームウェアアップデートリポジトリ(ftp.dell.com)を使用します。OpenManage
Integration for VMware vCenter は、指定されたファームウェアアップデートをデルのリポジトリからダウンロードして、管理
対象ホストをアップデートします。
メモ: ネットワークの設定に基づき、ネットワークにプロキシが必要な場合は、プロキシを有効にします。
○ 共有ネットワークフォルダ - ファームウェアのローカルリポジトリは、CIFS ベースまたは NFS ベースのネットワーク共有に
配置できます。このリポジトリとしては、デルが定期的にリリースする Server Update Utility(SUU)のダンプ、または DRM
を使用して作成されたカスタムリポジトリのいずれかを使用できます。このネットワーク共有は、OMIVV からアクセスでき
る必要があります。
メモ: CIFS 共有を使用している場合は、リポジトリのパスワードは 31 文字以内にしてください。パスワードには、@、
&、%、'、"、,(カンマ)、<、> の文字は使用できません。
ファームウェアアップデートリポジトリのセットアップについての情報は、「ファームウェアアップデートリポジトリの設定」を
参照してください。
ファームウェアのアップデートウィザードは常に、iDRAC、BIOS、および Lifecycle Controller の最低ファームウェアレベルをチェッ
クし、最低必須のバージョンにアップデートすることを試みます。iDRAC、BIOS、および Lifecycle Controller の最低ファームウェア
レベルの詳細については、『OpenManage Integration for VMware vCenter Compatibility Matrix』(OpenManage ntegration for VMware
vCenter 互換性マトリックス)を参照してください。iDRAC、Lifecycle Controller、および BIOS のファームウェアバージョンが最低
要件を満たすと、ファームウェアアップデートプロセスにより、iDRAC、Lifecycle Controller、RAID、NIC / LOM、電源装置、BIOS
などを含むすべてのファームウェアバージョンに対するアップデートが可能になります。
トピック:
• 単一ホスト用のファームウェアのアップデートウィザードの実行
• クラスタ用のファームウェアのアップデートウィザードの実行
• ファームウェアアップデートジョブの管理
単一ホスト用のファームウェアのアップデートウィ
ザードの実行
単一ホスト用のファームウェアアップデートを実行するには、次の手順を実行します。
メモ: ファームウェアのアップデート処理中は、次のものを削除しないことを推奨します。
• ファームウェアのアップデートジョブが進行中の vCenter のホスト
• ファームウェアのアップデートジョブが進行中のホストの接続プロファイル
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