Users Guide
これで、OMIVV は、Dell サーバからのイベントを介してコンポーネントの正常性アップデート通知を vCenter サーバに転送できま
す。通知に基づいて、vCenter サーバは、修正 に選択された手動または自動アクションを実行します。
Dell サーバの正常性ポーリング
毎時間 OMIVV がポーリングする前に、次の条件が満たされていることを確認します。
• 接続プロファイルがホストに割り当てられている。
• ホストシステムは、正常に完了したインベントリを使用できる。
以下は、正常性ポーリングイベントです:
表 28. ポーリングイベント
イベント名 重大度 推奨処置
ポーリング - ファンの冗長性が正常状態 情報 処置は不要
ポーリング - ファンの冗長性が警告状態 警告 ファンを交換します
ポーリング - ファンの冗長性が重要状態 重要 ファンを交換します
ポーリング - 電源の冗長性が正常状態 情報 処置は不要
ポーリング - 電源の冗長性が警告状態 警告 電源装置ユニットを交換します
ポーリング - 電源の冗長性が重要状態 重要 電源装置ユニットを交換します
ポーリングは毎時間実行され、ポーリングスケジュールを設定することはできません。ポーリングは、トラップの損失の可能性に対
応するためのフェールセーフメカニズムとして使用できます。
メモ: ポーリングは、IDSDM コンポーネントの冗長性情報を vCenter サーバに提供しません。
正常性のオーバーライド重大度のアップデート通知
お使いの環境に合わせた、カスタマイズした重大度で Dell ホストおよびシャーシのシステムの重大度を設定することができます。
デフォルトの重大度は、システムの重大度と同じです。
以下は、重大度レベルです。
• 情報
• 中程度の低下
• 深刻な低下
メモ: 情報 重大度レベルではコンポーネントの重大度をカスタマイズできません。
1. OpenManage Integration for VMware vCenter の 管理 タブで、Proactive HA 設定 > Proactive HA イベント の順にクリックしま
す。
2. Proactive HA イベント ページで、Dell ホストおよびシャーシコンポーネントのリストの iDRAC および CMC の情報を表示しま
す。
上部および下部のデータグリッドに、イベント ID、イベントの説明、現在のシステムの重大度、およびホストとシャーシコン
ポーネントのオーバーライド重大度を含むすべてのポーリングおよび Proactive HA イベントが表示されます。
メモ: IDSDM コンポーネントの重大度はカスタマイズできません。そのため、IDSDM は、イベントリストに表示されませ
ん。
3. ホストまたはシャーシコンポーネントの重大度を変更するには、オーバーライド重大度 列で、ドロップダウンリストから目的の
ステータスを選択します。
4. カスタマイズが必要なすべてのイベントについて、ステップ 6 を繰り返します。
5. 次のいずれかのアクションを実行します。
a. カスタマイズを保存するには、変更の適用 をクリックします。
b. 重大度レベルを選択した後で、オーバーライドされた重大度に戻すには、キャンセル をクリックします。
c. デフォルトの重大度をオーバーライドされた重大度に適用するには、デフォルトの重大度にリセット をクリックします。
管理コンソールの起動
Dell Server Management ポートレットから起動できる管理コンソールは、次の 3 つです。
84 イベント、アラームおよび正常性の監視