Users Guide

A
自動検出について
自動検出とは、OpenManage Integration for VMware vCenter による使用のため、使用可能なサーバーのプールに第 11 世代、第 12 世代、
および第
13 世代の Dell PowerEdge ベアメタルサーバーを追加するプロセスです。サーバーが検出されたら、これをハイパーバイザーおよびハード
ウェアの導入に使用します。本付録は、システム設定に役立てるために十分な自動検出についての情報を提供します。自動検出は、コンソール
を使用して新規サーバーをセットアップおよび登録するための Lifecycle Controller 機能です。この機能を使用する利点には、面倒な新規サーバ
ーの手動でのローカル設定を排除し、ネットワークおよび電源に接続済みの新しいサーバーをコンソールが自動的に検出するための手段を実現
することです。
自動検出は、実行される処理にちなんで、検出とハンドシェイクとも呼ばれます。自動検出を有効にしたサーバーを AC 電源に接続して、ネット
ワークに接続すると、Dell サーバーの Lifecycle Controller が、Dell プロビジョニングサーバーに統合された展開コンソールの検出を試みます。次
に、自動検出機能により、プロビジョニングサーバーと
Lifecycle Controller 間でハンドシェイクが開始されます。
OpenManage Integration for VMware vCenter は、統合プロビジョニングサーバーの展開コンソールです。プロビジョニングサーバーの場所は、
異なる方法で
iDRAC に提供されます。プロビジョニングサーバーの場所の IP アドレスまたはホスト名は、OpenManage Integration for VMware
vCenter アプライアンス仮想マシンの IP アドレスまたはホスト名に設定されます。
メモ: 自動検出で設定された新規サーバーは、24 時間の間 90 秒間隔で、プロビジョニングサーバーの場所の解決を試行します。こ
の後で、手動で自動検出を再度開始することができます。
自動検出要求を受信した OpenManage Integration for VMware vCenter for VMware vCenter は、SSL 証明書を検証し、クライアント側
のセキュリティ証明書やホワイトリストによる検証といった、オプションで設定済みのセキュリティ手順を開始します。新規サーバーからの
2 回目の検
証要求で、iDRAC に設定する一時ユーザー名 / パスワードの資格情報を返します。以降の呼び出しは、OpenManage Integration for
VMware vCenter
for VMware vCenter が開始し、サーバーに関する情報を収集して一時資格情報を削除し、管理者がアクセスするためのよ
り永続的な資格情報をユーザーの定義により設定します。
自動検出が正しく行われると、検出時に 設定展開 ページで入力された展開資格情報がターゲット iDRAC 上で作成され、その後自動検
出機能がオフになります。これで、OpenManage Integration for VMware vCenter の展開下にある使用可能なベアメタルサーバーのプール内
にサーバーが表示されるようになります。
自動検出は、現在 vSphere Desktop クライアントを使用して実行することができます。
自動検出の必要条件
Dell PowerEdge ベアメタルサーバーの第 11 世代、第 12 世代、またはそれ以降の世代の検出を行う前に、OpenManage Integration for
VMware vCenter をインストールしてください。OpenManage Integration for VMware vCenter のベアメタルサーバーのプールで検出することが
できるのは、
iDRAC Express または iDRAC Enterprise を搭載した 11 世代以降の Dell PowerEdge サーバーのみです。デルのベアメタルサー
バーの iDRAC から OpenManage Integration for VMware vCenter 仮想マシンへのネットワーク接続が必要です。
メモ: OpenManage Integration for VMware vCenter では、既存のハイパーバイザーを持つホストを検出しないでください。その代
わりに、そのハイパーバイザーを接続プロファイルに追加してから、ホストコンプライアンスウィザードを使用して
OpenManage
Integration for VMware vCenter との調整を行います。
自動検出させるには、次の条件を満たしている必要があります。
電源: サーバーをコンセントに接続します。サーバーの電源を入れる必要はありません。
ネットワーク接続: サーバーの iDRAC がネットワークに接続され、プロビジョニングサーバーとポート 4433 経由で通信している必要がありま
す。
IP アドレスは、DHCP サーバーを使用して、または手動で iDRAC 設定ユーティリティで指定します。
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