Users Guide
クラスタのためのファームウェアのアップデートウ
ィザードの実行
この機能が使用できるのは、iDRAC Express または Enterprise カードのいずれかが搭載された第 11、12、および 13 世代の Dell サー
バーのみです。お使いのファームウェアが 2010 年 10 月 14 日以降にインストールされた場合は、ファームウェアのアップデートウィ
ザードを使用してファームウェアバージョンを自動的にアップデートすることができます。このウィザードは、接続プロファイルの
一部であり、ファームウェア、CSIOR ステータス、ハイパーバイザ、および OMSA ステータス(第 11 世代サーバーのみ)面で適合
するホストのみをアップデートします。クラスタ ビューにリストされているクラスタを 1 つ選択し、ファームウェアのアップデート
ウィザードを使用します。通常、ファームウェアコンポーネントのアップデートには、クラスタごとに 30~60 分かかります。クラ
スタで DRS を有効化して、ファームウェアアップデートプロセス中にホストがメンテナンスモードに入る / 終了するときに仮想マ
シンを移行できるようにします。ファームウェアアップデートタスクは、一度に 1 つしかスケジュールまたは実行できません。
ウィザードからエクスポートする場合は、CSV へのエクスポート ボタンを使用します。特定のクラスタ、データセンター、ホスト、
またはデータグリッドからの任意のトピックアイテム(適用日を除く)を探すため、検索を使用できます。
メモ: VMware では、クラスタを同一のサーバハードウェアで構築することをお勧めしています。ホスト数がクラスタの上限
(VMware 推奨)に近い状態のクラスタ、または異なるモデルの Dell で構成されているクラスタでのクラスタレベルのファー
ムウェアアップデートには、vSphere ウェブクライアントの使用が推奨されます。
メモ: デフォルトのタイムアウト設定の変更の詳細については、『User’s
Guide』(ユーザーズガイド)の「Troubleshooting」(ト
ラブルシューティング)の項を参照して下さい。
ファームウェアアップデートジョブは、ジョブキュー ページからステータスの表示および管理を行うことができます。「データセン
ターとクラスタのファームウェア詳細の表示」を参照してください。
1. OpenManage Integration アイコンをクリックし、左ペインに表示された クラスタ をクリックします。クラスタのリストが表
示されます。
2. 表示されるリストのクラスタをクリックします。メインメニューと共に各種オプションが表示されます。
3. 監視、Dell クラスタ情報、ファームウェア の順にクリックします。ファームウェアの実行ウィザード 画面が表示されます。
4. ファームウェアの実行ウィザード リンクをクリックします。ようこそ ページが表示されます。
5. 次へ をクリックします。バンドルを選択することができる アップデートソースの選択 画面が表示されます。リポジトリの場
所も同時に表示されます。
6. バンドルの選択 エリアに表示されたリストからホストを選択します。ファームウェアのアップデートには少なくとも 1 つのバ
ンドルを選択するようにしてください。各ホストのホスト名の隣にはドロップダウンリストがあり、そこから必要なバンドル
を選択できます。
メモ:
• 64 ビットバンドルは、iDRAC バージョン 1.51 以前を搭載した第 12 世代ホストではサポートされていません。
• 64 ビットバンドルは、すべての iDRAC バージョンの第 11 世代ホストでサポートされていません。
7. 次へ をクリックします。コンポーネントの選択 画面が表示されます。この画面には、モデル名、ホスト名、サービスタグ、コ
ンポーネントなどの選択したホストのコンポーネントの詳細が表示されます。
8. リストから少なくとも 1 つのコンポーネントを選択し、次へ をクリックして続行します。フィルタ フィールドを使用してコン
ポーネントの内容をフィルタ、またはコンポーネントデータグリッド内の行をドラッグ&ドロップすることが可能です。ファー
ムウェアのダウングレードを許可する チェックボックスを選択する場合、既存のファームウェアバージョンを利用可能な以前の
バージョンにロールバックします。
9. 次へ をクリックすると、ファームウェアアップデートのスケジュール 画面が表示されます。
a) ファームウェアアップデートジョブ名を ファームウェアアップデートジョブ名 フィールドに入力します。この値は必須で
す。
b) ファームウェアアップデートの説明 フィールドにファームウェアアップデートの説明を入力します。この値はオプションで
す。
10. 次のオプションから選択します。
a) 今すぐアップデート。このラジオボタンを選択してファームウェアアップデートジョブを今すぐ実行し、次へ をクリックし
ます。
b) アップデートのスケジュール ボタン。ファームウェアアップデートジョブを後で実行する場合は、このラジオボタンを選択
し、次へ をクリックします。ファームウェアアップデートジョブは、現在の時刻より 30 分後以降にスケジュールできます。
c) カレンダー ボックスで 月と日 を選択します。
d) 時刻 テキストボックスに、HH:MM 形式で時刻を入力し、次へ をクリックします。時刻は、クライアントが物理的に位置し
ているローカルタイムゾーンの時刻です。時刻に無効な値を入力すると、アップデートがブロックされます。
11. ファームウェアアップデート詳細のすべてが記載された サマリ 画面が表示されます。
ファームウェアアップデートについて 57