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自動検出について
自動検出とは、第 11 世代 および第 12 世代の Dell PowerEdge ベアメタルサーバーを、OpenManage Integration
for VMware vCenter で使用するために、使用可能なサーバーのプールに追加する手順です。サーバーが検出さ
れたら、これをハイパーバイザーおよびハードウェアの展開に使用します。本付録は、自動検出について、
システム設定に役立つ十分な情報を提供します。自動検出は、コンソールを使用して新規サーバーをセット
アップし登録するための、
Lifecycle Controller の機能です。この機能を使用する利点は、面倒な手動での新規
サーバーのローカル設定を排除し、コンソールで新しいサーバー(ネットワークに接続されて電源プラグを
差し込み済み)を自動的に検出できる点にあります。
自動検出は、実行される処理にちなんで、
検出とハンドシェイク
とも呼ばれます。自動検出を有効にしたサ
ーバーを AC 電源に接続して、ネットワークに接続すると、Dell サーバーの Lifecycle Controller が、Dell プロビ
ジョニングサーバーに統合された展開コンソールの
検出
を試みます。次に、自動検出機能により、プロビジ
ョニングサーバーと Lifecycle Controller 間で
ハンドシェイク
が開始されます。
OpenManage Integration for VMware vCenter は、統合プロビジョニングサーバーの展開コンソールです。プロビ
ジョニングサーバーの場所は、異なる方法で iDRAC に提供されます。プロビジョニングサーバーの場所の IP
アドレスまたはホスト名は、OpenManage Integration for VMware vCenter アプライアンス仮想マシンの IP アド
レスまたはホスト名に設定されます。
メモ: 自動検出で設定された新規サーバーは、24 時間の間 90 秒間隔で、プロビジョニングサーバーの場
所の解決を試行します。この後で、手動で自動検出を再度開始することができます。
自動検出要求を受信した OpenManage Integration for VMware vCenter for VMware vCenter は、SSL 証明書を検証
し、クライアント側のセキュリティ証明書やホワイトリストによる検証といった、オプションで設定済みの
セキュリティ手順を開始します。新規サーバーからの 2 回目の検証要求で、iDRAC に設定する一時ユーザー
/ パスワードの資格情報を返します。以降の呼び出しは、OpenManage Integration for VMware vCenter for
VMware vCenter が開始し、サーバーに関する情報を収集して一時資格情報を削除し、管理者がアクセスする
ためのより永続的な資格情報をユーザーの定義により設定します。
自動検出が正しく行われると、検出時に 設定展開 ページで入力された展開資格情報がターゲット iDRAC
上で作成され、その後自動検出機能がオフになります。これで、OpenManage Integration for VMware vCenter
展開下にある使用可能なベアメタルサーバーのプール内にサーバーが表示されるようになります。
自動検出は、現在 vSphere Desktop クライアントを使用して実行することができます。
自動検出の必要条件
11 世代または第 12 世代の Dell PowerEdge ベアメタルサーバーの検出を行う前に、OpenManage Integration
for VMware vCenter をインストールします。iDRAC Express または iDRAC Enterprise を搭載した第 11 世代以降
Dell PowerEdge サーバーのみを、OpenManage Integration for VMware vCenter のベアメタルサーバーのプール
で検出することができます。Dell ベアメタルサーバーの iDRAC から OpenManage Integration for VMware
vCenter 仮想マシンへのネットワーク接続が必要です。
メモ: ハイパーバイザーが既にあるホストは OpenManage Integration for VMware vCenter で検出せずに、
このハイパーバイザーを接続プロファイルに追加して、ホストの準拠 ウィザードを使用して
OpenManage Integration for VMware vCenter で調整します。
自動検出させるには、次の条件を満たしている必要があります。
電源: サーバーをコンセントに接続します。サーバーの電源を入れる必要はありません。
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