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サーバー設定ベースラインの管理
実働環境内のサーバまたはシャーシ設定は、サーバの可用性を確保するために適切に維持される必要があり
ます。これらのサーバ設定は、様々な理由により、次第にベースラインから外れてしまう傾向にあります。
デバイスコンプライアンスポータル では、ベースラインとして機能するデバイス設定テンプレートに対する
複数のサーバおよびシャーシのコンプライアンスを検証して確認することができます。コンプライアンス状
態は、現在の設定とそれに対応するベースライン設定テンプレートの間に違いがあるかどうかを示します。
また、
デバイスコンプライアンスポータル では、ベースラインテンプレートを作成し、複数の実稼働サーバ
に希望のテンプレートを割り当てて、ベースラインを確立することができます。
メモ: デバイスに関連するテンプレートで定義されたすべての設定と一致する場合、デバイスは順守(コ
ンプライアンス
)の状態にあるとみなされます。追加のハードウェア(例:追加の NIC カードなど)
があるデバイスも順守の状態にあるとされます。デバイスインベントリまたは関連するテンプレート
に変更がある場合に、デバイスは非順守の状態になることがあります。関連するテンプレートが変更さ
れた場合は、そのテンプレートを関連するデバイスに再導入する必要があります。
メモ: コンプライアンスタスクは IOA テンプレートではサポートされていません。
デバイスコンプライアンスポータル を使用することにより、次の操作が可能になります。
• サーバーまたはシャーシ設定ファイルからの設定テンプレートの作成
• サーバーまたはシャーシからの設定テンプレートの作成
• 設定テンプレートの編集
• サーバーまたはシャーシへの設定テンプレートの関連付け
• ターゲットデバイスのデバイス設定インベントリのスケジュールと資格情報の設定
• 作成済みのタスクとその状態の表示
• ファイル共有導入の設定
メモ:
デバイス設定導入
および
設定コンプライアンス
機能は、対応サーバー(Dell 第 12 世代以降の
iDRAC 装備の PowerEdge サーバー以上) に対してライセンス付与(有料)されています。ただし、
対応 Dell シャーシ上でのこれらの機能の使用は無料で、ライセンスは必要ありません。サーバーまた
はシャーシからのデバイス設定テンプレートの作成にもライセンスは不要です。詳細については、
OpenManage Essentials — サーバー設定管理ライセンスを参照してください。
関連するリンク
導入ファイル共有の設定
デバイス設定テンプレートの作成
資格情報およびデバイス設定インベントリスケジュールの設定
設定テンプレートへのターゲットデバイスの関連付け
デバイスのコンプライアンス状態の表示
コンプライアンスタスクの表示
追加情報
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