Users Guide
5. カテゴリおよびソースの関連 で、このトラップ転送アラートに関連付けたいアラートカテゴリソースを
割り当て、
次へ をクリックします。
6. デバイスの関連 で、このトラップ転送アラートに関連付けたいデバイスまたはデバイスグループを割り
当て、次へ をクリックします。
7. デフォルトでは、トラップ転送処置は常にアクティブです。アクティビティを制限するには、日時の関
連付け
で、日付範囲、時間範囲、または日数を入力して、次へ をクリックします。
8. 概要 で入力を確認して 終了 をクリックします。
すべてのトラップの状態重大度は正常に設定されており、アラート処理を成功させるためには、重大度、
カテゴリ、およびデバイスの組み合わせには、先行の手順で選択したものを参照する必要があります。
アラートの転送使用事例シナリオ
本項は、SNMP v1 および SNMP v2 プロトコルを使用してアラートを転送するシナリオについて説明します。
シナリオは次のコンポーネントで構成されます。
• MNv1 と呼ばれる、SNMP v1 エージェントがインストールされた管理下ノード
• MNv2 と呼ばれる、SNMP v2/v2c エージェントがインストールされた管理下ノード
• MS1 と呼ばれる、OpenManage Essentials がインストールされた管理下ステーション 1
• MS2 と呼ばれる、OpenManage Essentials がインストールされた管理下ステーション 2
• MS3 と呼ばれる、サードパーティソフトウェアがインストールされた管理下ステーション 3
シナリオ 1 — SNMP v1 プロトコルを使用したオリジナルフォーマットでのアラート転送
このシナリオでは、SNMP v1 アラートは MNv1 から MS1 に送信され、次に MS1 から MS2 に転送されます。
転送アラートのリモートホストを取得しようとすると、アラートが MNv1 から発生していることから、MNv1
の名前が表示されます。SNMP v1 アラート標準では、SNMP v1 アラートでエージェント名を設定することが
できるので、MNv1 が表示されます。
シナリオ 2 — SNMP v2/v2c プロトコルを使用したオリジナルフォーマットでのアラート転送
このシナリオでは、SNMP v2 アラートは MNv2 から MS1 に送信され、次に MS1 から MS3 に転送されます。
MS3 から転送アラートのリモートホストを取得しようとすると、MS1 として表示されます。
SNMP v2 アラートには、エージェント名を指定するフィールドがないので、アラートを送信するホストがエ
ージェントと想定されます。SNMP v2 アラートが MS1 から MS3 に転送されると、MS1 は問題の発生源とみ
なされます。この問題を解決するには、
SNMP v2 または v2c アラートを転送するときに、OID を .
1.3.6.1.6.3.18.1.3.0 として varbind(変数は エージェントアドレス)が追加されます。これは、RFC2576-MIB
で指定された標準 OID に基づいて設定されています。MS3 から エージェントアドレス を取得しようとする
と、
MNv2 と表示されます。
メモ: SNMP v2 アラートが MS1 から MS2 に転送される場合、MS1 は転送されたトラップと一緒に追加
の OID も解析するため、リモートホストは MNv2 と表示されます。
シナリオ 3 — SNMP v1/v2 プロトコルを使用した OMEssentials フォーマットでのアラート転送
このシナリオでは、SNMP v1 アラートは MNv1 から MS1 に送信され、その後 MS2 に転送されます。転送さ
れたアラートのリモートホストを取得すると、MS1 と表示されます。アラートの重要度とメッセージも MS1
に定義され、MNv1 によって定義されたオリジナルの重要度とメッセージは表示されません。
メモ: SNMPv2 トラップでも同様の動作になります。
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