Users Guide

SNMP v2
アラートには、エージェント名を指定するフィールドがないので、アラートを送信するホストがエ
ージェントと想定されます。SNMP v2 アラートが MS1 から MS3 に転送されると、MS1 は問題の発生源とみな
されます。この問題を解決するには、SNMP v2 または v2c アラートを転送するときに、OID .1.3.6.1.6.3.18.1.3.0
として varbind(変数は
エージェントアドレスが追加されます。これは、RFC2576-MIB で指定された標準 OID
に基づいて設定されています。MS3 から エージェントアドレス
を取得しようとすると、MNv2 と表示されま
す。
メモ:
SNMP v2 アラートが MS1 から MS2 に転送される場合、MS1 は転送されたトラップと一緒に追加
OID も解析するため、リモートホストは MNv2 と表示されます。
シナリオ
3 — SNMP v1/v2 プロトコルを使用した OMEssentials フォーマットでのアラート転送
このシナリオでは、SNMP v1
アラートは MNv1 から MS1 に送信され、その後 MS2 に転送されます。転送され
たアラートのリモートホストを取得すると、MS1 と表示されます。アラートの重要度とメッセージも MS1
定義され、MNv1 によって定義されたオリジナルの重要度とメッセージは表示されません。
メモ:
SNMPv2 トラップでも同様の動作になります。
サンプルアラート処置の使用事例での作業
サンプルアラート処置は、アプリケーションの起動、電子メール、無視、および
トラップ転送
のアラート処
置で使用できます。サンプルアラート処置の使用事例はデフォルトで無効になっています。サンプルアラー
ト処置をクリックして、サンプルアラート処置を有効にします。
サンプル使用事例を有効にするには、使用事例を右クリックして 有効 を選択します。
アラート処置の使用例
アプリケーションの起動
- サーバーの重要アラートでのスクリプトの実行 重要アラートを受信した場合にこの使用例を有効に
して、カスタムスクリプトを実行します。
電子メール
- サービスデスクへの電子メールアラート アラートの基準がマッチした場合にこの使用例を有
効にして、OpenManage Essentials サーバーから、サービスデスクアカウントに電子メールを送信しま
す。
- 管理者への電子メール重要サーバーアラート アラートの基準がマッチした場合にこの使用例
を有効にして、OpenManage Essentials サーバーから、管理者に電子メールを送信します。
無視
- メンテナンス時間帯の間アラートを無視 指定した時間の間アラートを無視する場合にこの使
用例を有効にします。
- 15 秒間の重複アラートを無視
同一システムからの重複アラートを無視する場合にこの使用例
を有効にします。
- プリンタからの非重要アラートを無視 プリンタに関連した非重要アラートを無視する場合に
この使用例を有効にします。
トラップ転送
- 重要なサーバーアラートを他の監視コンソールに転送 — SNMP アラートを他の監視コンソールに転送す
る場合にこの使用例を有効にします。
89