Dell EMC Update Manager 1.0 ユーザー ガイド December 2020 Rev.
メモ、注意、警告 メモ: 製品を使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その危険を回避するための方法を説明しています。 警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。 ©2020 Dell Inc.またはその関連会社。All rights reserved.(不許複製・禁無断転載)Dell、EMC、およびその他の商標は、Dell Inc.
目次 章 1: はじめに..................................................................................................................................4 Update Manager のロール ベースの権限..........................................................................................................................4 章 2: Update Manager のインストール............................................................................................... 6 OpenManage Enterprise のアップデート設定..............................................................
1 はじめに Dell EMC Update Manger プラグイン(UMP)は OpenManage Enterprise 向けの統合ソリューションであり、IT 管理者は、iDRAC ま たは Windows オペレーティング システムを実行する OpenManage Enterprise で管理される PowerEdge デバイスのリポジトリーを 作成し、管理することができます。対応 PowerEdge デバイスの詳細に関しては、OpenManage Enterprise のサポート マトリックス を参照してください。 リポジトリーは、システム バンドルとそれに関連付けられている Dell Update Packages(DUP)で構成されています。システム バ ンドルは、同一のターゲット プラットフォームに適用され、同じ形式の関連するアップデートを配置するためにグループ化できる ソフトウェア コレクションです。Dell EMC Update Package(DUP)は、標準パッケージ形式の自己完結型の実行可能ファイルで、 Dell サーバーまたはストレージ上の BIOS、デバイス ドライバー、ファーム
OpenManage Enterprise のロール ベースの権限 次の表では、Update Manager ユーザーに必要な OpenManage Enterprise の機能を示しています。 表 2.
2 Update Manager のインストール コンソールおよびプラグインページのアップデート設定を使用して、プラグインを検出します。次に、コンソールとプラグインペー ジの Update Manager セクションからプラグインをインストールします。 トピック: • • OpenManage Enterprise のアップデート設定 Update Manager のインストール OpenManage Enterprise のアップデート設定 前提条件 ● OpenManage Enterprise 3.5 がインストールされていることを確認します。 ● オンライン ソースがアップデート用に選択されている場合は、安定したインターネット接続があることを確認します。 ● ネットワーク共有がアップデートのソースとして使用されている場合は、dell.com から OpenManage_Enterprise_UpdateManager_1.0_A00.zip フォルダーをダウンロードします。 手順 1. アプリケーションの設定、コンソールおよびプラグインの順にクリックします。 2.
4. プラグインのダウンロードをクリックします。 プラグインがダウンロードされ、ダウンロードのステータスが右上隅の緑色のバーに表示されます。 5.
3 Update Manager の設定 トピック: • • • • • Update Manager のプリファランス設定 プロキシの設定または編集 アラートの管理 Update Manager の特定ジョブの表示 監査ログの表示 Update Manager のプリファランス設定 このタスクについて リポジトリーのバージョン制限は、プリファランスページで構成できます。このページには、リポジトリー ストレージが設定した制 限を超えた場合にアラートを設定するオプションもあります。 手順 1. OpenManage Enterprise ホーム ページでプラグインを選択し、アップデート管理を選択してから、設定を選択します。 2. プリファランス をクリックします。 プリファランス ページが表示されます。 3.
アラートの管理 リポジトリーが更新されたとき、およびリポジトリー ストレージが設定された制限を超えたときに、アラートが生成されます。リ ポジトリーの更新タスクについて、メール アラートを設定することもできます。 アラート ログの表示 OpenManage Enterprise から、アラートに移動し、アラート ログをクリックして、生成されたアラートを表示します。デフォルトで は、未確認アラートのみが表示されます。 アラートについての情報は、アラート ログの次の列に表示されます。 ● アラート:アラートの重大度。 ● 確認:アラートが確認された場合は、確認にチェックマークが表示されます。確認の下にある角かっこの間をクリックして、ア ラートを確認または未確認にします。 ● 時刻:アラートが生成された時刻。 ● ソース名:Update Manager によって生成されたすべてのアラートについて、ソース名が N/A と表示されます。 メモ: 検出されていないデバイスまたは内部アラートのソース名は、アラートを生成したデバイスの IP アドレスです。この 場合、ソース名に基づいてアラートをフィルタリングすることはできま
メモ: 同じカテゴリー、メッセージ ID、およびコンテンツの複数のアラートに対する E メールは、受信トレイでの繰り返し または冗長なアラート メッセージを回避するため、2 分ごとに 1 回のみトリガーされます。 8.
表 3.
4 リポジトリーの作成と表示 トピック: • • • • • リポジトリーの作成 SUU ISO ファイルを使用したリポジトリーの作成 リポジトリーの詳細の表示 リポジトリー ダッシュボードの表示 デバイスのファームウェア/ドライバー アップデートのチェック リポジトリーの作成 前提条件 ● サポートされている PowerEdge デバイスは、OpenManage Enterprise で検出および管理される必要があります。 ● downloads.dell.com にアクセスするには、安定したインターネット接続があることを確認します。必要に応じて、OpenManage Enterprise のプロキシを設定します。 ● SUU ベースのカタログを使用するには、SUU ISO ファイルをネットワーク共有にダウンロードし、同じ場所に ISO ファイルを抽 出します。詳細については、「SUU ISO ファイルを使用したリポジトリーの作成」を参照してください。 手順 1.
メモ: リポジトリーが最初に作成された 24 時間後に自動アップデートが開始するように設定されていることを確認します。 4. デバイス/グループセクションで、リポジトリーで必要なデバイスまたはグループを選択し、次へをクリックします。 PowerEdge デバイスとそれらが配置されているグループが、デバイスの選択およびグループの選択ウィンドウの左側に表示され ます。 ● すべてのデバイス - 選択したカタログ内のすべてのデバイスを選択します。 ● デバイス - 選択したカタログ内のデバイスのリストからデバイスを選択し、OK をクリックします。 ● グループ - 選択したカタログ内で使用可能なデバイスのグループ(複数可)を選択して、OK をクリックします。 5. ベースライン情報セクションでベースラインに対する一意の名前と説明を入力し、次へを選択します。ベースラインの作成チェ ック ボックスは、デフォルトでオンになっています。 メモ: ベースラインの作成チェック ボックスはオフにしないことをお勧めします。 6.
○ すべてのリポジトリーの合計サイズが、使用可能な総ストレージ容量を超えているように見えることがあります。ただ し、DUP が複数のリポジトリーに存在する場合でも、DUP のコピーが 1 つだけ保存されます。 ○ リポジトリーの作成時に ESXi カタログを選択した場合、リポジトリーのサイズは 0 として表示されます。 。 ● 変更日:リポジトリーが変更された日付と時刻。 ● ラベル:各コンポーネントのアップデートの重要度が表示されます。デバイス バンドルを展開すると、各バンドルのコンポーネ ントが表示されます。 ○ 重要 - コンポーネントはただちにアップデートする必要があります。 メモ: OpenManage Enterprise は、緊急の DUP を重要として分類します。 ○ 任意 - コンポーネントのアップデートはオプションです。 ○ 推奨 - コンポーネントのアップデートをお勧めします。 ● 説明:作成したリポジトリーに付けられた説明。 名前、バージョン、または変更日をクリックして、列見出しに従ってリポジトリーを並べ替えます。 選択したリポジトリーの追加情報が、ページの右側に表示されます。 ● コ
デバイスのファームウェア/ドライバー アップデートのチ ェック このタスクについて このセクションでは、ベースラインの各デバイスと関連付けられたカタログのコンプライアンスを確認する方法について説明しま す。 リポジトリーの作成時にベースラインの作成チェック ボックスが選択されている場合、そのリポジトリーに関連付けられているベ ースラインが、設定セクションのファームウェア/ドライバーページに表示されます。Update Manager によって作成されたベースラ インのコンプライアンスを確認するには、次の手順を実行します。 手順 1. 設定、ファームウェア/ドライバーのコンプライアンスの順にクリックします。 2. 必要なベースラインのチェック ボックスを選択します。 3.
ベースライン コンプライアンス レポートを使用したファームウェアおよ びドライバーのアップデート 前提条件 ● プロキシ設定を使用して HTTP および HTTPS 共有を設定している場合は、アップデート タスクを開始する前に、これらのロー カル URL がプロキシ例外リストに含まれていることを確認してください。 ● 任意の時点でターゲット マシン上で開始できるアップデート タスクは 1 つのみです。 このタスクについて ベースライン コンプライアンス レポートを使用して、ベースラインに関連付けられているデバイスまたはコンポーネントのファー ムウェアまたはドライバーをアップデートすることができます。 手順 1. アップデートするデバイスを含むベースラインで、レポートの表示をクリックします。 2. 1 つまたは複数のデバイスまたはコンポーネントのコンプライアンス レベルをチェックし、対応するチェック ボックスを選択 します。 必要に応じて、詳細フィルターを使用してデバイスまたはコンポーネントを指定します。すべてのチェック ボックスを選択す るには、列見出しのチェック ボックスを選択します。 3.
5 リポジトリーの管理 Update Manager では、次のリポジトリー機能がサポートされています。 ● ● ● ● リポジトリーまたはデバイス バンドルにアップデート パッケージをインポートする。 リポジトリーを削除する。 デバイス バンドルおよびアップデート パッケージを削除する。 リポジトリーを更新する。 これらのいずれかの機能のジョブが進行中の場合、他の操作は許可されません。 リポジトリーのバージョン管理 - リポジトリーの削除以外の前述のいずれかのアクションを実行すると、新しいバージョンのリポジ トリーが作成されます。バージョン番号は 0.
リポジトリーに同じタイプのアップデート パッケージが存在する場合は、インポートされたアップデート パッケージに置き換えられ ます。アップデート パッケージがリポジトリー内の別のアップデート パッケージとまったく同じである場合は、リポジトリーに変更 は加えられません。 リポジトリーの削除 このタスクについて リポジトリーを削除するには、次の手順を実行します。 手順 1. プラグインからアップデート管理に移動し、リポジトリーをクリックします。 2. 1 つまたは複数のリポジトリーを選択して、削除をクリックします。 3. 削除するリポジトリーの特定のバージョンを選択するか、すべてのバージョンを選択します。 4.
リポジトリーを手動で更新するには、次の手順を実行します。 手順 1. プラグインからアップデート管理に移動し、リポジトリーをクリックします。 2. リポジトリーの横にあるチェック ボックスを選択します。 3. ページの右側に移動し、最終更新日の横にあるアイコンをクリックします。 カタログが以前にアップデートされた場合、最後にカタログがアップデートされた日付と時刻が表示されます。 タスクの結果 リポジトリーに関連付けられているカタログは、OpenManage Enterprise のデフォルトのリポジトリーの場所で、使用可能な最新 バージョンにアップデートされます。カタログのバージョンは、ファームウェア/ドライバーのコンプライアンスのカタログ管理ペ ージでもアップデートされます。最新のベースラインおよびアップデート パッケージを使用して、ベースライン コンプライアンス レポートを生成します。リポジトリーがアップデートされ、そのバージョンは 0.
6 Update Manager のメンテナンス トピック: • • • Update Manager の無効化 Update Manager の有効化 Update Manager のアンインストール Update Manager の無効化 手順 1. アプリケーションの設定、コンソールおよびプラグインの順にクリックします。 2. Update Manager セクションに移動し、無効化をクリックします。 3. プラグインの無効化をクリックします。 4. 確認ウィンドウのチェック ボックスを選択して、無効化の確認をクリックします。 タスクの結果 アプライアンスが再起動し、プラグインセクションの下にアップデート管理は表示されなくなります。Update Manager によって作 成されたベースラインは、プラグインが無効化されている場合でも使用できます。 Update Manager の有効化 このタスクについて プラグインが無効化されたら、次の手順を実行して有効にすることができます。 手順 1. アプリケーションの設定、コンソールおよびプラグインの順にクリックします。 2.
タスクの結果 アプライアンスが再起動し、アップデート管理がプラグインセクションに表示されなくなります。プラグインがアンインストール されると、そのプラグインによって作成されたすべてのカタログとベースラインがクリアされ、使用できなくなります。 Update Manager のメンテナンス 21