Users Guide
概要
Dell EMC OpenManage Enterprise Modular(OME-Modular)アプリケーションは、PowerEdge M9002m 管理モジュール(MM)ファ
ームウェアで実行されます。OME-Modular を使用すると、スタンドアロンの PowerEdge MX シャーシまたは MX シャーシグループ
を、1 つのグラフィカルユーザーインタフェース(GUI)から簡単に設定および管理することができます。サーバの導入とファームウ
ェアのアップデートに、OME-Modular を使用できます。シャーシに加えて、コンピュートスレッド、ネットワークデバイス、入出
力モジュール(IOM)、ストレージデバイスなどのシャーシコンポーネントを含めた全体的な正常性管理も実施できます。また、OME-
Modular を使用すると、ハードウェアで次の作業も実行できます。
• 管理ネットワークの接続。
• 検出とインベントリ。
• 監視および電源制御操作とサーマル機能。
OME-Modular を使用して、MX7000 プラットフォームの次のような主要ワークロードを管理できます。
• 大規模かつ非構造のデータおよび分析
• ハイパーコンバージドおよび従来のワークロード
• データベースのワークロード
• ソフトウェア定義型ストレージ
• HPC およびパフォーマンスのワークロード
マルチシャーシ管理(MCM)のリードシャーシでは、次のタスクを実行できます。
• 複数の MX シャーシにまたがるサーバの管理。
• メンバーシャーシの Web インタフェースを起動せずに、リードシャーシからサーバを導入またはアップデート。
• OME-Modular Web インタフェースからファブリックモードでファブリックスイッチエンジンを管理。
• アラートログおよびアクションの管理。
• 仮想 MAC/WWN ID プールの管理。
• サーバプロファイルとテンプレートを使用してコンピュートスレッドを簡単に導入。
OME-Modular では、シャーシ管理者、コンピュート管理者、ファブリック管理者、ストレージ管理者、閲覧者など、シンプルで静
的なロールが用意されています。一方、OpenManage Enterprise では、ロールベースアクセス制御(RBAC)により、静的なグループ
と動的グループを利用できます。
トピック:
• 主な機能
• 本リリースの新機能
• 対応プラットフォーム
• 対応ウェブブラウザ
• その他の必要マニュアル
• Dell サポート サイトからの文書へのアクセス
• OME–Modular とその他 Dell EMC アプリケーションとの位置づけ
主な機能
OME-Modular には、次の主な機能があります。
• サーバ、ストレージ、ネットワーキングのエンド ツー エンドのライフサイクル管理。
• サーバ、ストレージ、およびネットワークの容量を追加するための新しいシャーシの追加。
• 単一のインターフェイス(Web または RESTful インターフェイス)を使用した複数のシャーシ管理。
• ネットワーク IOM と SmartFabric サービスの管理。
• iDRAC9 の自動化およびセキュリティ機能の使用。
本リリースの新機能
OME-Modular の本リリースは、次をサポートします。
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