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ID プールの管理
ID プールは、サーバのテンプレートベースの導入で使用されます。また、イーサネット、iSCSI、FCoE、Fibre Channel(FC)を使用
してシステムにアクセスするために必要な、ネットワーク ID の仮想化を促進します。I/O ID の管理に必要な情報を入力することが
できます。ID は OME–Modular などのシャーシ管理アプリケーションによって管理されます。
サーバ導入プロセスを始めると、テンプレートの説明からサーバをプロビジョニングするために、プールから次に使用可能な ID が
フェッチされます。その後、ネットワークやストレージリソースへのアクセスを失うことなく、サーバ間でプロファイルを移行でき
ます。
サーバプロファイルをスロットに関連付けることもできます。サーバプロファイルは、プールから予約された ID を使用して、サー
バをプロビジョニングします。
ID プールの管理には、テンプレート管理権限が必要です。ID プールには、名前、説明、カテゴリが含まれています。カテゴリには
次のタイプがあります。
• イーサネット
• iSCSI
• FCoE
• FC
ID プールのリストを表示するには 設定 > ID プール を順にクリックします。
ID プール ページには、使用可能な ID プールとその主要な属性のリストが表示されます。ID プール ページで次のタスクを実行でき
ます。
• ID プールのサマリーおよび詳細の表示
• ID プールの作成
• ID プールの編集
• ID プールの削除
• ID プールのエクスポート
ID プールを選択して、ID プールのサマリーと使用状況の詳細を表示します。使用状況の詳細は ID プールのカテゴリを選択して並べ
替えることができます。
Intel NIC の場合、ポート上のすべてのパーティションが同じ IQN を共有します。したがって、[表示]オプションを iSCSI にした場
合、重複する iSCSI IQN が[ID プール] > [使用状況]ページに表示されます。
また、RESTful API コマンドを使用して、ID プールを作成および編集することもできます。
メモ: ID プール ページには、宛先デバイスで導入されているテンプレートが削除されても、MAC の関連付けが表示されます。
トピック:
• ID プールの作成
• ID プールの編集
• ID プールのエクスポート
• ID プールの削除
ID プールの作成
ID プールには、最大 4096 の MAC アドレスを作成できます。次の場合には、エラーメッセージが表示されます。
• 既存のプールと ID 値の重複などのエラーがあるとき。
• MAC、IQN、またはネットワークアドレスを入力しているときの構文エラー。
各 ID プールには、プール内の各 ID の状態に関する情報があります。状態には次の種類があります。
• 割り当て済み
• 予備
ID が割り当て済みの場合は、割り当てられたサーバに関する情報と NIC の識別子が表示されます。ID が予備の場合は、シャーシ内
の割り当てられたスロットに関する情報が表示されます。
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