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使用事例シナリオ
この章では、バックアップ リード シャーシ機能の使用事例について説明します。
トピック：
• MCM リードへのバックアップの割り当て
• バックアップ リードがリード シャーシとして引き継ぎを行うシナリオ
MCM リードへのバックアップの割り当て
バックアップ リード シャーシ機能により、既存のリード シャーシに障害が発生した場合に、シャーシ グループ内のシステムの管理
が容易になります。シャーシ グループの管理には、次のタスクが含まれます。
• 割り当て ― シャーシ グループのメンバーをバックアップとして既存のリード シャーシに割り当てることができます。
• 割り当て解除 ― 既存のバックアップ シャーシの代わりに、グループ内の別のシャーシを選択できます。
• 昇格 ― 既存のリード シャーシに障害が発生した場合に、バックアップ シャーシがリード シャーシとして引き継ぐことを可能に
します。
• 廃棄 ― 既存のリード シャーシを廃棄する必要がある場合に、バックアップがリード シャーシとして引き継ぐことを可能にしま
す。
詳細については、「シャーシ グループ」を参照してください。
バックアップのライフサイクル
バックアップ機能のライフサイクルには次のステージがあります。
1. ステージ 1：バックアップ リードを使用してシャーシ グループを作成します。
2. ステージ 2：リードとバックアップの稼働状態を監視します。
3. ステージ 3：プライマリー リード シャーシをバックアップ リードで置き換えるか、リード シャーシを廃棄します。
バックアップ リードを持つシャーシ グループの作成
シャーシ グループを作成し、リード シャーシにバックアップを割り当てるには、次の手順を実行します。
1. シャーシをラックに設置してスタックします。
2. ラック内の複数のシャーシを配線します。詳細については、「シャーシの配線」および「分散グループを作成するための前提条件」
を参照してください。
3. シャーシ グループを作成し、グループにメンバーを追加します。詳細については、「シャーシ グループ」を参照してください。
仮想 IP の設定はオプションです。仮想 IP によって、常にリードを参照するセカンダリー IP をリードに割り当てることができま
す。バックアップが新しいリードとして引き継ぐと、セカンダリー IP は自動的に新しいリードに移行します。
4. リード シャーシからグループを設定します。
リードと競合する可能性がある設定がメンバー シャーシにある場合は、リードがその設定をグループ全体にプッシュする前に、
それらの設定をクリアしてください。必要に応じて、次を行います。
a. シャーシの設定を行う。
b. ファームウェアをアップデートする。
c. ファームウェア ベースラインを設定する。
d. アラート ポリシーを編集する。
e. テンプレートと ID プールを設定し、デバイスまたはスロットに展開する。
f. その他の設定を行う。
5. シャーシ グループのメンバーの 1 つをバックアップ リードとして割り当てます。
リード シャーシからバックアップ シャーシへの初回の設定データの同期は、割り当てジョブが完了した後も続きます。リード シ
ャーシおよびバックアップ シャーシはどちらもバックアップ シャーシの正常性をレポートします。
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