Users Guide

分離し、そのテンプレートをスロットに再添付して、既存のスレッドを取り外すか再挿入する必要があります。または、
新しいスレッドを挿入します。
iv. スケジュールに基づいて自動アップデート カタログを使用して作成されたファームウェア カタログは、手動アップデー
トとして復元されます。カタログを編集して自動アップデートの方法を設定し、アップデートの頻度を指定します。
v. 古いリードのデバイスへの参照が古い、または参照がないアラート ポリシーは、新しいリードでは復元されません。
c. 実働環境に移行する前に、障害が発生したリードを復元するために必要な手順：
i. バックアップの「昇格」タスクを実行する前に、新しいリード シャーシの電源をリモートでオフにします。シャーシの
電源をオフにしなかった場合は、部分的な障害が発生したリードがオンラインになり、複数のリードが存在する状態に
なることがあります。この状況では、完全な自動検出とリカバリーは行えません。以前のリードがオンラインになった
ときに自動リカバリーが可能な場合、以前のリードは強制的にメンバーとしてグループに参加させられます。
ii. 新しいリードで、グループから以前のリード シャーシを削除して、参照を削除します。
iii. 古いリードで、障害が発生したリード シャーシをできるだけ早くグループのスタックから物理的に取り外します。古い
リードのコンピュートに導入された ID プールの割り当てを含むテンプレートがあった場合は、コンピュートから ID プ
ールの割り当てを回収します。ID プールの割り当てを回収する必要があるのは、古いシャーシが実働環境に復帰したと
きにネットワーク ID が競合するのを防ぐためです。
iv. 古いリード シャーシからファブリックを削除しないでください。ファブリックを削除すると、古いリードがネットワー
クに再度追加されたときに、ネットワークが失われる可能性があります。
v. 古いリードで、次の REST API ペイロードを使用して、「設定のリセット」を強制的に実行します。
URI：/api/ApplicationService/Actions/ApplicationService.ResetApplication
メソッド：POST
ペイロード：{"ResetType": "RESET_ALL", "ForceReset": true}
d. 古いリードで正常に動作しているコンポーネントを、グループ内の他のシャーシに再配置します。
i. 古いリードから新しいリードまたはグループ内のメンバー シャーシにネットワーク スイッチを再配置して、ファブリッ
クの正常性を復元します。
ii. 古いリードから新しいリードまたはグループ内のメンバー シャーシにコンピュートを再配置します。古いリード シャ
ーシで実行していたワークロードを再開する前に、新しいテンプレートまたは ID をコンピュートに導入する必要があり
ます。
Identifier
GUID-189CDE37-8AC2-4443-9F3B-B4991CE3D6ED
Version 3
Status Translation approved
リード シャーシの廃棄
リード シャーシが長期間実行されていて、本番環境から一時的または恒久的に取り除く必要がある場合、「廃棄」オプションを使
用すると、バックアップ シャーシがシャーシ グループのリードを引き継ぐことができます。リード シャーシは、グループから正
常に取り外すことができます。また、「廃棄」オプションによってリードはリードの役割を終えますが、引き続きグループのメン
バーとなります。
1. リード シャーシから「廃棄」タスクを実行します。
a. 「廃棄」タスクが開始すると、ジョブが作成されます。グループ内のシャーシ数と復元する設定の量に応じて、このジョブ
の完了には 10 分から 45 分かかる可能性があります。
b. リード シャーシがアラートを外部の送信先（E メール、トラップ、システム ログ）に転送するように構成されている場合、
グループ内のコンポーネントが生成するアラートは、それぞれのハードウェアでローカルでのみ確認できます。また、廃棄
タスクとリード シャーシを引き継ぐバックアップ シャーシが進行中の場合は、アラートがログに記録されます。「廃棄」タ
スクが完了してからバックアップが昇格するまでの間は、グループ管理が停止します。この停止の間は、設定された外部の
送信先へのアラートの転送も停止します。
2. 「廃棄」タスクが完了する際のバックアップの予期される動作は、次のとおりです。
a. バックアップ シャーシが新しいリードになり、すべてのメンバー シャーシは、廃棄されたリード シャーシでアクセス可能
であったのと同様にアクセス可能になります。新しいリード シャーシがグループ内のすべてのメンバーを再検出します。
いずれかのメンバー シャーシにアクセスできない場合、そのメンバーはリード シャーシの［ホーム］ページに引き続き表
示され、接続が切断されていることと利用可能な修復オプションが示されます。修復オプションを使用して、メンバー シャ
ーシをグループに再び追加するか、またはグループから削除します。
b. すべてのファームウェア ベースラインまたはカタログ、アラート ポリシー、テンプレートまたは ID プール、ファブリック
の設定が、廃棄されたリード シャーシにあったときと同様に復元されます。
3. 「廃棄」タスクが完了する際の古いリード シャーシの予期された動作は、次のとおりです。
a. 古いリードをスタンドアロン シャーシとして廃棄することを選択した場合は、その古いリードにテンプレート/ID プールの
設定が引き続き存在します。新しいリードとの競合を避けるために、次の手順を実行して設定をクリアします。
i. 以前のリードをグループから削除します。
ii. 古いリードのコンピュートに導入されている ID プールの IO ID を回収します。
148 使用事例シナリオ