Dell OpenManage Client Instrumentation バージョン 8.
メモ、注意、警告 メモ: コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その問題を回避するための方法を説明してい ます。 警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。 © 2013 Dell Inc. 本書に使用されている商標:Dell™、Dell のロゴ、Dell Boomi™、Dell Precision™、OptiPlex™、Latitude™、PowerEdge™、PowerVault™、 PowerConnect™、OpenManage™、EqualLogic™、Compellent™、KACE™、FlexAddress™、Force10™ および Vostro™ は Dell Inc. の商標で す。Intel®、Pentium®、Xeon®、Core® および Celeron® は米国およびその他の国における Intel Corporation の登録商標です。 AMD® は Advanced Micro Devices, Inc.
目次 1 はじめに......................................................................................................................................5 OMCI 概要................................................................................................................................................................ 5 OMCI アーキテクチャ............................................................................................................................................5 本リリースの新機能..................................
ログレコード................................................................................................................................................. 18 物理的資産..................................................................................................................................................... 18 システムメモリプロファイル..................................................................................................................... 18 5 Dell OpenManage Client Instrumentation の使用....................
はじめに 1 Client Instrumentation とは、クライアントシステムのリモート管理を可能にするソフトウェアアプリケーショ ンのことを指します。Dell OpenManage Client Instrumentation(OMCI)ソフトウェアは、クライアントシステム の情報へのアクセス、ステータスの監視、またはリモートからのシステム状態の変更(シャットダウンなど) を行うための各種リモート管理アプリケーションプログラムを有効化します。 標準的なインタフェースを 介して主要システムパラメータを使用する OMCI は、システム管理者が展開された Dell クライアントシステ ムのインベントリの管理、システム正常性の監視、および情報の収集などを行うことを可能にします。本書 では、OMCI とその各種機能の概要について説明します。 OMCI 概要 OMCI は、システム管理プロトコルであるコモンインフォメーションモデル(CIM、Common Information Model)標準を使用して Dell クライアントシステムを管理します。CIM は、総所有コストを削減し、セキュリ ティを強化する
• ューマです。これらのアプリケーションは WSMAN/CIM Object Manager(CIMOM)経由でクライアン ト情報を要求しアラートを送信します。 OMCI CIM プロバイダ — CIMOM の配下にあり、CIMOM に登録された 2 つの CIM プロバイダが含まれ ています。 – – インスタンスまたはメソッドプロバイダは、作成、削除、変更、クエリなどのユーティリティ 操作が可能になるインタフェースを実装します。 インディケーションプロバイダは、WMI インディケーション(イベント)のためのインタフ ェースを実装します。 CIMOM は、情報の要求を受け取ると、その要求を適切なプロバイダに転送します。この層に は Dell と Microsoft の両プロバイダが存在し、システムのデバイスに関する情報を提供します。 プロバイダは CIMOM からの管理アプリケーションの要求をデータルーターに送信します。 • OMCI データマネージャ — 上の層からの要求に基づき、データプロバイダをロードします。 • データプロバイダ — ハードウェア、ドライバ、オペレーティングシステムデータ
• Intel RAID アラートのサポート 詳細に関しては、www.dell.com/support/manuals にある 『Dell OpenManage Client Instrumentation リファレンス ガイド』を参照してください。 機能 OMCI の主な 機能は次のとおりです。 • CIM 2.17 スキーマのサポート • BIOS 設定 • WMI セキュリティ • イベント報告 • リモートシャットダウン • WMI-CIM プロトコルおよび WSMAN を使用したシステム情報へのアクセス • 詳細な設備資産情報の編集 • リモートウェイクアップの設定機能 • システム設定のリモート変更 • システム正常性の監視と状態の報告 • CSMI v .81 準拠ドライバで動作する RAID コントローラの RAID アラートおよび RAID 報告 CIM 2.17 スキーマのサポート OMCI は CIM 2.
イベント報告 OMCI は Dell システム上のイベントを検出して、潜在的な故障、設定変更、およびシャーシ侵入についてロー カルユーザーとネットワーク管理者に警告します。これらのイベントは、Open Manage Essentials(OME)な どのシステム管理アプリケーションで表示されます。 リモートシャットダウン OMCI はリモートでのシステムシャットダウンと再起動をサポートしています。 情報へのアクセス OMCI は、BIOS のリビジョンやシステムモデルなどのシステム情報へのアクセスを、CIM を使用し、WMI 経 由で提供します。WMI 経由での情報へのアクセスには、WSMAN プロトコルも使用可能です。 詳細な資産情報 OMCI は、プロセッサ、PCI デバイス、バッテリなどの詳細なインベントリ情報へのアクセスを提供します。 リモートウェイクアップの設定 OMCI は、リモートのウェイクアップ設定の実行をサポートしています。リモートウェイクアップは、クライ アントシステムとネットワークネットワーク(NIC)の機能です。 システム設定のリモート変更 OMCI を使うことにより、IT
標準およびプロトコル 2 OMCI は、Microsoft Windows Management Instrumentation(WMI)を使用し、Web Services-Management(WSMAN) プロトコルを有効化します。OMCI は、シンプルネットワーク管理プロトコル(SNMP)を使用して、多種の システムを記述します。 CIM、SNMP、WMI および WSMAN テクノロジの概要 Desktop Management Task Force(DMTF)は、業界で認知されている標準化団体であり、管理標準(CIM およ び ASF を含む)の開発、採用、統一、ならびにデスクトップ、エンタープライズ、インターネット諸環境に 関するイニシアチブを先導する団体です。 CIM CIM は Web-based Enterprise Management(WBEM)イニシアチブの一環として DMTF によって作成されたもの で、管理環境の物理オブジェクトと論理オブジェクトを 1 つにまとめたビューを提供します。 以下は重要な CIM 詳細です。 • • • • • CIM は、管理情報を記述するた
バイスおよびそのサブシステムの管理データの構成を記述します。MIB は、オブジェクト識別子(OID)を含 む、階層型名前空間を使用します。各 OID は、SNMP により読み取りが可能な変数を特定します。 WMI WMI は、Web-based Enterprise Management(WBEM)取り組みの Microsoft による実装であり、Microsoft Windows プラットフォーム上で実装されています。WMI は、CIM および Microsoft 固有の CIM 拡張をサポートします。 WMI には次が含まれます。 • クエリベースの情報検索やイベント通知などの、強力なネイティブサービスのセット。 • Windows スクリプティングホスト(WSH)による広範なスクリプティング機能。 • CIM オブジェクトと情報のためのインタフェースおよび操作ポイントとなる CIMOM。 • CIMOM が管理データを保存するリポジトリ。 OMCI アーキテクチャでは、CIMOM とレポジトリは Microsoft WMI Object Manager によって表示されます。 CIMO
OMCI で使用される DMTF プロファイルの詳細については、www.dell.
3 システム要件 本章では、OpenManage Client Instrumentation(OMCI)のハードウェア要件とソフトウェア要件に関する情報 を提供します。 ハードウェア要件 要件 詳細 システム SMBIOS 2.3 以降搭載の Optiplex、Dell Precision ワークステーション または Latitude システ ム。 ソフトウェア要件 要件 対応オペレーティングシ ステム 詳細 • • • • Microsoft Windows 8 Microsoft Windows 7 Microsoft Windows Vista Microsoft Windows XP メモ: Microsoft Windows XP 以降の場合は、.NET Framework 3.5 SP1 また は .Net Framework 4.
ユーザーシナリオ 4 本章では Dell OpenManage Client Instrumentation(OMCI)のさまざまなユーザーシナリオについて説明します。 OMCI は次の目的に使用できます。 • • • • 資産管理 設定管理 正常性監視 プロファイル シナリオ 1:資産管理 多くの Dell システムを使用するある企業では、ビジネスにおける変更や情報テクノロジー(IT)スタッフの 変更が原因で、正確なインベントリ情報を維持できませんでした。情報担当役員(CIO)は、どのシステム が Microsoft Windows Vista に移行可能であるかを特定するための計画を要求しました。この計画には、サイ ズ、適用範囲、およびこの種のプロジェクト実施における財務的な影響を評価するために、展開されている システムの評価が必要でした。これらの情報の収集には、多大な労力を要します。各クライアントシステム ごとに IT スタッフを派遣することは、スタッフの労働時間、ならびにエンドユーザーの仕事が中断されると いう面で、高コストになります。 各 Dell クライアントシステムで OMCI を使用す
課題となるのは、それぞれの Dell コンピュータの BIOS の起動順序設定を、実際のデスクトップで操作を行う ことなく変更することです。各クライアントシステムに OMCI がインストールされていると、IT 部門にはリ モートで起動順序を変更するオプションがいくつかあります。Open Manage Essentials(OME)は、OptiPlex、 Dell Precision ワークステーション、および Latitude システムのすべての BIOS 設定をリモートで変更するため に使用できる管理コンソールです。もうひとつのオプションは、起動順序の設定を変更するスクリプト(VB/ PowerShell/WMIC)を作成することです。このスクリプトはネットワーク経由でリモートで配布し、各クライ アントシステムで実行することができます。詳細については、 www.dell.
バッテリプロファイル 1. DCIM_Battery クラスのインスタンスを列挙または取得することによって、バッテリの状態を特定します。 2. 予測稼働時間を決定し、予測充電残量を確認します。 3. DCIM_Battery クラスのプロパティ Operational Status および HealthState を使用して、バッテリ正常性の情 報を判別できるか確認します。 4. DCIM_Sensor.CurrentState プロパティまたは CIM_NumericSensor.CurrentState プロパティを使用して、バッ テリ正常性の追加情報を取得します。 BIOS 管理プロファイル 1. クラス DCIM_BIOSElement.Version のインスタンスを列挙して BIOS バージョンを決定します。 2. BIOS 属性値が変更可能かどうかをチェックします。DCIM_BIOSAttribute クラスのインスタンスを取得し ます。その IsReadOnly プロパティが FALSE に設定されていれば、その属性は変更可能です。 3.
ログレコード 1. DCIM_RecordLog インスタンス中の ElementName プロパティが目的の名前に該当する DCIM_RecordLog イ ンスタンス を選択することにより、ログ名を特定します。 2. 個々のログエントリを検索します。 DCIM_LogManagesRecord アソシエーションによって関連付けされ ている DCIM_RecordLog の所定のインスタンスと関連付けられた DCIM_LogEntry インスタンスをすべて 取得します。インスタンスは RecordID に基づいて並べ替えます。 3. プロパティ Enabledstate が 2(有効を示す)および EnabledState が 3(無効を示す)に設定されているク ラス DCIM_RecordLog のインスタンスを列挙してレコードログが有効化されているかを確認します。 4.
5 Dell OpenManage Client Instrumentation の使用 次のいずれかにアクセスして Dell OpenManage Client Instrumentation(OMCI)によって提供される情報を使用 できます。 • root\dellomci namespace(レガシー) • root\dcim\sysman(標準) OMCI はこれらの名前空間内のクラスを介して情報を提供します。詳細については、support.dell.com/manuals の『Dell OpenManage Client Instrumentation リファレンスガイド』を参照してください。 ポーリング間隔の設定 ファンプローブ、温度プローブ、電圧プローブ、電流プローブ、ディスク容量の増減、メモリ容量の増減、 プロセッサ速度の増減、およびディスク容量などのポーリング間隔を、dcsbdy32.ini または dcsbdy64.ini ファイ ルを使用して変更することができます。dcsbdy32/64.
アドバンスフォーマットドライブの検出 Dell クライアントシステムは、より大きなストレージ容量と、512 バイトセクタのハードドライブ(HDD)の 制限に対処するため、アドバンスフォーマット(AF)ドライブへの移行を実施中です。4k セクタのハードド ライブへの移行は後方互換性がありますが、現在の AF ハードドライブ(512e ハードドライブとも言われま す)は、512 バイト SATA にマッチし、4k で動作します。移行中は、パーティション境界が位置合わせされて いないドライブがクライアントシステムで発生し、その結果、512e ドライブを処理するセクタベースの暗号 化ソフトウェアパッケージの不具合が発生するといったようなパフォーマンス問題が生じる可能性がありま す。OMCI を利用することにより、システムのハードウェアドライブが 4k AF ドライブかどうかを識別でき、 このような問題を回避することができます。 起動設定 クライアントシステムは、次の 2 つの起動設定を持つことができます。 • レガシー(BIOS) • UEFI OMCI では、起動設定(レガシーまたは UEFI)が次のクラ
DCIM_BootSourceSetting インスタンスが、DCIM_BootConfigSetting のインスタンスのひとつに関連付けられま す。 DCIM_OrderedComponent DCIM_OrderedComponent アソシエーションクラスは、DCIM_BootConfigSetting のインスタンスと、起動デバイ スが属する起動リストタイプ(レガシーまたは UEFI)を表す DCIM_BootSourceSetting のインスタンスを関連 付けるために使用されます。DCIM_OrderedComponent の GroupComponent プロパティは DCIM_BootConfigSetting のインスタンスを参照し、PartComponent プロパティは DCIM_BootSourceSetting のイン スタンスを参照します。 ChangeBootOrder メソッドを使用した起動順序の変更 1. WMI ツールをインストールします。 2. WMI CIM Studio を起動します。 3. 名前空間として root\dcim\sysman を入力しま
BIOS 属性は、SetBIOSAttributes メソッドを使って設定できます。次に、Trusted Platform Module (TPM)を有 効化する例で手順を説明します。 TPM を有効にするには、次の手順を実行します。 1. Microsoft WMI Tools をインストールします。 2. WMI CIM Studio を起動します。 3. 名前空間として root\dcim\sysman を入力します。 メモ: お使いのシステムの Internet Explorer のバージョンと WMI CIM Studio との互換性がない場合 は、右側のパネルのコントロールが無効になります。この問題を解決するには、ツール → 互換表 示設定 の順にクリックして、すべてのウェブサイトを互換表示で表示する を有効にします。 4. DCIM_BIOSService クラスを検索します。 5. Instances(インスタンス)アイコンをダブルクリックし、DCIM_BIOSService のインスタンスを列挙しま す。 列挙されたインスタンスをダブルクリックします。 6. 7.
6 よくあるお問い合わせ(FAQ) DCIM_OrderedComponent.AssignedSequence プロパティを使っ て起動設定での起動順序(シーケンス)を見つける方法を教 えてください。 DCIM_BootConfigSetting インスタンス(レガシーまたは UEFI)が、DCIM_OrderedComponent アソシエーション によって関連付けられた複数の DCIM_BootSourceSetting インスタンス(起動デバイス)を持っている場合は、 起動プロセス中に関連付けられた DCIM_BootSourceSetting インスタンス(起動デバイス)が使用されるシー ケンスを判別するために DCIM_OrderedComponent.AssignedSequence プロパティの値が使用されます。関連付 けられた CIM_OrderedComponent.
1. winrm quickconfig コマンドを使用して、システムの winrm を設定してください。 2. 次を参照してシステムにトークンのサポートがあるか確認してください。 – BIOS セットアップの F2 画面 – wbemtest などのツールを使用して、スクリプトで定義される keyValue がシステム上に存在する か確認します。 メモ: デルでは、デルのサポートサイトで入手可能な最新の BIOS を使用することをお勧めしていま す。 BIOS の属性の設定方法を教えてください。 BIOS の属性は、DCIM_BootService.
トラブルシューティング 7 WMI にリモート接続できない 管理アプリケーションでリモートクライアントコンピュータシステムの共通情報モデル(CIM)情報を使用 できない場合、または分散型コンポーネントオブジェクトモデル( DCOM)を使用するリモート BIOS アップ デートが失敗した場合、次のエラーメッセージが表示されます。 • • アクセスが拒否されました Win32:RPC サーバーが使用できません 1. クライアントシステムがネットワークに接続していることを確認し、サーバーのコマンドプロンプトで 次の情報を入力します。 ping and press . 2.
a) スタート → ファイル名を指定して実行 をクリックしてから、compmgmt.msc と入力し、OK をクリッ クします。 b) サービスとアプリケーション の WMI コントロール に移動します。 c) WMI コントロール を右クリックし、プロパティ をクリックします。 d) セキュリティ タブをクリックし、Root ツリーの DellOMCI を選択します。 e) セキュリティ をクリックします。 f) アクセス制御の対象となるグループまたはユーザーを選択し、許可 または 拒否 チェックボックスで 権限を設定します。 WMI CIM Studio を使用してリモートシステムからシステムの WMI(root\dellomci)に接続するには、次の 手順に従ってください。 a) ローカルシステムに CIM Studio と一緒に WMI ツール をインストールし、リモートシステムに Dell OMCI をインストールします。 b) WMI にリモート接続ができるように、システムのファイアウォールを設定します。たとえば、 Windows ファイアウォールでは TCP ポートの 135 と 445 を開き
デルへのお問い合わせ 8 メモ: お使いのコンピュータがインターネットに接続されていない場合は、購入時の納品書、出荷伝票、 請求書、またはデルの製品カタログで連絡先をご確認ください。 デルでは、オンラインまたは電話によるサポートとサービスのオプションを複数提供しています。サポート やサービスの提供状況は国や製品ごとに異なり、国 / 地域によってはご利用いただけないサービスもござい ます。デルのセールス、テクニカルサポート、またはカスタマーサービスへは、次の手順でお問い合わせい ただけます。 1. dell.com/support にアクセスします 2. サポートカテゴリを選択します。 3. ページの上部にある「国/地域の選択」ドロップダウンメニューで、お住まいの国または地域を確認しま す。 必要なサービスまたはサポートのリンクを選択します。 4. その他の必要マニュアル 本ユーザーズガイド以外にも、www.dell.
– クライアントシステム管理 – エンタープライズシステム管理 – リモートエンタープライズシステム管理 – Serviceability Tools 6. マニュアルを表示するには、必要な製品バージョンをクリックします。 メモ: または、次のリンクを使用してマニュアルに直接アクセスすることもできます。 • 28 エンタープライズシステム管理マニュアル — dell.com/openmanagemanuals • リモートエンタープライズシステム管理マニュアル — dell.com/esmmanuals • Serviceability Tools マニュアル — dell.com/serviceabilitytools • クライアントシステム管理マニュアル — dell.com/OMConnectionsClient • OpenManage Connections エンタープライズシステム管理マニュアル — dell.